夏の高校野球は球場変更を検討すべき
このところの連日の猛暑で多数の熱中症患者が出ているし、毎日数人の死者も出ている。 こうなると心配なのは夏の甲子園だ。
これは炎天下に熱心な応援をすることが賛美され夏の風物詩とも言われている。 しかしそれも程度問題だ。
昨今のような高温では応援団員の危険が大きすぎる。 選手は攻撃中にダグアウトに戻って水分を補給し多少の涼を取ることも可能だし、観客は自由に日陰に移動できる自己責任でとしても良い。 しかし集団行動で、自由に日陰に避難することができない応援団は熱中症の危険にさらされている。 さらに応援に熱中しているあまり、自分が熱中症になりかけていることに気づかない可能性もある。 そのような点には引率の教師が気を配るべきなのだが教師も応援に熱中しているだろう。 また学校で生徒は熱中症で倒れている事例を見ると、そもそも教師達に生徒を熱中症から守るにはどうすべきなのかと言う知識も少ないようだ。
と言う事で、この夏の甲子園では救急搬送されないまでも熱中症を発症する生徒は多いだろう。 主催者は発症数を正しく把握して来年以降の保護策を立てねばならない。 その中には球場をエアコン設備があるドーム球場、具体的には大阪ドームに移す可能性も含まれてしかるべきだ。
これまでの歴史などを考えると抵抗も激しいだろうが、死者が出てからでは遅い。 是非とも検討してほしい。
追記;
数年間大阪ドームに開催球場を移し、甲子園球場に熱中症対策を施した後に甲子園開催に戻すと言うやり方もあり得るだろう。
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