March 2023
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« June 2019 | Main | August 2019 »

July 2019

July 31, 2019

光化学スモッグ

梅雨が明けてから次第に空気が悪くなってきている。

今日も良く晴れて南西寄りの風が吹いているが空気は真っ白で見通しがきかない。 視界の悪さはインドのデリー並みとは言わないが、中国の主要都市の画像と大差がない。

大気汚染問題が厳しく非難された時代に社会に出た我々にはこの白い空気は光化学スモッグとしておなじみだ。 原因は大気中の有機物が紫外線で生じたオゾンなどで参加されて発生した酸化生成物だ。 このような酸化生成物は呼吸器癌やぜんそくの原因物質を含んでいるのだが、メディアはPM2.5のような粒子状物質だけを話題にして有害化合物に関する言及は避けているように見える。 これは粒子状物質の測定は簡単だが、有害化合物の中には測定に手間や高価な設備を必要とするものがあるためかもしれない。 経費節減の観点から、コストのかかる測定は行わないのだろう。

その結果、日本の空気も年々悪くなり中国並みに近づいている。 大気汚染物質による健康被害が再び問題になる日も遠くないのかもしれない。

July 30, 2019

大船渡高論議

大船渡高校の野球部監督が地方大会決勝でエースを登板させずに敗退した采配が議論を呼んでいる。

批判派の論点は青春の全てをかけるべき高校野球において、怪我を恐れて登板しないのは許せないと言うことだろう。 彼らによれば、甲子園に出ることを目指して頑張ってきた他の選手に対して失礼だと言うこともある様だ。 従って、将来投げられなくなるリスクを恐れるなどあり得ず許せないと言うことになる。

一方賛成派の論点は、将来MLBを含むプロ野球を目指している選手にとって、高校野球は通過点だから甲子園のために野球選手生命を犠牲にする事はあり得ないと言うことだろう。 その観点からは地方大会の決勝戦だからと言って危険を冒させる、言い換えると他の選手のために特定の選手を犠牲にするリスクは犯せないことになる。

要するに、甲子園を目指して燃え尽きることを美しいと見るか、将来を犠牲にしてまで燃え尽きることは無残であり美しくないと見るかの違いだ。

これは根本的な高校野球観の違いに根ざす物で、いくら議論してもかみ合うことはないだろう。

July 29, 2019

日本政府が京都アニメーションを支援?

日産もシャープもいくつかの半導体や電子機器のメーカーも一切支援せず見捨てて、外国企業が買いたたくに任せてきた日本政府が、京都アニメーションだけは支援するという。

雇用者数も少なく、日本経済に対する影響力もこれらの企業に較べて小さな京都アニメーションだけは支援すると言うことには、大きな違和感がある。

July 28, 2019

闇営業ではない

話題になった吉本芸人の「闇営業」だが、その後にあれこれ漏れて来た情報で判断すると、これは会社が禁じているのに隠れて行う「闇営業」ではなく、吉本が仕事を供給しきれない芸人に非公式に認めている「管理外営業」と考えられる。 つまり「仕事の面倒を見切れないから自分で見つけてこい。黙認する。」と言う事のように見える。 言い換えると、最近一般企業でも低所得の社員に認め始めている「社外副業」と同じ範疇のものだ。

よってこれは断じて「闇営業」ではない。

珍しい地震

今朝方(2019/07/28 03:37)の東北地方の地震は、震源が1,000kmも離れている紀伊半島沖で周辺はほとんど揺れないという珍しい地震だった。

震源が420kmと極めて深い点でも珍しく、マントル内に深く沈み込んだ北太平洋プレートがちぎれて落ちる事によって起きた地震のようだ。 ちぎれた周囲は液状のマントルであるため振動が伝わりにくいため揺れず、震動がちぎれ残ったプレート内を伝わり地表近くで接する陸側プレートもが揺さぶられたため東北地方が大きく揺れたのだろう。

この種の大深度地震は関東地方の地下深くでも時折起きており、広い範囲が低周波で揺れることがあるので低周波振動に弱い地盤の地域では注意が必要だろう。

July 27, 2019

化けの皮がはがれた

国民民主党の玉城代表が安倍首相と改憲推進について議論したいと表明して党内からも異論が出ているそうだ。

元々国民民主党は自民もどきの偽野党の性格が強い。 自民寄りの主張のため立憲民主党に受け入れられなかった者達が作った唐菜ので当然装はなるのだが、ここまで自民よりを暴露してしまうと今後野党共闘の仲間はずれにされる可能性もある。

もっとも自民もどきの偽野党は維新の会も有るので、国民民主と維新で一つの会派を作るかもしれない。

July 26, 2019

京都アニメーション支援は金だけでは不十分

京都アニメーション支援に多額寄付金が集まってきているそうだが、資金だけでは不足だろう。

なぜならば、被害に遭ったスタジオで働いていた職人や技術者の半分が死亡しているからだ。 さらに助かった者達の中にも仕事への復帰に時間がかかる者もいるだろう。 つまり、復興支援には失われた人材の補填も必要なのだ。

