誤魔化しの限界
陸上配備型イージスが計画停止に追い込まれた。 原因はブースターを隔日に演習地内に落下させる目途が立たないためのようだ。
この問題については当初から確実に演習地内に落とせると言い続けてきた。 しかし内情は確実に落とせる技術がないまま、楽観性バイアスで誤魔化し続けていれば配備時までには解決できるので問題にならないと考えていたのだろう。 ところが米国側は技術開発に熱意がなく、時間と多額の開発費用の負担を求められてごまかしきれなくなったのだろう。
原因は楽観性バイアスによってなんとかなるさと誤魔化し続けたことだ。 米国側にしてみれば狭い演習地内にブースターを落下させる必要性など理解できなかっただろう。 広い場所を用意すれば済むだけのことではないかと言うわけだ。 広い基地や演習地が簡単に確保でき、無人地帯も広い米軍にしてみれば、ブースターがどこに落ちようが問題にならないからだ。
それやこれやで日本側は誤魔化し通そうとしたがとうとう追い詰められてしまった。 いっその事開き直って、「核ミサイルが大都市に落ちれば数十万人が犠牲になるが、ブースターが演習地街に落下しても人が確実に死ぬとは言えない」と説得に努める方が良かったかもしれない。 「まして、実際に発射されることが確実に有るわけでも無い。」とは言えないだろうが、原発同様金を積めばなんとかなったかもしれない。
ごまかしきれなくなってさらに誤魔化しの上塗りに追い込まれる事が多い安倍首相。 もういい加減に誤魔化しは卒業してもらいたい。
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