マスクは他者への思いやり
これはBS1のワールドニュースで見たカリフォルニア州のマスク着用キャンペーンの文言で、マスクをすることの意味を的確に言い表している。 マスクは自分への感染を防ぐ効果は小さいが周囲に人に感染させるリスクを低下させると言うことを、州政府とは言え米国の行政府が言い始めたことに驚いた。
これまで米国ではマスクをする意味はほとんど無いという考えが主流だったことを考えると大きな転換だ。
一方日本を見るとどうだろう。 ほとんどの人は他人に感染させるリスクを嫌ってマスクをしているが、専門家の中には相変わらずマスクをするのは意味がな一途主張するものが残っている。 暑い季節になったので熱中症を避けるためにマスクはしない方が良いと決めつける人もいる。 ほとんどの人は周囲の状況に応じてつけたり外したりしているようなのでそれで良いと思うのだが、目立ちたいのがへそ曲がりに受けたいのかすべきでは無いと強硬な言い方をする者がいるのは困ったものだ。
それはそれとして暑くなったのでマスクが鬱陶しいのは理解できる。 マスクをさせないため、あれこれ問題点をあげつらう専門家もいるが、どれもリスクを大げさに言い立てているように見える。 熱中症回避も、最近取り上げて騒ぐ専門家がいる高二酸化炭素症回避も、どちらも簡単な工夫で回避できる。 周囲に人がいてマスクを外せないときには、ゆっくりと深く呼吸するそれだけのことだ。 それだけでマスク内に残る呼気(せいぜい20~30mL、3Mの整形マスクでも50mL程度)の影響を大きく軽減できる。
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