水際対策は既に破綻
クルーズ船検疫は「さほど悪いことにはなるはずがない」という安易な楽観主義で破断している。 根底から体勢を立て直して、明確な見通しを示さない限り乗員の負担と恐怖が募るばかりだ。 この状態は厚労省の失態と言うべきだ。
また、「やむを得ない事情」で帰宅した帰国者が発症してウイルス陽性と断定された。 帰宅者の周辺住民は怯えているだろうし、危篤者とその家族は地域でしばらくは疎外されることになるだろう。 最悪は転居しなければならなくなる可能性もある。 これもまた、厚労省(背後には内閣からの指示があったはずだ)の安易な楽観主義が招いたことだ。
他方では、専門家の一部からは既にウイルスは国内に拡散しており、侵入防止は失敗しているとの意見もある。
首相はこの事態をどうする二だろうか? さらに徹底した対策を講じるよう指示して、うまく行かなければいつも通り指示を受けたものが悪いで終わりにするのだろうか?
担当閣僚からは既に専門病棟では患者を収容しきれなくなる場合についての指示が出され始めている。 現状は始めに全員検査を行うことを厭がったつけで、それは首相とその指示に従った厚労省の安易な楽観主義がもたらした結果だ。
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