落橋事故
米国で架設工事中の陸橋が高速道路上に落下して犠牲者が出た。 以前は、「このような事故は日本では起こらない」といえたのだが、近年日本でも架橋工事での桁落下事故は何件か発生しており、そうとも言えなくなっている。
昔、オークランド地震の際に高架式高速道路が崩壊したことがある。 その際日本の専門家は、日本の厳しい耐震基準ではこのようなことは起こりえないと言ったのだが、その後の阪神淡路大震災では阪神高速道路が倒壊した。 このように「技術が優れた日本では起こりえない」は通用しなくなっている。 他の分野の事故についても、技術の低い国だから起きることと片付けるのは危険だ。
ただ一方で、注目を引きたい「専門家」が危険評価を膨らませて騒ぎ立てる事例も増えている。 よって、我々一般人もそれなりに情報を集めて専門家の情報を評価する能力を身につけなければならない。 ただし情報を集めるときに気をつけねばならないのは、インターネット上の情報を畝ミニしてはならないと言うことだ。 インターネット上の情報は意図を持って操作されていたり、個人の都合に合わせて誇張されたり、知ったかぶりでゆがめられていたりすることが多いからだ。 また、つい自分の気に入る情報ばかり集めて、それが多数派の意見だと思い込んだりすることも少なくない。
インターネット上の情報は信頼度が低いので慎重に評価しなければならない。 残念だがこれが現状だ。
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