印象操作
NHKBS-1のニュースで、新型肺炎ワクチンについて「約190万人に接種して激しいアレルギー反応が出た例が21人に上った」と報じていた。 ニュースとしてはそれで良いのかも知れないが、「上った」は印象操作と言えるなと感じた。
なぜならば、「上った」を「止まった」に置き換えると印象がまったく変わるからだ。 「上った」ではワクチンに否定的な印象を受けるが「止まった」では肯定的な印象を受けるだろう。 さらに単なる「だった」にすれば報道側は特に意見を示さず、視聴者に判断をゆだねる意味合いが強くなる。
このように言い回しで印象を如何様にも操作できる。 言い換えると不注意な言い回しによってまったく意図せぬ印象を与えることがある。 報道関係者はこの点に留意して言い回しに気をつけて欲しい。
Recent Comments