殺人猛暑
北海道では冷夏のようだが、西日本ではまだまだ殺人的な暑さが続くようだ。
私が子供だった昭和30年代にも暑い日はあった。 しかし当時の東京では30℃を超えると暑さが厳しいと言われ、子供達は「日射病」を避けるために外で遊ぶときは麦わら帽子のようなつば広帽をかぶるように言われた。 そしてもっとも暑い日の気温でも33℃ほどだったので、今年の暑さと比べると5℃以上低かった事になる。 まだ家庭用エアコンが無かった時代だが、窓を開け放って風を通せば扇風機や団扇で暑さをしのぐことはできた。
そしてその後、都市型気候の影響で少しずつ最高気温が高くなってゆくが、それでも35℃を超えるようなことは無かった。 しかし昭和40年代になると大気汚染がひどくなり、晴天の夏の日は白い光化学スモッグが発生するため子供が屋外では遊べなくなり、夏休みの子供が外で遊ぶ姿はほとんど見られなくなってしまった。
その後公害汚染対策が進み、昭和50年代に入ると空も多少は青さを取り戻したが、平成に入ると今度は温暖化による夏の気温の急上昇が始まり今に至っている。
こう見てくると、夏の最高気温が60年間で5℃以上上昇したことは間違いが無い。 様々な利害関係から地球温暖化を認めるわけにはいかない人たちもいるが、これが温暖化で無くてなんだろう。 直ちに炭素含有燃料の使用は全面的に止めるべきだ。
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