競技服問題
女子選手の体の線があらわになる競技服姿が、性的関心の対象として撮影されるとして抗議の声が上がっている。 しかしこの問題の背景には、コーチや監督による着用強制が有るのでは無いかと考える。
セクシー競技服の起源を考えると、私の最も古い記憶は1980年代のジョイナーだ。 彼女はハイレグのワンピース水着のような体に密着する競技服を着用して、派手なメイクアップと共に話題になった。 当時の日本ではジョイナーの競技服はゲテモノ扱いで追随する日本選手はいなかったように記憶する。 その後の状況は関心が無かったので記憶に無いが、水着の露出増加の後を追うようにセパレートになり、ビキニ水着に近づいてきたのだろう。
日本でも10年ほど前から露出が多い競技着を着用する女子選手が現れ始め、日本人女子選手中にもへそピアスをする選手がいた。 そんな傾向の中で、成績が良くなるからと理屈を付けてコーチなどが着用を強制するようになったのでは無いだろうか。 露出が多い競技着をチームユニフォームとしている航行や大学のチームもあるからだ。 体を鍛えている人々の中には、男女を問わず体を見せびらかしたい欲求が出てくるようで露出の多いウエアを好む傾向があるように思う。 努力の成果を誇りたい気持ちは当然出てくるはずだから。 それに引きずられて、アスリートが鍛えた体を人に見せるのは当然という風潮も出てくるだろう。
しかし問題は人はそれぞれ異なり、鍛えた体を見せびらかしたいものと恥ずかしいからいやだというものの両方がいるのは当然だ。 だから、コーチやチームの幹部が露出の多い競技着の着用を強制せず、選手が自分の好みで競技着を選べるようにすべきだ。
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