ストロンボリ山
高校の地学に必ず登場するストロンボリ式噴火で有名なストロンボリ山が大きな噴火をして観光客が一人亡くなったそうだ。
ストトンボリ山は間近で噴火が見られるとして人気の観光地で、NHKや民放の番組で幾度も紹介されている。 ただ常時小噴火をして火山弾を噴き上げているので、日本であれば少なくともレベル2の火山情報が出ていることだろう。 つまり火口には近づくなと言うことだ。 ただこの数十年大きな噴火が無かった為、地元では油断が生じていて大規模噴火の前兆を見落としたのかもしれない。 もっとも、大噴火の前に必ず前兆現象があるとは限らないことはこれまでの日本の噴火被害が証明しているので、今回の噴火でははっきりとした前兆現象が監視システムでとらえられなかったのかもしれない。
通信社のWebサイトやテレビニュースの動画で見ると、海岸に達する大きな火砕流も発生しているようなので、日本では全島避難の指示が出てもよさそうな噴火だ。 今後地元当局がどう判断するのかは分からないが、今のところは避難用の船を用意した段階で留まっているようだ。 この辺りも日本の常識とは差があるのだろう。
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