やぶ蛇
藪をつついて蛇を出してしまった形のロシア。 脅せば言いなりになると踏んでいたウクライナを始め、これまで中立的立場を取っていた周辺国が一斉にNATO寄りにスタンスを変えたため以前より悪い状況になりつつある。
ロシアが指導する軍事同盟を総動員して形勢を逆転しようとする様子も見えるが、体面が丸つぶれになったロシアの言いなりにならない同盟国も出てくるだろう。 ロシアの従属国として知られるベラルーシは開戦後曖昧な姿勢をとり続けているが、攻撃に参加しなくてよかったと思っているかも知れない。
今後プーチン氏が体面を保って終戦にこぎ着けることが出来るかどうだか、それは時間が経つにつれてどんどん難しくなって行きそうだ。 そのあげくに、破れかぶれの核兵器使用、それも八つ当たりの多国攻撃にならなければよいのだが。 日本もミサイル防衛システムは常に稼働させておく必要があるだろう。 そのシステムが有効かどうかは不明だが。
現状で核戦争につなげずにプーチン氏を止められるのはロシア国民だけだ。 しかし、太平洋戦争時の日本人と同じく政府のプロパガンダに染め上げられている今のロシア人にはそれは無理な注文かも知れない。
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