さまよえるオランダ船
日本への入港が拒否されたクルーズ船ウエステレダムは入港させてもらえる港が見つからず台湾近海を迷走中らしい。 まるで伝説の呪われたオランダ船の様な状態になっている。
責任は船会社にあると言えばそうなのだが、乗客も乗組員もたまったものではない。
現状では、どこかの国が条件付きで入港を認めてくれない限り、燃料が切れるまで迷走を続けることになる。 だが、日本政府のように検査能力と予算を理由に検査を拒否している様な状態に各国が倣っていれば、燃料切れ漂流の可能性もありうる。
現状考えられる唯一の手段は、船会社がどこかの国の軍隊から大型病院船をチャーターして救助にあたることだ。 それでも一度に移乗させて感染検査というわけにはいかないだろう。 少数ずつ移乗させて複数回の検査を行い、結果が陰性のものは他の船に移して一定期間隔離して経過観察が可能な場所に上陸させる様なことになるだろう。 病院船が2隻あれば一隻目で検査をして陰性のものは2隻目に移し、一定期間後に2度目の検査を行うと言ったやり方も出来るだろう。
船会社は大変な損失を出すことになるが、所有するクルーズ船の乗客を救うためにはやむを得ないだろう。
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