大災害の被災地に全国の自治体が人材を送り込んだような、同業他社からの人的支援も考える必要があるだろう。

「マン」と「man」

米国では男女差別だとして単語中の「man」を性の区別が無い言葉で言い換える運動がある様だ。 そういえば英語では「女性」を表す名詞も「woman」や「female」でどちらも男を表す「man」、「male」が基本になっている。 「人間」を表す「human」もまた「man」が基本だ。 そして英語では「man」の概念にはあくまで男性だけが含まれるようだ。 また、聖書の創世記から「女性」は「男性」から派生的に作ったので、「女性」は「男性」より劣ると言う概念もまた強いようだ。 そのため、本来男性をさす「man」に女性も含まれるという発想にはならないのだろう。 さらにまた、 これが「女性」蔑視につながり、それを幼児からすり込まれた「女性」達の強い反発の原因でもあるのだろう。

また、男女を厳しく区別する言語ではほとんどの名詞に男女の区別が有り、常に男女の区別を意識することを要求されるのかもしれない。

これに対し基本的に曖昧な表現を許す、文法的にいい加減なところがある日本語の名詞には「男性」と「女性」の区別が無く、特にどちらかの性に限定する場合には「男または夫」や「女または婦」を付け加えなければならない。 「士」もまた本来は「男性」を意味するが、これは早い時期から資格名などで男女の区別なく使う習慣が出来ている。 このような例で分かる通り日本語は性別に関してはいい加減な言語なのだ。

そこで日本語化された「マン」だが、これも日本語に取り込まれた時点で「人」の意味になり男女を区別する感覚が希薄になってしまっている。 その結果、一般の日本人は「~マン」に女性が含まれていてもまったく違和感を感じない。 特に性差別に敏感な女性が「~マン」は男だから「~ウーマン」にしろと言うぐらいのものだが、男女の区別無く使える「~マン」を女性に対して使うのは駄目で、女性の場合は特別に「~ウーマン」にせよというのにはかえって男女差別を感じる人も多い。

前記のようにもともと日本語は「性別(ジェンダー)」に関しては区別する習慣が無い言語だ。 そこに無理矢理区別する言語の習慣を持ち込もうとしても無理がある様に思う。 西欧語では区別するから日本語でも区別せよと言う主張には賛同できない。

与太;黒服

先ほどから烏がしきりに鳴いている。

梅雨が明けて気温が急上昇。 黒服では烏も暑かろう。

エイジハラスメント

NHKの人気番組の一つの「日本縦断こころ旅」で頑張っている火野正平氏。 しかし去年と較べると今年は格段に衰えが見える。 年齢を考えると無理も無いが、坂道が年々つらそうになっているのだ。

「年寄りいびり」にならないうちに自転車をアシスト付に換えては如何? 少なくとも長い上り坂だけでも。

せっかくの人気番組が「エイジハラスメント」と言われるようにならない事を願う。


July 25, 2019

巨人病

一人の投手が崩れると後続の投手も崩れが止まらない。 かつての原巨人の持病は今も健在のようだ。

大量点で先行できた時は圧倒的な強さを見せるが、投手が崩れ始めると惨めに大量点を取られる。 この原因はどこにあるのだろうかと常々疑問に思っている。

恐らく精神面の弱さだろうとは思うのだが・・・・

梅雨が明けて

梅雨が明けて空の高さが増し、まだ大阪湾の対岸は見えないが空気もはっきりと変わってきた。

今日は日差しも焼けるように暑くなりクマゼミはますます元気だ。
午前中は鳴き声がうるさくてベランダに出られない。

南西の風が心地よいが上空は北東の風が強いようだ。
対岸の根來山地の向こうにわき上がった積乱雲がかなりの早さで西に流されて行く。

July 24, 2019

中ロによる対米示威飛行

昨日の中ロによる合同訓練飛行は、米国に対する示威が目的だろう。 付録の「領空」侵入も含めて、韓国は中ロの手の内にあると言うことを米国に示すためのものだと私は考える。

これはさらに、米国が中国と事を構えるような事があればそれはそのままロシアとも事を構えることになる、「米国は中ロ連合軍と戦えるつもりなのか?」と言う質問でもあるだろう。 また、米国が北朝鮮を攻撃すれば中ロ連合軍をも相手にすることになると言う意思表示でもあるだろう。

このため、今回のような示威行動は不定期に繰り返されるだろう。 もちろん、従来から行っている個別のパトロール飛行が続けられるであろう事も当然だ。

米国は中ロのどちらかとだけであれば通常戦でも戦えるだろう。 しかし中ロ連合軍が相手となれば持ち駒不足に陥る。 両国の領土の広大さ、人口の多さを考えれば攻撃すべき目標が多いので当然だ。 それらを一つ一つ叩いて行くのではナチスドイツの二の舞になるが、それがいやならICBMを使う核戦争になるが、これも反撃による米本土の被害を考えれば出来ないだろう。 中ロから千基以上のミサイルが同時に飛来すれば防ぐすべは無いのだから。

