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June 2017

June 28, 2017

少子化対策

結婚や出産を避ける情勢の比率の増加で、日本の少子高齢化は今後もさらに深刻化しそうだ。

最も有効な対策は、女性が出産子育てに専念してもよいのだという環境を作ることだ。女性が出産子育てで一定期間家庭に留まることは、安価で使い捨てができる労働者として女性を求める経済界にとっては不都合なことだが、日本の将来を考えれば是非とも必要だ。

別の言い方をすれば、出産子育ての期間中も女性を働かせたいのであれば、旧共産国が行っていたような完備した保育・医療および教育制度が必要だ。そして、多くの子供を産む方が女性にとって有利である様な社会制度も必要だ。

今のように、たとえ出産と育児のためであれ、女性が家庭に留まることが悪いことであると言う刷り込みを続けていては、日本は先細りになるだけだ。

失態を繰り返したって大丈夫

「いくら失態を繰り返したって大丈夫、安倍首相がかばってくれるから。」とばかりに懲りない稲田氏。こびへつらいに弱い安部氏としては、取り入るのが上手な彼女には逆らえないのかもしれない。いやむしろ夫人の件も含めて、女のワガママに弱いと言うべきかもしれない。あるいは自分に媚びへつらって取り入ってくれる者たちにそっぽを向かれるのが怖くて、断固とした処分ができないのかもしれない。

それはともかく、前回辞任の原因になった病気が悪化して、深夜にタクシー4台に分乗した医師団が安部氏の元に呼び寄せられてとも報じられている。この病気の根本原因は心理的なものであるので、このままでは前回同様そう長くは持たないと予想される。

昨年から目に付きだしたうつろな視線やほおの引きつりがだんだんひどくなっている。せっかく3選可能にしたものの、総裁選まで持ちこたえられるかどうか。再選されてもすぐ辞任という可能性もある。安部氏と心中したくなければ、安部ボーイズや安部ガールズは次の総裁候補に取り入ることを考える方が良い。

June 27, 2017

ダークエネルギーと負物質

トンデモ科学者の端くれである私は、ダークエネルギーとは負のエネルギーでは無いのだろうかと考えている。そこで負のエネルギーと負のエネルギーからなる物質の振る舞いについて考えて見た。

1.負の質量
 エネルギーと質量の関係式(e=mc^2)を適用すると、左辺のeが負であるから右辺も負になる。しかしc^2は正になるので質量mは負になる。

2.引力と斥力
 引力の関係式(f=m1*m2*r^2)を適用すると、m1とm2が同種であればfが正で引力が働き、どちらか一方が負で他方が正であればfが負となる。つまり異種物質間では斥力が働く。
 またこのことから、正負の物質が混在していても時間が経つにつれて分離してそれぞれが局在化するだろう。

3.レンズ効果
 物質が正であれ負であれ集まれば重力場が生じる。その重力場によって生じる空間の曲がりが、物質の正負によって異なるのか同じであるかは私には分からない。しかし、空間のゆがみが凹凸どちらであっても光路長が伸びることには変わりが無いのでともに重力レンズ効果が生じる。凸であっても凹であっても効果が同じであるため、空間のゆがみがどちらであるかをレンズ効果の観測だけで知るのは難しいだろう。

4.完全消滅
 正エネルギー物質が対になる負エネルギー物質と衝突すると、完全消滅し後には何も残らない。これは正物質と反物質の対消滅では後にエネルギーが残るのと大きく異なる点だ。大量の正負のエネルギー物質が対消滅すると、空間の重力ひずみも無くなるので重力波が発生する可能性は有るが、全てのエネルギーが消滅するので発生しない可能性もある。

ダークエネルギーとディラックの海

かなり以前の事になるが、コスミックフロントでダークエネルギーについて解説していたが、その中で空間にはエネルギーが詰まっていて空間が伸びるにつれてわき出してくると言うような説を述べていた。それを聞いて私は、ディラックの海を思い出した。

