総監督は卑怯者
非難と脅迫が殺到して展示を取りやめた「表現の不自由展」の総監督が、今度は展示を取りやめた事への非難殺到で「決定権は全て主催者に有り私には権限がない」と言い出していると報じられている。 全ての責任を主催者の事務局に押しつけて逃げを打っているようで、卑怯としか言い様がない。
多くの人の反感を買っている物を大々的に擁護するのであればそれには覚悟が必要だ。 そのようなことには非難や脅迫が殺到するのは当然なので、事前に関係者全員でそれらにどう立ち向かうのかを決めておかなければならない。 立ち向かう決意が無いので有れば、始めから非難が殺到するようなことをすべきではない。
いわゆる辛口評論家や辛口ジャーナリストには、自分が憲法の規定で守られて安全地帯にいると考えている者が少なくない。 しかし憲法も刑法も所詮は紙切れで物理的な攻撃から身を守る装甲の役には立たない。 物理的な攻撃から身を守るには、警察か自分で雇ったガードに頼らなければならない。 あるいは死の危険があることを承知で徒手空拳で立ち向かうかだ。
それだけの覚悟や事前の準備をしない者には、世の中の反感を買っている物事を取り上げてことさらに擁護するような行事を行う資格はない。
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