中ロが突きつけた質問にトランプ氏はどう答えるのか? 彼の性格から恐れ入りましたとはならないが、なにがしかの恐怖を感じて多少の変化はあるだろう。 少なくとも、北朝鮮に対する大規模軍事攻撃をすると言う脅迫に現実味が無くなることは確かだ。

吉本騒動で分かったこと

今回の吉本騒動で見えてきた事の一つが、芸人の世界は各地のやくざの親分が興行を仕切っていた江戸時代と本質は変わっていないと言うこと。

興行師の親分が言うことに黙って従っていなければ、今でも芸人の世界では生きては行けないと言うことだ。

それにしても韓国は反日で盛り上がるが、日本ではそれは歯牙にもかけられず芸能スキャンダルできれいに吹き飛ばされている。

July 23, 2019

偽野党が多すぎる

野党勢力が伸びない最大の原因は野党のふりをする自民もどき政党が多いことだ。 維新、国民、自由など全て自民もどきで、常に自民に色目を使っている。

これらが「野党でござい」と野党のふりをするので、国民は混乱して与党と野党の政策の違いが無いように感じてしまう。 これが野党の勢力をそぐ。

当面の識別は、憲法に対する執政ぐらいしか無く、他は有権者に媚びる政策ばかりで違いが少ないのが残念だ。

優先順位

昨日(2019/07/22)朝の民放ワイドショーでの放送順位。

各局とも冒頭は吉本騒動。 二番目はアニメーション制作会社放火事件。 三番目がやっと参院選の結果分析。

庶民の関心はこんなものと各局は見ているのだろうか?

世界的に見れば、アニメーション制作会社放火事件が文句なしに第一だろうが・・・・。

朝一番の頭にに政治関連ニュースの解説は重すぎるので、吉本騒動関連でウォームアップなのかもしれないが、これで良いのか?

梅雨明け?

期待通り台風が空気をかき回した結果梅、雨前線が消失した。

今残っている気圧の谷が東に抜ければ梅雨明けになると期待できそうだ。

海水浴を待ちわびている子供達にとっては、いよいよ夏休み本番だ。

July 22, 2019

勝敗ラインは最低まで下げよ

安倍内閣の選挙では、勝敗ラインは毎回過半数とする。 民主党に惨敗した経験からかもしれないが、どうころんでも負けたと言われないように勝敗ラインは最低まで下げる。

三分の二以上からかろうじて過半数では地滑り的大敗と言うべきなのだが、それでも過半数を確保できれば勝利と主張するというのはなんともいじましく滑稽でしか無いと思うのだが。

選挙区制の廃止;一票の格差解消法

一票の格差でまた訴訟が起こされた。 恒例行事でただ「またですか」というだけになってしまっている。 訴訟よりも一票の格差を解消する方法を提案してもらいたいと思うのは私だけだろうか?

衆議院選挙についてはやっかいだが、参議院選挙についてはこんな方法もある。

そもそも参議院というのは、衆議院のような地域代表では無く各分野の知識人の代表という正確で作られたものだ。 その性格か設定から地域密着型の政治家では無い知識人を送り込みやすいように全国区が設定されていた。 その後参議院の政党支配が強まり第二衆議院としか言えない状態になって、そもそもが知識の府であったことは忘れられてしまった。 そこでいっそのこと参議院は選挙区制を廃止して、全国区だけにしてはどうだろうか? 全国区のみにすれば一票の格差は生じようが無い。

ただ欠点として、お笑いタレントが大勢出てくるだろうが、ノーベル賞その他各分野の世界的な賞の受賞者も知名度が高いので当選しやすいだろう。 政治屋では無い知識人によって、政治屋の暴走を止める目的にはこれでも十分に役に立つと思うのだがどうだろう。

アニメ会社放火事件;建物の構造が大量死の原因かも

世界的にショックを与えたアニメーション制作会社放火事件で、これほどの犠牲者を出したのは建物の構造に原因があったのでは無いだろうか。

火災を短時間に全フロアに拡大する原因となったらせん階段にしても、周囲の部屋との間に防火壁と自火報連動式防火扉があればある程度の時間火炎と有毒ガスを封じ込めることが出来たろう。 内階段についても同じ事が言える。 階段室とフロア部との間に自火報連動式防火扉があれば、火炎や有毒ガスをある程度食い止められ、避難する時間が稼げたろう。

また、屋外避難階段が無いようだが、あれば内階段に閉じ込められる事も無かったろう。 また、何年か前に火炎瓶を投げ込まれた宝塚市役所のように、避難通路をかねたベランダ(*)があれば迅速な避難が可能だったろう。

さらに疑問があるのはなぜ屋上に出る扉が開けられなかったのかと言うことだ。 もしかしてこの扉は内開きだったのでは無かろうか。 パニック状態で内開きの扉を外に押し開こうとしていたのでは無いかという疑問がある。 私がかつて勤務した化学研究所の実験室の扉は、必ず廊下側に開くように定められていた。 これは火災発生時に迅速に避難できるようにする為だ。 慌てて外に出ようとする時に、内開きの扉なのに押して開けてようとして開けることが出来ないこともあるからだ。