ディラックの海も真空は空虚では無くある種のエネルギーで満たされていると考える。1950~60年代のSFにはしばしば登場したもので、どの作品だかは忘れたが「ディラックの海から水素原子が生まれるピンと言う音に耳を澄ませ・・・」などというくだりがあった。

ディラックの海以前にも、真空は実は空虚では無くエーテルと言うもの(もちろん化合物のエーテルでは無い)で満たされていると言う考えもあった。これはエーテル説と呼ばれていたもので、光の伝播などをこれで説明できるとしていた。

このように、真空は実は空虚では無く何かで満たされていると言う説がまたまた取り上げられるというのは面白いことだ。

June 26, 2017

様変わりした梅雨

近年の梅雨は私が子供の頃の梅雨とは全く様変わりしている。

子供の頃の梅雨は晴れる日が少なく、週3~4日は細かい雨が降るという感じで、雨に濡れたあじさいも花や葉の印象が強い。そして全般に気温が低く湿度が高いため、着るものの調整が難しかった。

しかし今は連日晴天が続く中で時折強い雨が降るという傾向が強く、子供の頃とは全く様変わりしている。あじさいも水不足で、ほこりをかぶってうなだれていることが多いように見える。

また、かつても梅雨の末期には集中豪雨による洪水被害が出ることがあったが、今は梅雨の初期から豪雨被害がある様に見え、豪雨の様子がすっかり変わっている。

梅雨期全体での雨量は変わっていないのかもしれないが、降り方が様変わりしている。これは私だけの印象なのだろうか。

June 24, 2017

女子プロゴルファーの服装

この週末もプロゴルフのテレビ中継をしている。

つけっぱなしの画面を見るとも無く見ていると、エレガントで目に楽しい服装の選手の大半は外国人選手で、逆にむさ苦しい服装の選手のほとんどは日本人選手だ。スポーツ選手が服装などの外見に注意を払うことを悪く言うことが多い日本だが、外国人選手は技も服装も見せるスポーツとしてどちらも重要だと考えているのだろう。

見るスポーツとしてのプロゴルフをより見て楽しいものとするため、女子プロゴルフ協会は傘下の選手の服装の向上に努めるべきだと思う。以前聞いたことだが、米国の女子プロゴルフ団体は、観客を楽しませるためには技術も外見も等しく重要だと考え、傘下の選手の服装や化粧の相談に乗るスタッフを置いているそうだ。日本もまず技術で外見はそれからなどと言う古くさい精神論はすてて、両方とも大切にする他国の女子プロゴルフ協会のやり方を参考にしてはいかが?

June 22, 2017

尻ぬぐいも限界?

安倍内閣で、長い間首相自身や閣僚の不祥事や不適切発言の尻ぬぐいをしてきた菅官房長官だが、そろそろ辛抱も限界に近づいているように見える。

理由は、安部夫婦の二つの不祥事に対する対応や後処理に当たって、しばしばいらだったり適切ではない発言をすることが目立つようになってきたからだ。安倍内閣の中心として不祥事の収拾に当たってきた苦労が彼を疲れ果てさせているのだろう。

安倍首相の不適切発言を訂正することが多く、どちらが首相なのかという場面も多かったが、そろそろ見放して休養に入るべき時と思える。

June 18, 2017

米国軍艦衝突

米国海軍のイージス艦が相模灘で貨物船と衝突して水兵に死者が出ている。

イージス艦の右舷艦橋付近にコンテナ船の船首が浅い角度でぶつかったようだが、吃水下に大きな被害を受けたようで自力では動けず、タグボートに曳航されてやっと横須賀に帰港した。艦船の横腹は船体の中ではもっとも弱い部分で、逆に船首はもっとも頑丈な部分であるため、民間船船首といえども大きな被害を受けてしまったのだろう。

特に貨物船の船首は船首波を押さえて抵抗を減らすため、水面下に突き出しておりこれが米艦の水面下に大きな被害を与えたと思われる。このため前部居住区画から機関室にかけて浸水して主機関が使えなくなった様で、朝方の映像では排水しながらかろうじて動いている様に見えた。さらにその後の映像では、大量に排水しているにもかかわらず傾斜が増えていた。

