出来ることは全てやる
COVID-19との戦いで、欧米諸国はなりふり構わず出来ることは全てやるという姿勢を貫いている。
フランスでは獣医を看護助手に動員しているし、ニューヨーク州では医学生を看護助手に動員す命令が出た。 また、病院の余裕を作るため患者の移送を行っているが、フランスでは北東部から西部への輸送に病院車に改造したTGV(高速列車)を使い、ドイツでは軍のヘリコプターが動員されている。
各国ではその他にも使える手段は全て使う事に徹しているし、民間企業も自社の持つ手段を最大限に提供しようとしている。 たとえばアパレルブランドは縫製技術を生かして布マスクを作ったり防護服を作ったりしている。 また精密機器の製造や取り扱いの技術を持つ企業は人工呼吸器の製造に部品を供給し有り組み立てを請け負ったりしている。 最新のニュースではF1チームが共同で人工呼吸器の製造を始めるそうだ。
このように出来ることは何でもすると言う欧米に対し、日本では婦人下着メーカーだ立体縫製技術を生かしてマスクを製造しているなどの間なしはあるが、人工呼吸器や人工心肺装置の本体や消耗品の製造を行うという話はほとんど聞かない。 医療機器に関する日本の煩雑な法規制が邪魔をしているのだろうか? 融通を利かせないことでは国際的に有名な日本政府のことだから、緊急事態ではないので特例は認めないと言う事なのかもしれない。
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