そのような観点から見ると、大勢が働く建物の構造には火災の拡大を遅らせ、迅速に避難できるようにする為に考慮すべきだったところが多数有る。 これは建築基準法合否とはまた別の問題だ。

(*)昭和30年代に建てられた建築物には、エアコンが無かった当時、夏期の日差しを遮って屋内の温度が上がらないようにするための庇と緊急時の避難通路とを兼ねて、屋外避難階段につながるベランダを持つ物が多かった。 エアコンが普及した現在は、建築費を抑えるために平らな外壁の建物が主流になってはいるが、災害時の避難という観点から見直されても良いのでは無いだろうか。

追記(2019/07/25);
やっと屋上への出口の写真が見つかった。 拡大してみると蝶番らしい形が見えるので扉は外開きのようだ。 やはりパニックで鍵がかかっていていると勘違いしたのだろうか?

昔見た米国の漫画には、窓や扉の横に「非常の場合は」と英語で表示された箱に窓を壊して脱出するための斧が納められている絵があった。 これが火災以外の様々な非常時に必要になる物(人)が入っているジョークのネタになっていたようだ。 いざというときに扉や壁を壊して脱出する手段を用意しておくのは日本でも良い事かもしれない。

July 21, 2019

日韓貿易戦争の真実

日本が輸出審査不要の優良国から韓国を外したことで、韓国では当該品目の輸出が全面禁止にされたかのような大騒ぎが起きている。

よく考えれば、日本が心理的な圧力をかけただけで、実際には手続きが面倒になるだけで実質的な影響は軽微なの だと分かるはずなのだが。

にもかかわらずのこの大騒ぎは、韓国人が日本に報復されて当然のことをしているという意識、あるいは後ろめたさを持っているからかもしれない。

July 19, 2019

買い物袋

世界的に広がる使い捨てのレジ袋禁止の動き。 私には集団ヒステリーのようにも見えるのだが・・・・・。

それはともかく、私は古いレジ袋をポケットに入れて持ち歩いて再使用しているのだが、これは昔聞いた話に基づいている。

それは、旧ソ連の計画経済がうまく機能しなくなり始めた頃、慢性的な生活物資不足に悩む市民がポケットに網袋を持ち歩いていて、行列を見ると並んで買って持ち帰れるようにしていたと言う話だ。 それにヒントを得て小型のレジ袋をたたんで持ち歩いて再利用しているわけだ。

薄くて丈夫な生地で作った畳むとポケットに入る買い物も市販されているので、ポリ袋の再使用はどうも見栄えが悪いという方は利用すると良い。

そもそも、昔の主婦は買い物籠を提げ、時には布製の買い物袋も籠に入れて買い出しに出かけたものだ。 現代風の共働きで、買い物籠を提げて出勤は出来ないのであれば、小さく折りたためる布製の買い物袋をポケットやバッグに忍ばせておくと良いだろう。

レジ袋は、販売業者が宣伝の一環として自社のロゴを大きく印刷した紙袋に商品を入れて客に渡し始めたのが始まりだろうが、自社のロゴを入れた繰り返し使えるおしゃれな袋に自品を渡すのも宣伝としては良いかもしれない。 他社での買い物にもそれを使ってもらえれば宣伝効果はさらに増大する。

それにしても今回の騒ぎには、ポイ捨てに対する文化の違いが大きく影響している。 欧米ではポイ捨てによって清掃人が必要になりそれが雇用を生み出しているから、ポイ捨ては必ずしも悪いことでは無いと考えているようだ。 それに対して日本ではポイ捨ては悪い事だからしてはならないと言う考えが根付いている。 この点が使い捨てに対する感覚の違いにつながっているのだろう。

ただ、浮かれ騒ぎのイベントの後などにはポイ捨てされたゴミが大量に残されているのは、日本も欧米と同じのようでは有る。

美容にも効果?;ラジオ体操恐るべし

多数放送されている美容番組中では、様々なストレッチや体操が効果があると紹介されている。

しかしよく考えてみると、ラジオ体操にはそのほとんどの要素が含まれている。 それならば、毎日ラジオ体操をすれば美容にも効果がありそうだ。

ラジオ体操恐るべし。

July 18, 2019

アニメ会社放火テロ

放火により亡くなった方々や会社にはお悔やみを申し上げる。 引火性が高い液体を撒いて放火するのは悪質で、非政治テロとしか言い様がない。

ただし映像を見る限りでは、この建物には防火上の欠陥がいくつもあったようで、それらの欠陥が無ければ犠牲者は遙かに少なくて済んだと可能性が有る。

欠陥の第1は、建物に非常用の外階段が無く、代わりの避難通路になるようなベランダも無い。 これが2,3階でも多くの犠牲者が出た原因である可能性が高い。

第2は、建物内に紙、セル、彩色用の塗料などが多数あるのにも関わらず自動火災報知連動式のスプリンクラーが無いと思われる。 あったとしても作動した様子が無い。

第3は、内階段しかないにもかかわらず、階段部とフロア部を遮断する自動火災報知連動式の防火ドアが無かった様に思われる。 有ったとしてもスプリンクラー同様に作動した形跡が無い。 これがあれば上階への延焼を遅らせる事が出来、また屋上への避難通路として内階段がしばらくは利用できた可能性が有る。

