中ロによる対米示威飛行
昨日の中ロによる合同訓練飛行は、米国に対する示威が目的だろう。 付録の「領空」侵入も含めて、韓国は中ロの手の内にあると言うことを米国に示すためのものだと私は考える。
これはさらに、米国が中国と事を構えるような事があればそれはそのままロシアとも事を構えることになる、「米国は中ロ連合軍と戦えるつもりなのか?」と言う質問でもあるだろう。 また、米国が北朝鮮を攻撃すれば中ロ連合軍をも相手にすることになると言う意思表示でもあるだろう。
このため、今回のような示威行動は不定期に繰り返されるだろう。 もちろん、従来から行っている個別のパトロール飛行が続けられるであろう事も当然だ。
米国は中ロのどちらかとだけであれば通常戦でも戦えるだろう。 しかし中ロ連合軍が相手となれば持ち駒不足に陥る。 両国の領土の広大さ、人口の多さを考えれば攻撃すべき目標が多いので当然だ。 それらを一つ一つ叩いて行くのではナチスドイツの二の舞になるが、それがいやならICBMを使う核戦争になるが、これも反撃による米本土の被害を考えれば出来ないだろう。 中ロから千基以上のミサイルが同時に飛来すれば防ぐすべは無いのだから。
中ロが突きつけた質問にトランプ氏はどう答えるのか? 彼の性格から恐れ入りましたとはならないが、なにがしかの恐怖を感じて多少の変化はあるだろう。 少なくとも、北朝鮮に対する大規模軍事攻撃をすると言う脅迫に現実味が無くなることは確かだ。
Recent Comments