コスミックフロント音楽会
2018/01/11;今夜のコスミックkフロントは大音楽会。 2001年宇宙の旅も当然のように登場した。
もう半世紀も前、「2001年宇宙の旅」の初回公開を数寄屋橋のあたり(だったと思う)の映画館で見た。 冒頭の原人のメークと「ツアラストラかく語りき」のファンファーレにも驚いたが、その次の「美しき青きドナウ」にのって宇宙ステーションとワルツを踊るシャトルにはほとんどショックに近い感動を受けた。 それほど音楽と映像が一体化していたからで、それまでに見た映画の音楽とは全く異なる美しさを感じた。
シャトルには当時米国のフラッグキャリヤーだった今はなき PANAM のマークが付けられていて、そのブルーも印象的だった。
今では「2001年宇宙の旅」のような特撮はコンピューター合成で安価に作ることができるが、当時の特撮技術を駆使し大がかりなセットを使って作り上げたリアルな宇宙空間のイメージは多くの人を仰天させた。 そしてそれはその後の実写映画やアニメーション映画に大きな影響を与えた。 窓の中で人が働いているのが見える月面基地や、木星探検船ディスカバリー号の内部などからイメージを借用している例は少なくない。 スターウオーズにもその影響が見られる。
終盤の「永遠の光」にのったサイケデリック(当時流行していた)な光の乱舞には頭が痛くなりかけたが、それも当時の時代精神の一部だったのだろう。 これからもアイディアを借用した例がいくつかある。
「2001年宇宙の旅」は50年前、映画の世界にそれほどの衝撃を与えたのだ。
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