PCR検査能力拡大への提案
PCR検査数が増えない理由について様々な言い訳めいた説明が流布されている。
その中で、検査にあたっている検査技術者が過重労働になっているからこれ以上は無理だというものがある。 しかしそれには簡単な対策がある。
それは、食品会社、薬品会社、化学会社などの検査・分析部門から要員を提供してもらう事が良い。 彼らの中にはPCR検査に既に従事したことがある者もいるだろうし、PCR検査に従事したことが無くても毎日製品や原料の分析を行っているので分析装置や器具の取り扱いには慣れている。 従って操作手順書が完備(*)していれば、短期間(1日から数日)の訓練でPCR検査も行うことが出来るはずだ。 検査には特別な熟練を要する操作があるかもしれないが、応援要員が直ちにそれを行えない場合にはその部分だけを熟練者が担当し、他の部分を応援要員に任せることで熟練者の負担を減らすことが出来る。
だから、早期にPCR検査能力を高めるには民間企業の検査部門に応援を求めるべきだと考える。
(*)作業標準書(作標)とも言う。 公民を問わず検査機関は検査に関する操作手順書を完備しておかねば認証がうけられない。 操作手順書は分析・検査業務の経験者であれば容易に理解できるように書かれていなければならないので、それを使えば短時間の練習で正しい分析が出来るはずだ。
« 高額転売防止には | Main | ステルスウイルス »
Recent Comments