ボウガン殺人
時折発生するボウガンによる殺人事件が報じられている。 ボウガンは簡単に入手できることもあって、水鳥や猫などを撃って摘発される若者もいる。
ボウガンの原型のクロスボウは紀元前から武器として使われており、秦の中国統一に寄与した「弩」もクロスボウだと言われている。 中世ヨーロッパでは、重騎士の鎧を打ち抜くのに大型で据え置き式の物も出現したと言われている。 逆に小型化して騎兵が片手で発射できるようにした物もある。 また、ウイリアム・テルの伝説で使われたことになっているのもクロスボウだ。 威力の程も、両手で弦を引く物からクランクで巻き上げる物などあってさまざまだ。
ボウガンは銃の柄をつけて狙いやすくした物で、主にゲーム(競技)用として販売されている。 しかし威力が高い物でも、火薬を使わないので「弓」と分類され銃刀法の規制外だそうだ。 今回のような事件を考慮して、威力によって販売規制を欠けるべきなのかもしれない。 もっとも一流競技者が使う「弓」は、「和弓」でも「洋弓」でも戦闘用の鏃をつければ人を貫通する威力がある。 それを勘案するとどの様な規制をかければ良いのかはなかなか難しい。
Recent Comments