不覚の熱中症
数日前、不覚にも熱中症で動けなくなってしまった。
所用で朝から外出した帰りの昼間でまだ間がある時間のことだ。 神戸の常で帰り道は長い坂道を登らなければならないので、行き帰りとも自販機で買った水を少しずつ飲みながら歩いていた。 自宅のあるマンションに入るまではまったく異常が無かったのだが、玄関の網戸の鍵を開けようとしている内に急に脱力に襲われた。 そしてかろうじて鍵を開けて玄関に入ったところで倒れ込んで動けなくなってしまった。 異常を感じ始めてから動けなくなるまで2分と掛かっていないはずだ。
幸い5分ほどで動けるようになったが、坂道を登っている途中で発作が起きれば救急車のお世話になりかねなかった。
これまでにも数回熱中症の軽度の発作を起こしたことはあるのだが、その時は自販機にたどり着いて清涼飲料水を何本か買って飲むだけの時間的余裕があった。 また、脱力を感じ始めるとともに大量の発汗があった。 しかし今回は発汗し始めたのは動けなくなってからだった。
振り返ってみると、厚さを感じず発汗もしていなかったこと自体が熱中症の徴候だったのだろう。 熱中症の徴候は早くから感じ取れることもあれば、ほとんど前兆なしに動けなくなることもあると知った今回の経験だった。
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