あるいは自動火災報知器連動式のスプリンクラーや防火扉は有ったが、最初の爆発で制御盤が破壊されて作動しなかったのだろうか? そんなに柔な構造だとは思えないのだが。

放火は論外だが、これらの欠陥が無ければ犠牲者は遙かに少なかったと思えるだけに残念だ。 違法では無いにしても、消防検査で上記に関する指摘や指導は無かったのかと疑問に思う。

追記(2019/07/19);
建物の平面図が公表されて火災が広がった原因が明らかになり始めている。 それを見ると、この建物が火災に弱い欠陥を持っていたことがよく分かる。

問題は1~3階を貫通するらせん階段の周囲にまったく防火施設がないことだ。 らせん階段の周囲に他の部分から隔離できる防火壁か防火扉があれば火災の拡大や有毒ガスの拡散を遅らせる事が出来たはずだ。 そうであればこれほど多くの犠牲者はでなかった可能性がある。

 この点について消防検査では何も指摘されなかったのだろうか? 建物を使用できていたので一応合格だったのだろうが、このような事態になっては建物の所有者と消防署の責任は追及されるべきだろう。

移民の子孫が移民を排斥する

移民を妻に持つ移民の子孫が貧しい移民を排斥する、米国はゆがんだ国だ。

そんな者には、自由の女神が掲げる米国の理念を読んでもらいたいものだ。

村上春樹氏はノーベル文学賞を取れるか?

今年もそろそろ村上春樹氏のノーベル文学賞受賞の可能性についての議論が盛り上がり始める時期だ。 ハルキスト達の期待は強いが今年は難しいかもしれない。 それは文学の各分野について受賞が偏らない様に配分されているように見えるからだ。

それはともかく、村上春樹氏が受賞する為には作品の内容を変えると良い。 現状、彼は優れたストーリーテラーだが資本に乗った娯楽色の強い作家とみられている可能性がある。 これはノーベル賞受賞にとっては不利だ。

欧米の知識人にとって文学とは哲学の一分野で、社会や政治に対する批判や批評の精神が不可欠だ。 従って選考委員会の知識人達から高い評価を得る為には、社会批判や政治批判の要素を全面に押し出した作品を書くと良いだろう。 政治に忖度する出版社は喜ばないだろうが、ノーベル文学賞受賞の近道として、是非とも挑戦してもらいたい。 出版社にとっても、結局はその方が儲かるはずだ。

ジャニーズ礼賛に公取が水を差した

創業者死去でジャニー氏とジャニーズ礼賛一色だったメディアに公正取引委員会が水を差した。

元ジャニーズのタレントをテレビに出さぬようジャニーズ事務所が圧力をかけたのは、公正取引法に反する可能性があるとの注意を公取が行ったからだ。 創業者死去前はジャニーズ事務所が圧力をかけているという批判記事も散見されたが、絶好のタイミングで創業者が亡くなった為批判はまったく影を潜めていた。

テレビ局の中には忖度が行きすぎたと圧力を否定するコメントを出しているところもある様だが、公取の態度から暗に圧力をかけたことは否定できないのだろう。 暗にと言うのは、公然と圧力をかけたのであれば注意では済まなかったはずだからだ。

July 17, 2019

日韓紛争の教えるもの;国際分業と国家安全保障。

今回の日韓紛争を見ていると、経済のグローバル化には国家安全保障上の問題がある事がよく分かる。

現在、経済のグローバル化に伴って生産効率化の一環として国際分業が推し進められている。 しかし今回の経緯、特に韓国の慌てぶりを見ていると、原料や半製品の供給を一刻に依存すると政治的紛争に伴って輸入が出来なくなり、経済活動が大きな被害を被ることがあると分かる。 効率化を追求するあまり生産の一部を外国に依存するのは安全保障上の弱点になるのだ。

日本自身も半製品や原料には外国依存度が高いものが多数ある。 この際米国に倣って、国際分業を国家安全保障の観点から見直すべきでは無いだろうか。 コスト削減の為、国際分業を進めて外国の生産基地への依存度を高めている日本企業に対しても、国家安全保障の観点から見直しを行うよう求めるべきだろう。

国家の安全保障は軍事面だけでは無いのだから。

July 16, 2019

デング熱警報

フィリピンでデング熱が流行しており、フィリピン政府が警戒を呼びかけているという。

デング熱は、日本でも数年前に感染して帰国した旅行者からの2次感染が発生して大騒ぎになったことがある。 秋までには再びデング熱を持ち帰った旅行者による2次感染騒ぎが起きるかもしれない。

デング熱ウイルスには4つの型があり、まだその全てに有効なワクチンは完成していないらしい。 ワクチンに期待できないので、この夏東南アジアに旅行する人は蚊に刺されないよう細心の注意を払う必要がありそうだ。

