製造業における中国リスク
いわゆる中国リスクにもいろいろあるが、今回のような感染症流行による生産停止を数に入れていたコンサルタントやアナリストはほとんど以内だろう。
十年以上前から、大手製造業者や大手商社が下請け企業に中国での生産を強要したり、経営コンサルタントが中国生産を行わない経営者を無能扱いしてきた。 しかし彼らはこのような危機については責任を取ってくれない。 コストしか頭に無い彼らにとっては、それは余計な要素だからだ。
今回の危機もまた、供給元を一つに集約することの危険性を如実に示している。 だが、それに対抗するため供給元を分散しておくことには、コンサルタント達はコストカットに反するとして反対するだろう。 彼らにとっては、経営の安全よりもコストカットの方が重要だからだ。 また、助言の結果経営に問題が生じても責任を取る必要が無い安楽な立場だからでもある。
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