感染者増の言い訳
東京都での新型肺炎感染者数が急増しているが、小池氏は原因が検査数を増やしたことにあると主張している。 しかしこれはトランプ氏と同じ言い訳だ。
検査数が増えたのは単純に検査能力が増えたからと言うのでは無く、検査をすべきと判断された者が増えたからだ。 つまり感染を疑うべき者が増えたから検査数が増え、その結果感染者数も増えた問い追うことだ。 感染を疑われる者が増えたことから目を背け、感染者が増えるのは不都合だから検査数を増やすなと言ったトランプ氏と同じ発想だ。
検査数が増えたことにより患者の早期発見が進み、早期に治療を始められるようになったことで重症化率や死亡率が低下するのは喜ばしい。 流行初期に重症化した場合にのみ検査を行ったため治療開始が遅れることが多く、その結果重症化率や死亡率を押し上げていたことに較べると大きな進歩だが、そのことから目をそらして患者数が増えるのは検査数が増えたからだと主張するのは無責任だ。
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