検疫放棄?
横浜に入港したクルーズ船について検疫を行っていることにはなっているが、実際には事実上の検疫放棄になっている。
それは、感染能力を持つ不顕感染者(昔風に言えば健康保菌者)が多数確認されているにもかかわらず、症状が出ていない乗客はそのまま帰宅させると言うことになったからだ。 不顕感染者かどうかは数日間隔離して様子を見てさらにウイルス検査を行う必要があるが、全員に対してそれを行う手間と経費さらに乗客の不平を嫌ったのだろう。
だがこれはあけすけに言えば検疫放棄で、有効な検疫はあきらめたと言うことだ。 幸い今回の新型肺炎の致死率は、最新の大雑把な見積もりでは有効な治療薬のあるインフルエンザの致死率0.01%の1十倍~数十倍程度と見積もられていて、さほど危険な感染症では無いらしいのが救いではある。
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