キンモクセイ(金木犀)(2021)
例年10月上旬から、冷え込んだ朝に芳香を放つ「キンモクセイ」が今年はまだ花を咲かせていない。 10月上旬まで晩夏と言いたくなるような高温が続いたためだろう。 枝を見上げてみると、米粒ほどの緑のつぼみがあるだけだ。
だが今週から一気に晩秋から初冬と言いたくなる低温に見舞われているので、週末ぐらいからは花を開き始めるかも知れない。
朝、窓を開くと凜とした霊気と共に入ってくる芳香はなんとも言えない味わいがある。 最近の子供はトイレのにおいと言うそうだが、本物の「キンモクセイ」の香りをかがせてやりたいものだ。
それにしても、今年は晩夏からいきなり初冬になって秋の無い年になるのだろうか。 急に冷え込んできたので低山でも見事な紅葉が見られるのだろうが・・・。
補足;類縁種に白い花を咲かせる「ギンモクセイ(銀木犀)」があるが、こちらは「ヒイラギ(柊)」に似た化粧品じみた油っぽい香りで私は好まない。 また、「キンモクセイ」と「ヒイラギ」の雑種の「ヒイラギモクセイ」というものもあり、これは公園などに植えられているのをよく見かける。
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