また、フィリピンでは麻疹も流行中とのこと。 こちらはワクチンを接種していれば問題はなさそうだが・・・・。

大谷選手でモヤモヤ

大谷選手が数字のうえで素晴らしい成績を上げている事は否定しようが無いが、私は今ひとつモヤモヤしている。

それは、ここで打てばとどめになると言うチャンスであまり打てていないことだ。 特に満塁のチャンスでの三振が目立つのが、私のモヤモヤの主な原因だ。 さらにまた日本流が戻ってきているのか、スリーボールからの甘い球をまったく打ち気なしに見送ったあげく三振することも最近は多い。 これもまたモヤモヤの原因だ。

若者が投票に行かない理由

参院選の投票日を前に、若者に投票に行くよう促す番組が目につく。 行くべき理由は「投票しなければ世の中は変わらない」という物が多いが、現状の若者達の多くは「世の中を変える必要があるとは思っていない」ので、この呼びかけは聞き流されるだけだろう。

現状でも食べるのには困らず楽しく遊ぶことも出来るので、世の中が変わる必要は無いので投票する必要も無い。 将来について考えるのは面倒くさい。 年を取って生活に困っても誰かがなんとかしてくれるはず。

投票に行かない若者の多くが考えているのは、概ねこのようなことだろう。 彼らが生活に困り始めて文句を言っても、その時の若者達は年寄りが贅沢なことを言って現役世代の負担に依存しようとしている、楽をしてきた連中がわがままを言っている、政治に文句を言うのは悪いこと、などと言うだろう。

世の中の風潮が、「誰かがナントカしてくれるはず」、「悪いことは自分に起こるはずが無い」であるうちは、若者の投票行動が変わることは無いだろう。

July 14, 2019

与太;日中韓の女優比較

中国ドラマに登場する女優、特に若い女優には柳腰の細身で卵形の小顔が多い。 時代物や伝記物ではその特徴が際立って魅力的だ。

韓国ドラマに登場する女優は、中国に較べると顔の横幅が広いいわゆる大顔が多い。 また、現代物では胸や太腿を強調して性的魅力で男を籠絡する女の役が多いのも特徴だろう。

日本ドラマに登場する女優は韓国に似て大顔が多い。 また視聴率を気にするあまり実績のある女優ばかり使うので、特に若い女優達が自分をアピールする機会が少ないように感じる。 さらに言えば、プロデューサー、監督やカメラマン達に、若い女優をより魅力的に見せて後押しをしようとする意欲が感じられないのが残念だ。 この点は中韓のドラマ制作者と較べてひどく劣っているように感じる。

July 13, 2019

観光客お断り

増え続ける観光局にたまりかね、フランスのパリ市では観光バスの市内乗り入れを制限することを検討中だとしばらく前に報じられていた。 増えすぎた観光客で生活環境が悪くなったとして、ベネチアでは市民達が観光客の入域制限を申し立てて観光業者と対立していると言う報道もしばらく前にあった。 世界遺産に指定された所には観光客が増えすぎて性格環境が悪くなったという悩みを抱えているところはいくつもあるようだ。

そもそもが観光客誘致が目当ての世界遺産指定なので、観光客が殺到して住民が迷惑すると言うことは十分に想定しておかなければならない。 だが、観光による税収増にばかり目が行く自治体は本来の住民の生活への影響は無視しがちだ。

今回新たに指定を獲得した百舌古市古墳群は住宅街の中にある。 そこに観光客が殺到すれば、少しでも古墳がよく見える場所を探して住宅やマンション、さらにはオフィスビルなどに勝手に立ち入るなどの事態は容易に予想できる。 地元自治体はそのような事態を防止する策を講じておく義務がある。 観光客が殺到して住民が迷惑することに対して、既に指定を受けている自治体がどのような対策を講じているのかを詳細に調査しておくべきだ。

July 12, 2019

ワクチン反対派に打撃?

日本では反対運動が活発なパピローマウイルスによる子宮頸がんワクチンだが、このほどWHOが極めて有効だと集団接種を推奨する発表を行ったそうだ。 各国での接種率が高まれば押さえ込める可能性があるとまで断言しているそうだ。

また、男性を経由した感染を防止する為男性にも摂取を勧めている。

日本では副作用を理由とした反対運動が盛り上がっているが、それに水を差すような報告は反対派にとっては不愉快だろう。

日韓経済戦争

韓国では日本製品不買運動が広がっているようだが、日本から韓国への輸出は日本の輸出総額の1%に満たない。 従って日本からの輸入全面禁止という事態になっても日本経済に対する影響は軽微だ。 むしろ日本の半導体産業回復の好材料になるかもしれない。

さらに韓国が日本への輸出の全面禁止を決め、全面通商停止にしても良いかもしれない。 韓国からしか輸入できない必須貿易品はほとんど無いだろうから。 韓国にしても、日本への輸出を止めても影響は軽微かもしれないが。

