暴走の世紀
20世紀は化学と機械工学の暴走で1千万人を超える人々が殺戮された。 そして21世紀の今、情報技術が暴走を始めているが、これが人類に大きな災いをもたらさない保証は無い。 それは人類がテクノロジーの暴走を制御出来るかどうかにかかっている。
古来科学者(昔はウイザードやマギ)達は好奇心を抑えられずに、いくつものパンドラの箱を開いてきた。 そして技術者は技術的に可能なことを他人に先駆けて実現することに夢中になり、それがもたらす負の面は利用する者の良識の問題だとして気に留めずに来た。 そしてまた、利用する者達も負の面を気に留めないことは同様だ。
斯くして暴走を留めようとする者はどこにもいない。 むしろ暴走の危険を警告する者は時代に逆らう者として非難を浴びせられて来た。 21世紀におけるテクノロジーの暴走は一体何をもたらすのだろうか。
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