ヒトラーのポーランド侵攻のようには行かなかったウクライナ侵攻
プーチン氏の電撃作戦はヒトラーのポーランド侵攻のようにはうまく行かなかったようだ。 数日の内にウクライナが降伏すれば、欧米諸国がつべこべ言わぬうち傀儡政権を樹立出来ると見込んでいたのではないかと思われる(*)。 しかし予定外に手間取ってしまい、その間に外交経済両面での圧力が高まってしまった。
原因はいくつもあるだろうが、一つはウクライナ内の親露勢力を過大評価したこと、そしておそらくはロシア軍兵士の戦意が低いのだろう。 KGBの伝統を継ぐプーチン氏の予想以上に時代が変わってしまっていたと言えるのかもしれない。 相手国を降伏させて傀儡政権に交代させるという、ソ連時代の常套手段はもはや通用しないと言う事だろう。
KGBの申し子のプーチン氏の今後がどうなるのか? 彼がもくろんでいると思われる終身大統領、ツァーリ・プーチンは遠のいた可能性が高い。 たとえウクライナが降伏したとしても、今後はロシア国内の政治的混乱が広がるのかも知れない。 あるいはヒトラーばりの独裁強権政治になるのだろうか?
(*)かつてソ連がハンガリーやポーランドでやったようにだ。
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