抗体保有率0.1%の意味すること
3都府県の約8,000人に対して行われた抗体検査で、東京都の陽性率は0.1%、大阪で0.17%と言う結果が発表された。
この結果からは、日本ではまだほとんどの人に免疫がないこと、今後さらに大規模な感染が起きる可能性があることが分かる。 一部の人が主張する集団免疫による流行の抑制はまったく期待できないからだ。 さらに、活動自粛の拙速な緩和は大量の感染者を出すリスクがあることも分かる。
またこのことから言えることは、さらに大規模な感染者発生に備えて医療体制の強化を進めなければならないと言う事だ。 その為には、医療従事者が安心して働ける環境作り、一人で何人もを監視できる高度に自動化された人工呼吸器や体外呼吸補助装置の迅速な開発なども必要だ。
そして大量の発症者を出さないために有効なワクチンの開発は不可欠だ。 年内に臨床試験を終え、年初から大規模接種を行えるようでなければ五輪は絶望になるだろう。 五輪開催のためには、開発が出来ていない他国への大量供給も必要だ。
これらについて、政府の気合いを入れた支援策が求められる。
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