これから考えると浸水は深刻で、貨物船船首との当たり方がもう少し深ければ転覆・沈没の危険もあったと思われる。

衝突原因はこれから解明されるだろうが、米艦の右舷とコンテナ船の船首左側が当たっているので、米艦がコンテナ船の左側から前を横切ろうとした様に見える。この場合、航行の優先権は右側にいたコンテナ船に有るので米艦の航行規則違反の可能性が高い。

以前浦賀水道で自衛隊のイージス艦が同じような事故を起こしたことがあるが、最新の周辺監視装置を持っているはずのイージス艦が、何をしていたのかという疑問が湧く。乗組員が少なく当直員も少ない民間船に較べて乗組員が多い米艦は、十分な人数が当直に当たっていたはずなのだが・・・・。

追記(2017/06/19);
NHK-BSで放送された米国のニュースでも、右舷に大きな穴が開いて大量の浸水があったため乗員が退避できなかったと説明していた。また、やはり当直員は何をしていたのだと言う疑問が持たれているようだ。

衝突の角度からは、左側から追い越しをかけた米国艦が前を横切ろうとしたが、コンテナ船の速度や位置関係の判断を誤ったのでは無いかという印象が強い。

June 16, 2017

金魚の糞

私が小中学生だった頃、いじめっ子のガキ大将の後を忠実について歩く子分たちを「金魚の糞」と呼んで馬鹿にしていた。

今、国会で自民党の後を忠実について行く公明党や日本維新の会がまさにそのような金魚の糞に見える。いっそのこと実態に即して党名を変えると良い。「公明自民の金魚の糞党」、「日本維新自民の金魚の糞党」がよい。

もっとも、これだけ自民に忠実であると独立した党である意味が無い。いっそのこと「自民党公明派」、「自民党日本維新派」なる方が実態を忠実に表している。

June 15, 2017

ロンドンマンション火災

ロンドンのタワーマンションが全焼し、多数の死傷者がでtレいるという。

ニュース映像で見たところでは建物全体が松明のように炎上しており、パニック映画の「タワーリング・インフェルノ」を再現しているかのようだった。また、薄い板状の物が幾つも舞い落ちているのが異様だった。

これについて海外通信社の情報では、古い建物の改修時に建物の断熱性を改善する為に外壁に貼り付けられた断熱材が燃え、出火階以外に延焼する原因となったのではないかと言う。法律的にはそのような工法が英国の法律に合致しているのかどうかについては現時点では情報が無いが、少なくとも各会の間に延焼を食い止める防火帯または防火壁を設けるべきであったと言う報道もある。

翻って日本ではどうだろうか。専門家は例によって、日本の厳しい法律では起こりえないと主張するだろう。実際に火災が起きた例でも、上階に延焼したケースは少ない。しかしこれまでにも専門家が起こりえないと主張した事故や災害が発生した例は多数有る。法律や条令の規制に重大事故につながる見落としが無いか、今一度詳細に見直しを行うべきだろう。

特に、最近のタワーマンションは、以前の中層マンションの鉄筋コンクリート造りとは異なり、軽量化と柔軟性確保のために鉄骨に工場で作ったパネルを取り付けたように見える物が多い。火災時に上階に火が伝わる隙間などが無いよう、慎重な確認点検が望まれる。

自分らしい

自分らしい仕事は探して見つけられるものでは無い。しかし、今目の前にある仕事に打ち込んで、それを自分らしい仕事、やり甲斐のある仕事に変えることはできる。

団塊の世代が仕事を求めて社会に出た高度成長時代でも、仕事を選べたのはほんの一握りのエリート(オーナ経営者の子供か旧帝大の上位卒業者)だけだった。他の者は手に入れられた職業で懸命に働くことでそれを天職に変えたのだ。

ほんの少しの勇気

あるがままの自分を認め、あるがままに生きるために必要なのもは、「ほんの少しの勇気」。

それがあれば、高価な化粧品も美容整形も必要が無い。

ある主張

「思うままの統治を行うためには、私には自由も民主も邪魔でしか無い。民には私への服従と忠誠がありさえすれば良い。」 (内閣総理大臣 安倍晋三)

