体脂肪率計は当てにならない
我が家には二つの体脂肪率計がある。しかしこの二つの測定値が2倍も異なるのだ。
一つはタニタの体重計式のヘルスメーター(BC-314)で、もう一つはオムロンの手持ち式体脂肪計(HBF-306)だ。測ってみると、タニタのヘルスメーターでは12~14%と表示されて、腰痛とそれに起因する神経痛に悩むメタボでロコモの高齢者の数値としては明らかに低すぎる。一方オムロンの手持ち式では30~32%となり、これはコレステロールと中性脂肪の数値が正常あるいはわずかに正常範囲を超えるという血液検査の結果などから見て明らかに高すぎる。測定部位が下半身と上半身の違いがあるとはいえ、これだけの差が出るとどちらの数字も信頼しがたいと言わざるをえない。
と言うわけで、1種類の簡易な測定法での体脂肪率は信用しない方が良さそうだ。もっとも、体脂肪率を正確に測定するには大がかりな装置が必要で簡単では無いそうで、誰でもがいつでも測ってもらえるものではなさそうだ。結局は体脂肪率で一喜一憂せずに、加工食品に頼らずに幅広く様々なものを食べる、健康的な食事をせよと言うことだろう。
もちろん健康管理の基本である体重の増減に気をつけるのは当然だ。体重が急変したり同じ傾向が長く続く時は、何か深刻な病気が隠れている可能性があるからだ。また、ダイエットだと言って一ヶ月に何キロも減少させるのも病気の元になるので、医師の指示による場合以外はしない方が良い。深夜のラーメンを止めるだけで、月1キロぐらいは減らせるだろう。
追記(2017/06/25);
オムロンの体脂肪計の数値は、その後持ち方が上達したのかやや減少して28~30%になっている。手のひらで電極をどのくらいカバーできているかで数値がかなり変動するので、この体脂肪計では注意が必要だ。
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