警報が多すぎる
豪雨その他の自然災害に対して次から次へと上位の警報が作られたため、一般人は相互関係がすぐには理解できないほど警報が複雑化している。 その結果警報が出ても一般人にはその緊急性が把握できなくなり、非難する方が好ましい地域の人が非難しない事態になっている。
また、ハザードマップに示される警戒区域は広く、本当に危険度が高いのか、後で非難されるのはいやだから念のため広げておけと言って範囲に入れている地域なのかが理解しにくくなっている。 特に都市部では、警戒区域内に防壁の役目を果たしそうな鉄筋コンクリートの大型集合住宅が立ち並んでいたりするが、ハザードマップを見るとそのような状況は考慮されていないようだ。 これもまたその地域の住民が、警報が出ても非難しない理由になっている。
そのほかの自然災害の被害についても、可能な限り膨らませた被害予測が氾濫している。 これもまた、警報や被害予測を狼少年化する原因となっている。 被害予測を公表する場合は、仮に起きたとすると最悪こうなると言った無責任なものではなく、必ず発生頻度の予測やその確度も明示すべきだ。
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