June 14, 2017

裸の王様

トランプ氏が初めての閣議を公開で開き、閣僚がお追従を並べるのを放送させたという。そして自画自賛のおしゃべりも放送させたそうだ。それを聞いて、ヨーロッパのおとぎ話を思い出した。

そのうちどこからか子供の声が聞こえてくるだろう、「ねえ、王様はどうした裸なの?」。

日本の某総理大臣も同じようなことをさせているが、さてこちらはどうなるのだろう。

June 13, 2017

日米の共通点

どちらの長も独裁指向で、嘘をつく。

June 11, 2017

残業

50年以上昔のことになるが、私の父はキャリアの国家公務員だった。

その当時、管理職になった私の父は午後6時頃までにはカバン一杯の書類を持って帰宅しており、夕食後その書類を調べたりしていた。

そのような仕事は役所でする方が良いのではと私が尋ねると、父は上役が遅くまで役所にいると部下は仕事が無くても帰りにくいし、残業をしている者も上司が気になって仕事に集中できないからだと言っていた。

今の民間企業でも、率先垂範して働くとして遅くまで事務所に残っている上役は少なくない。それでは部下たちは帰りにくいので、何か仕事を作って残業するようになりがちだ。これが事務職の長時間労働の原因の一つだろう。

私が若いころの職場の上司の一人は、午後3時頃になると自分の仕事を全て終えてしまい、定時後の麻雀の仲間を物色していた。そして部下たちが気が散ると文句を言うと、各人の能力を考えて定時までに終わる程度の仕事しか与えていないとうそぶいていた。そして誘われた部下は、可能な限り定時までに仕事を完了し、終わらない者も1時間以内に終わらせて麻雀に参加するのが通例だった。

これはやり過ぎだが、要領よく時間内に仕事を済ませ、定時後は楽しもうと率先垂範していたと言う点で、時間外労働を減らすには良いやり方だったのかもしれない。付け加えると、彼が上司だった間、その部署で仕事が滞って関係先から苦情が来たという事は無かった。

もちろん当時とは異なり、労務が残業が少ないと見るとすぐ人を減らし、残業が多いと餡にサービス残業を要求してくる現在ではこうはできないのかもしれない。残業減らしと過労死防止には、労務担当と経営者の思想改造教育が必要なのだろう。

人口減少対策

日本の人口減少は、放置すれば将来今の若年世代の生活が立ちゆかないところまできている。

今の若者たちは高齢者の生活を支えるのはいやだから年金を切り下げろと主張している。だが、将来の若者たちも自分たちが高齢者の生活を支えるのはいやだと言うだろう。その結果、高齢者の年金はさらに切り下げられることになる。

その時代、自分の生活を支えられる高齢者は貯蓄ができる高所得者だけになるかもしれない。数千万円の貯蓄が作れない一般勤労者はそれでは生活が立ちゆかないだろう。現状を放置すればそうなる可能性が高い事を、現在の若者たちは理解してはいないのだろう。

そうならないためには人口を増やすしか無い。それには移民を受け入れるか、女性一人当たりの生涯出生率を2以上に高める必要がある。それにはどうすれば良いのか?それは女性にとって多くの子供を産む方が有利である社会システムを作るしかない。かつてのソ連のような手厚い幼児保育システムと教育の無料化、さらに子供が多いほど増える育児手当などがその解答の一つだろう。

女性を安価な労働力として駆り出したいという企業の希望があるのは承知しているが、日本の将来を考えると出産と育児のために女性が家庭にとどまれるようにすることも重要だ。

June 09, 2017

追い詰められるトランプ氏

コニー氏に嘘つき呼ばわりされてますます追い詰められるトランプ氏。ウイキリークスが懸命に守ろうとしているとは言え、足下の温度はどんどん上昇している。これが燃え上がらないようにするには、反トランプ派に対する偽ゴシップなどを駆使した強力な世論操作が必要になるだろう。

