唱歌が伝える戦前の子供達の悲惨な暮らし
最近唱歌などの昭和初期までの歌を扱う番組が多いが、それを見ていて気がついたことがある。
それは、それらの歌詞に児童労働や児童婚が戦前には当たり前に行われていた事が歌われていると言うことだ。 かつて一大ブームを起こした「おしん」も児童労働者として奉公に出されたのだが、唱歌にも子守奉公に出された幼い女の子や数え15歳(満年齢では13ないし14歳)で嫁に出された少女が当然のように登場する。 また、家事や家業の手伝いをする幼い子供達も登場する。
つまり戦前にはまだ、明治大正時代を引きずった児童労働や児童婚が当たり前のこととして行われていたということだ。 このような児童の悲惨な生活が無くなったのは戦争と敗戦でそれまでの社会が壊れてからだ。
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