二大国に勝利したタリバン国
最初にアフガニスタンを支配したタリバンの前身であるイスラム勢力を攻撃したのは旧ソ連だ。 ソ連は、ソ連内のイスラム系共和国でテロやゲリラ戦を支援するアフガニスタンのイスラム勢力を一掃しようと、アフガニスタンに侵攻したが結局敗退した。
その後タリバンにつながるイスラム勢力が穏健派イスラム勢力と戦う時代が続いたが、同時テロ事件の後アルカイダの残党がかくまわれているとして米国が進行した。 そしてタリバンとアルカイダをまとめて相当しようとしたがアルカイダの主要人物を暗殺しただけに終わった。 攻撃されたタリバン勢力は国内に散らばってゲリラ戦を展開したため、ここから米国の長い戦争が始まった。
アフガニスタンの中央政府は米国の後押しで国を統一しているように見せかけていたが、実際は点と線を支配しているだけでタリバンを一掃することは出来なかった。 さらに米国とって不都合なことは、タリバンはアフガニ人だけでは無くパキスタンとの国境したいを実質的にしないするパシュトン人も多く参加していて、この地域には米軍もパキスタンも手が出せない。 その結果タリバンは徐々に勢力を回復し、アフガニスタン国内に浸透して根を張った言った。
またアフガニスタンに限らないが、キリスト教の教義に基づいた西欧流の道徳の押しつけに反発する一般人も増えていることが、タリバンの復権の青通しをしている様に見える。 西側のメディアが報じているよりもタリバンの支持者は遙かに多いと考える方が良い。 でなければこれほどの短時間で全土を席巻する勢力を持つことは出来ないだろうから。 アフガニスタンの今後を考える場合にはそれも考慮すべきだ。
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