トイレットペーパー店頭に戻る
今日最寄りのコープの店に行くと、先週は無かったトイレットペーパーが棚に並んでいた。 買いだめも一段落して輸送が追いつくようになったのだろう。
山麓の住宅地であるこのあたりは無コンビニ地域で半径1km内には一件も無い。 周辺は急な坂道だらけで、足が弱って遠くまでは行けない高齢者にはただ一つの頼りなので、不安になった高齢者がここで買いだめをしても不思議では無いのだが、店頭の棚に並んでいるのを見て安心した人も少なくなかったろう。
しかしオイルショックの時と言い今回と言い、何かあるとすぐトイレットペーパーの買いだめが起きるのはなぜだろう。 オイルショックの時は、原油価格が上がるとトイレットペーパーも値上がりするから買いだめをと言う理屈だったのだが、今回は不織布とパルプの違いが分からない人からのデマが原因だそうでそれを信じるというのもまた間抜けな話だ。 それに、仮にトイレットペーパー用のパルプがマスクの増産に使われるとしても、マスク用にはせいぜい数トン/月であるのに対し、トイレットペーパに使われるのは数千トン/月で、マスクの増産に使ってもトイレットペーパーの生産にはまったく響くわけがかない。
いつものことだが、この手のデマ騒ぎを見ると中学高校で学習したはずのことがまったく身についていないと感じる。
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