一方、わが安部氏と言えばのんびりとぬるま湯につかっているが、その温度が次第に上がっていることに気がついているのだろうか。その鍋がかけられているかまどの火は、文部科学省スキャンダルでとろ火ではなくなりつつある。

ウィキリークスの沈黙

トランプ氏の足下がだんだん厚くなってくる。まだくすぶっている程度だが、火がついて燃え上がるのも遠くないかもしれない。

伝えられる内容からはウィキリークスの材料になりそうなことが多数有るのだが、彼らは沈黙を保っている。彼らは選挙中トランプ支持を表明していたので、トランプ氏が不利になるような情報の隠蔽に努めているのかもしれない。

もしかしたら、トランプ前の時代、政権の機密のリークを続けたのは、米国の政権を弱体化したいというロシアの意向に沿ってでは無いかと思わせる、そんな最近のウィキリークスのだんまりを決め込む動きだ。トランプ政権成立で恩赦と褒賞を期待した創始者の期待も当て外れと言うことか。

June 08, 2017

プロ野球交流戦

特段の不調チームが無いパシフィックリーグと、好調のチームが無いセントラルリーグの対戦ではこんなものかもしれない。

巨人ベンチは今日も涙目で言葉が無い。打たれ出すと止まらない巨人投手の習性が今日も出てしまった。選手育成に定評がある日本ハムか、やはり選手育成がうまく育った選手をトレードして稼ぐオリックスと、監督とベンチスタッフを含めて「全取っ替え」してはどうか?フロントもかもしれないが・・・・。

追記(2017/06/09);
巨人の連敗が続くので、予想通りプロ野球関係者から交流戦は止めてしまえと言う主張が増えてきた。彼らにとっては巨人が強くなければプロ野球は衰退するという固定観念があるからだ。「巨人大鵬卵焼き」の時代から半世紀近く。いつになればそんな思い込みから脱皮できるのか?

東京中心主義の産物である巨人至上主義。これから脱却しなければ地方創生は無理ですぞ、安部さん。

June 06, 2017

トランプ氏に読ませたい本

私の机の上に、トランプ氏に読ませたい一冊の本がある。

その本はエリック・フランク・ラッセルによる短編集「宇宙の深淵より,原題;Deep Space(1954年)」だ。とくに「証言」、「すこしの油」、「不定種族」など、彼が教えられるものは多いはずだ。

同じ事は、身勝手で自己中心的な人間が増え、そのような者たちが引き起こす事件が目立つ日本人にも言える。是非とも学校で英語の副読本として取り上げてもらいたいと思っている。

それはそれとして、あくまで移民を制限するというのであれば、米国は自由の女神像をフランスに変巨悪すべきだ。

June 05, 2017

爆竹でパニック騒ぎ

いずれ起きるだろうと思っていた事故が起きてしまった。

報道によれば、トリノ中心部の広場でサッカーの試合のパブリックビューイングに集まっていたユベントスのサポーターたちが、爆竹の音に驚いてパニックとなり走り出し、将棋倒しの下敷きになるなどして1,400人以上が負傷したとの事だ。

昨今のテロ事件のために敏感になっているので、いたずら者が爆竹を鳴らせばパニックになる下地が十分にできている。場合によっては紙袋をつぶす破裂音でも十分だろう。日本のように銃の入手も困難で大半の人が銃声を聞いたことが無い国と違い、銃の入手が容易な欧米では乱射事件が多い。そのような状況ではちょっとした破裂音でもパニックが起き、群衆の暴走が起きる。そうなれば転倒する者もでるしそれに躓いて将棋倒しも起きる。

要は走らなければ良いのだが、報道の映像を見ると「走れ!」と叫ぶ者が多いようだ。走ればパニックも拡大して死傷者も増加する。走るのが良いのか、走らずにゆっくりと退避すべきなのか、専門家による研究が必要なようだ。

June 04, 2017

室屋氏千葉で2連勝

NHKが力を入れて放送しているエアレースの千葉大会で室屋選手が昨年に続き2連勝した。昨年から急速に総合順位を上げている室屋選手は今季2勝目で、一躍世界のトップレーサーに躍り出た。お祝いを言いたい。

