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February 05, 2020

クルーズ船の検疫

乗船客とスタッフ、船員の合計4,000人弱の船でこの手間取りようは・・・・。 現在のウイルス検査には、高価な設備と手間が必要で処理能力が小さいため、全員の検査にはとても対応出来ないようだ。 新規肺炎発生地の武漢の病院でも同じような事態になっているだろう。 やはりインフルエンザ並の簡易検査キットが必要なことは明白だ。

しかしキットの開発には信頼性の検証を含めると何ヶ月も、恐らくは半年以上かかるだろう。 とても現在の事態には間に合わない。

それならばどうすれば良いのか? さらには最大級の10,000人近くが乗船する最新のクルーズ船への対応を含めて、短期間で見逃しの無い検疫を行う方法をひねれ出さねばならないようだ。 私には、新規感染者(*)が出なくなるまで検疫泊地に止めて誰一人上陸させないという、古典的疫病船対策しか思い付かないのだが良い知恵はないものだろうか。

いずれにしても今回の事態で、クルーズ船の客が減ることにはなるだろう。

(*)大航海時代には感染段階では発見できなかったので、新規発病の有無で判断した。

補足;発症者が下船後に発見された場合、全乗船者が10,000人に近い超大型クルーズ船ではその全員を追跡調査するのはとんでもない作業になる。 今回のような事態が発生している間は、航海中に数日ごとに全員の感染検査をする様なことも考えねばならない。 現状のように、検査装置一台で一日あたり数十人しか検査できないのでは、とんでもない数の検査装置と検査技術者が必要になる。

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