トンデモ科学者の疑問(園芸編)
久々にトンデモ科学者もの。
テレビを見ているとスイスのアルプス地方の風景を紹介していたが、家の周りの花々の色が鮮やかなことに見惚れた。 そこで子供の頃の記憶がよみがえってきた。
父が東京の家の庭でダリアなどを作っていてそれなりに美しかったのだが、北海道に転居してからは同じダリアでも遙かに色鮮やかに咲くようになった。 父はそれを紫外線が強いからだろうと言っていたが、気がつくと東京を離れた観光地などでもやはり花の色が鮮やかだった。 私はそれを空気がきれいなところでは花の色が鮮やかになると理解した。
今そのことを考えてみると、そもそも葉緑素以外の植物の色素は紫外線に弱い組織を守るためだと言う。 新芽の赤や黄色の色素は、新芽を紫外線から守るために植物が作るのだそうだ。 一方花の色は、昆虫や動物に蜜や花粉のありかを教える為だという。 その為に葉が進化して花弁になったとすれば、紫外線が強い方が色素が多量に作られて色が鮮やかになるとしても理解できる。
結論;空気がきれいな場所ほど花の色が鮮やかになるのは、そのような場所では紫外線が強い為だ。
推論;花の色を鮮やかにしたければ、紫外線が空気がきれいな場所並に強い光源で照明して育成すると良い。
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