韓国の頭が冷えるまでは事実上の国交断絶にするのが良いかもしれない。 日本の韓流好きは困るだろうが、その数は知れている。


・・・と暴言を吐いてみる(笑)。

July 10, 2019

トマトの消費量

テレビの番組でトマトの消費量を話題にして、日本の消費量はヨーロッパの1/10にすぎないからもっと食べるようにすべきと主張していた。 「もっと食べよう」には異議も無いが、消費量が少ない背景の分析は不十分だった。

日本ではトマトはほとんど生食用で、品種改良も酸味を抑え甘みを増やす事が追求されている。 しかしこれではトマトの消費量を増やすにも限度がある。

消費量が多い国を見ると、トマトのペーストやピューレを基本調味料として使う国が多い。 日本のだしのような使い方だ。 このため、調理用のトマトは適当な酸味が有りうまみ成分が多いものが選ばれ利用されている。 トマトが南米からヨーロッパに持ち込まれた当初は、悪魔の果物で猛毒があると信じられて敬遠されたが、料理に使われ始めてからはうまみ成分が料理の味を著しく向上させた為一気に普及したそうだ。 そして、夏しか収穫できないトマトを一年中利用する為、乾燥したりペーストにする保存法が考え出された。

これに対して日本では、ポルトガル人やオランダ人が室町時代以降に日本に持ち込んだと思われるが、すでに同じ利用法の「出汁」が安価に普及し始めていたため高価なトマトは入り込む余地が無かったと思われる。

そのためトマトは日本食に入り込めずに終わり、日本人が馴染むのは昭和以降の生食の普及によってになった。 そして日本ではトマトは生食するものという固定観念ができあがり、品種改良も調理用にうまみ成分の多いものを作る努力はされず、生食用の酸味が少なく甘みが強いいわゆる「フルーツトマト」の開発競争ばかりがされるようになったのだろう。

しかし生食だけでは当然のことだが消費量がめざましく伸びることは無い。 消費量を増やす為には、日本食に合う調理用トマトとそれを使った家庭料理の開発が必要だ。

July 07, 2019

クマゼミの初鳴き(2019)

家人は二日ほど前から鳴いていると言うが、私は今朝(2019/07/07)今年始めてのクマゼミの声を聞いた。

毎年7月10日過ぎ頃から鳴き始めるのだが、年々早くなって生きているような気もする。 雨の翌日の晴れた日から鳴き始めることが多いように思うので、気温ばかりではなく雨の降り方とも関係があるのかもしれない。

今後クマゼミは急増して、1週間もすると「セミ土砂降り(*)」になって朝寝が不可能になる。

(*)我が家の隣の小公園で100匹を超えるクマゼミが合唱すると、地下鉄内に負けない大音量だ。 毎朝6時半頃から鳴き始め、7時頃にはもうとても寝てはいられない。 その後気温が上がる11時頃には静まってくれる。 あまり当てにならない手元のマルチメーターでベランダの騒音レベルを測ると80~88dBと言う数字が出る。 毎年のことなので慣れてはいるが、うねるような騒音はクマゼミのいない地方の人には想像がつかないだろう。

July 05, 2019

ストロンボリ山

高校の地学に必ず登場するストロンボリ式噴火で有名なストロンボリ山が大きな噴火をして観光客が一人亡くなったそうだ。

ストトンボリ山は間近で噴火が見られるとして人気の観光地で、NHKや民放の番組で幾度も紹介されている。 ただ常時小噴火をして火山弾を噴き上げているので、日本であれば少なくともレベル2の火山情報が出ていることだろう。 つまり火口には近づくなと言うことだ。 ただこの数十年大きな噴火が無かった為、地元では油断が生じていて大規模噴火の前兆を見落としたのかもしれない。 もっとも、大噴火の前に必ず前兆現象があるとは限らないことはこれまでの日本の噴火被害が証明しているので、今回の噴火でははっきりとした前兆現象が監視システムでとらえられなかったのかもしれない。

通信社のWebサイトやテレビニュースの動画で見ると、海岸に達する大きな火砕流も発生しているようなので、日本では全島避難の指示が出てもよさそうな噴火だ。 今後地元当局がどう判断するのかは分からないが、今のところは避難用の船を用意した段階で留まっているようだ。 この辺りも日本の常識とは差があるのだろう。

July 03, 2019

韓国が対抗措置を決めたが・・・・

日本政府が決定した経済制裁に韓国はパニック状態のようだ。 日本は何も対抗措置をとれないと高をくくっていただけにショックが大きかったのだろう。

韓国政府は早速対抗措置として、半導体製造原料の国産化の為に1兆ウォンの国家予算の支出を決めたが、設備の調達や半導体製造原料の原材料の製造技術などから始めると実用レベルの製品の供給までには1年以上かかるだろう。 なぜならば、この分野は韓国財閥が市場が小さく利益も雨水として手がけてこなかったからだ。 また半導体製造材料の原料も、市場のスケールが小さい為日本でしか作っていないものもある。 そもそも市場規模が小さいのに研究開発/品質管理の設備に多額の費用がかかるので、事業としてのメリットが無いとして日本でも新規参入する企業は皆無だ。 また、フォトレジストではベース樹脂別の棲み分けも進んでいる。

