顕示したかったのは
安倍氏銃撃犯の動機について、多くの犯罪心理学者が歪んだ自己顕示欲によるものとして片付けたがっているようだ。 しかし彼の行動は極めて冷静で第3者に被害が及ぶことを極力避けようとするなど緻密なものだ。 そこから見えるのは、動機が自己顕示欲では無いと言うことだ。
彼が顕示したかったのは、似非宗教団体と有力な保守政治家のもたれ合いだ。 団体が票を提供して政治家が後ろ盾として間接的に支援する。 彼はそれを白日の下にさらしたかったのだ。 それは彼が意図した以上に達成された。 さらに、有力政治家が背後にいることで、さらに国家公安委員長まで後ろ盾とあっては、公安当局も手出しが出来ない。 そんな事情まで明らかになった。
今回の事件は政治テロでは無かったが、政治以前の政治家達の闇の世界を垣間見させてくれたようだ。
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