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July 26, 2020

トンデモ科学者の疑問;地球の水はどこから来たのか?

しばしば地球の水はどこから来たのか話題になる。 理由は、かつて有ったと言われる多数の小惑星との激しい衝突があった時代(重爆撃時代とも言うそうだ)に地表が高温になって溶融したため、それ以前にあった水が蒸発して失われたあと、どこからか供給されたものだと言われるからだ。

そしてその水がどこから来たかについてはいくつかの説がある。 一つの説は氷で出来た小惑星(彗星)が持ってきたとする。 また、別の説では重爆撃時代地表が溶融しても地下の岩石には多量の水が含まれていてそれが時間をかけて地表に出てきたとする。 だが果たして他の可能性は亡いのだろうか?

私は重爆撃時代に水が失われなかったのではないかと考える。 理由は地表の水が蒸発しても、大部分は大気として地球に留まることができたのではないかと考えるからだ。

今地表にある水を均一に地表に広げると、約3,000mの厚さになる。 これをすべて蒸発させると地表の気圧は約300気圧にもなる。 つまり当時の地球は現在の金星に似た、分厚い大気層に包まれた状態だったのではないかと考えているのだ。 それだけの大気がたかだか数億年で失われたとは考えにくい。 蒸発しても大部分は地球に留まり、雨となって降っては地表を冷却し、蒸発して高空から赤外線を放射することで地球を冷却したと考えられる。

もちろんこれは、重爆撃時代以前に今とさして変わらぬ量の水があったとしてのことだが、今ある水の大部分が重爆撃時代後に彗星や氷小惑星が持ってきたものだとするよりは無理がないと思う。 もちろん、重爆撃時代以前には地表の水はさほど多くなかったが、重爆撃時代の高温で内部から大量の水が出てきたとしても良い。


補足;300気圧で1,000℃を超えるとなると超臨界水か・・・・。 超臨界水に覆われた灼熱の地表とはどんな状態なのだろうか。

超臨界状態でも対流はするだろうから、上昇して気圧が下がると気化して蒸発熱を奪う。 そしてさらに上昇して高空で冷えると雨になって降ってくる事になるのだろう。


 

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