このため手を出してこなかった韓国企業には対象製品の製造ノウハウはほとんど無く、開発・製造や品質管理の技術者もほぼいない。 そのうえ個々の製品は需要企業の製造ラインの要求に合わせたオーダーメイドで製品化と安定した製造には長期間かかる。 だから急遽国産化と言っても、誰でも作れる低グレード品以外は在庫が切れる前に国内からの供給を始めることはほぼ不可能だ。

また、長期間製造してきた為設備の償却進んでいる日本とは異なり、新規の設備投資では固定費が高くコストも高たかいのでそれを用いて製造する半導体のコストも圧迫されるだろう。

と言うわけで、製造画開始されるまでの当面は、首元を締め上げた日本政府を外交の舞台で激しく非難するしか無いだろう。 外交音痴の日本に較べると数段したたかな韓国のことなので、日本の足下をすくうてを何か見いだす可能性が十分にあるので、日本政府もそれを予想して対応策をあれこれ準備しておく必要がある。

強い雨の中、高齢者は自力では避難できない。

この数日の豪雨で避難の呼びかけが何度も出ている。 しかし農山村の高齢者が安全に避難する手段を提供する自治体はほとんど無い。

激しい雨が降っている中で、高齢者が必要な手回り品を持って徒歩で避難するのは危険だ。 運転すべきで無いと免許を取り上げられた高齢者には車も使えない。 結局差し迫った危険があるとしても自宅に留まる方が安全だと言うことになる。

強い雨の中、車を使って避難できない高齢者には自治体が避難所への送迎サービスを行うべきなのだが、コストカットで人員が削減された自治体にはその余力は無い。 河川監視に当たっている消防団に押しつけるのも無理な話だ。

それではどうすれば良いのか?

一つの案は、各都道府県警察本部が機動隊を動員して避難の支援に当たることだろう。 避難準備情報の段階では、機動隊はまだ暇なはずだから。 近くに自衛隊の基地がある場合はそれを動員するのも良い。

July 01, 2019

日韓関係は最悪か?

メディアでは今の日韓関係は戦後最悪だという表現が氾濫している。

しかしそれは必ずしも正しくない。 李承晩時代の日韓関係はもっと悪かったからだ。 あの時代、日本は米国によって行動が制限されていた為、李承晩の韓国は日本に対してやりたい放題だった。

それと較べれば、今の日韓関係はまだまだましだ。

対韓報復で輸出禁止?

政府が強制徴用問題に対する報復として、韓国への半導体製造用化学品の禁輸を検討しているという。

半導体製造用の化学品は特別の製造技術と品質管理技術が必要な為一朝一夕には供給が出来ない。 汎用半導体用の原料はちゅうごくや欧米にもあるだろうが、高精細が要求される高性能半導体製造原料は供給者と需要者が品質の擦り合わせをしながら製品化する、いわばオーダーメイド製品なので簡単には供給者の切り替えができない。

また、化学品だけで無くディスプレイ用のガラスや樹脂シートなども日本製品のシェアが高いので禁輸になると韓国メーカーは困ることになる。 これらの製品の中にはブランドは欧米メーカーであっても製造は日本にある工場で行っているものもあるので、一律に禁輸されると製造が困難になるだろう。

と言うわけで韓国政府は即座に反応し、WTOへの提訴を表明しているようだ。 実際にどの程度の禁輸が行われるのかはまだ明らかでは無いが、強制徴用問題との取引材料の第一弾としては十分のインパクトがあったようだ。

追記(2019/07/02);
今回は半導体の製造に使用する材料のみが対象のようだが、電子製品の製造に不可欠な材料や部品で日本が大きなシェアを持っているが、それらの中には単価が安く収益性が悪いので韓国財閥が手を出してこなかったものがいくつもある。 それらは制裁の第2弾第3弾の材料になるだろう。

梅雨の様変わり

梅雨前線が北上して東北地方の偽の梅雨もやっと本物の梅雨になったようだ。 ただ、私が子供だった半世紀前と今では、梅雨がすっかり様変わりしているように思える。

昔の梅雨は曇りと雨の日が続き、その雨も静かに草木の葉を濡らすような降り方が多かった。 さほど強くはないものの、降雨日数が多いので全体としては秋までの農業に十分な雨量があった。 また、時に激しい雨もあるが、それはほとんど梅雨の末期で狭い範囲にまとまって降る為いつの頃からか集中豪雨と呼ばれるようになった。

しかし今は、梅雨の初期から広範囲に豪雨が降るかと思うと、まったく雨が降らない日が続いたりする。 このような梅雨は昔も時折あったが、陽性の梅雨と呼ばれて5年に一度ぐらいしか無かった。 それが今では様変わりして、陽性の梅雨の方が大部分を占めるようになっている。

今では子供達が抱く梅雨のイメージも変化して、じめじめと湿気が高く紫陽花の葉を濡らして細かい雨が降り続く季節では無く、集中豪雨の季節と言うことになっているかもしれない。

« June 2019 | Main | August 2019 »