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October 22, 2021

トンデモ科学者の疑問;原初の地球は超臨界水に覆われていた?(海洋水の起源)

2021/10/21の「コズミックフロント】のテーマは海洋水の起源についてだった。

以前の説では重爆撃期の地球の表面は溶岩に覆われており、その高温で水は全て蒸発して宇宙空間に失われてしまい、その後彗星によって持ち込まれたものだと考えられていた。 しかし最近の研究では海洋水の大部分は始めから地球にあったものではないかと考えられ始めているそうだ。

誕生時の地球には大量の水が有り、重爆撃期に地表が溶岩の海になっても現在の30倍という分厚い水蒸気の大気となって保持され、月が生まれたジャイアンとインパクトによっても一部が失われただけだったのだそうだ。

そこで当時の地表の大気圧を見積もろうと目算を始めて気がついた。 地表の大気圧は現在とは比べものにならない高圧で、地表温度が高いので30×30=900気圧とまでは行かないににしても3~5百気圧にはなりそうだ。 そうすると地表近くは水の臨界条件を遙かに超えていて、大気下層部の水は超臨界水になっていたはずだ。 つまり当時の地表は超臨界水の層に覆われていたことになる。

そうなると今度は超臨界水と溶岩の相互作用が気になる。 超臨界水層には溶岩の様々な成分が溶け出し、逆に溶岩中に超臨界水が溶け込んでいたろう。 もしかすると地表には明確な境界は無く、溶岩と超臨界水とが渾然となった状態だったかも知れない。 と言ってもこれは素人が描くイメージで、実際にどの様な状況があり得たのかは超臨界流体の専門家に尋ねるしか無い。 いずれにしても、これまで描かれていた地表の黄経とはかなり異なったものなるだろう。

私に言えるのは、超臨界水が溶岩に溶け込み、それによって温度が低下した溶岩が沈むことによって、大量の水が地球内部に取り込まれた可能性があると言うことだ。

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