ところでエアレースはこれだけでは無く、世界では異なる規格のレースも行われている。特に米国のリノで行われるエアレースは有名で、複葉機が出るようなクラスから改造された第2次世界大戦の戦闘機(*)が出場する無制限級まで多くのクラスがある。今回室屋氏が優勝したレースは機体も小型で速度も制限されており、自動車で言えばF-3クラスのレースのような感じがするので、7リッター級の大排気量車が暴れ回ったかつてのCAN-AMレースのような、無制限級のエアレースも見たい気がする。

(*)ムスタング、シーフューリー、サンダーボルトなど、第2次大戦末期に活躍した連合国側の戦闘機が多い。写真や動画でしか見たことは無いが、重戦闘機が低空を500km/hを超える速度で周回コースで競り合う光景は迫力がある。

June 02, 2017

ノイジー・マイノリティー

最近見た記事で、いわゆるネトウヨ(ネット右翼)をノイジー・マイノリティーつまり騒々しい少数派と呼んでいるものがあった。様々な調査や研究で、ネットにはノイジー・マイノリティーがはびこっていることは報告されているが、一般のどちらかと言えば政府よりのメディアでこれほど明言しているものは初めて見た。

そのようなノイジー・マイノリティーはあちこちでネット上での評判を気にする者たちに悪い影響を与えているが、それはテレビの世界でも目立つ。テレビ番組の制作者(プロデューサーなど)がネットでの評判を気にするあまり番組の質が低下しているからだ。ノイジー・マイノリティーが褒めそやす、無芸のお笑いタレントや一山幾らの「アイドルタレント」を使えば安心と考えて多用するため、中身の無いバラエティショーや経費のかからないクイズ番組や同じ地域ばかり登場する旅番組が氾濫している。

その一方でドラマ番組は今や絶滅危惧種になっている。同じ俳優が同じ設定で登場する定番ミステリーは生き残っているが、これも飽きられて視聴率は下がる一方だろう。その一方で、ノイジー・マイノリティーにけなされるリスクがある若い俳優は出番がほとんど無くなっている。背景にはノイジー・マイノリティーたちが俳優を勝手に自分のイメージにはめ込み、それに合わないとイメージに合わないとネット上で避難するからだ。それを跳ね返して若い俳優を育てるのがプロデューサーの重要な任務なのだが、今のプロデューサーにはその信念も力量も無いようだ。

かくしてテレビには多彩な俳優が主役を交代で務める韓国ドラマばかりが登場することになる。韓国の俳優たちは善玉役も悪玉役も平気で演ずるようなので、様々な使い方ができる。また、視聴者もひいきの俳優が様々な役を演ずるのを楽しむのだろう。これがプロデューサーの発想を柔軟にしているのかもしれない。

かくして韓国では次々とドラマが製作される一方で、日本ではドラマが絶滅寸前になっている。もっとも日本で韓流ドラマが受けたのは、昼メロが作られなくなり、それを支持していた中年婦人たちが楽しめるドラマが無くなっていたことも大きいと考えている。

急速に進む米国の地位低下

トランプ政権になって急速に米国の国際的な地位や威信が低下している。これはトランプ氏の「アメリカ・ファースト」が事実上「米国内事情優先主義」であるため、各国が米国中心の国際政治に背を向け始めているからだ。

さらに、米国がパリ温暖化防止協定離脱を決める事に当てつけるように、中国やロシアが温暖化協定重視を表明することでさらに米国の国際的地位を低下させようとしている。

このままトランプ氏が「アメリカ・ファースト」を続ければ、国際政治における地位低下が進み、長く続いてきた「アメリカ・アズ・ナンバー・ワン」は失われることになるだろう。それは米国が「唯一の超大国」の地位を失い、「数ある大国の一つ」に成り下がることをも意味する。

米国人がそれに我慢できるかどうか、それもまたトランプ政権の今後に大きく影響するだろう。

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