トンデモ科学者の疑問;宇宙創世編(ビッグバンのシナリオ)
始めに混沌(無)があった。それには次元がなく大きさも時間すらもなかった。
その混沌の揺らぎのごときものから、対をなす存在が生まれた。一方を正(陽)と呼び他方を負(陰)と呼ぶ。これらにも次元はなく、大きさも時間もなかった。次元が存在しない混沌には位置の概念もない、従って正と負の位置関係を考えようとしても意味がない。
次いでこれらのそれぞれに次元が生じ、大きさと時間が生まれた。大きさと時間が生まれたことによって正と負は膨張を始め、それぞれに空間が生じた。
膨張するにつれて相変化が起こり、正には正のエネルギーが、負には負のエネルギーが凝縮し始めた。そして、そのエネルギーの蓄積によって正と負は急膨張を始めた。これがビッグバンである。
蓄積しつづけるエネルギーによって空間の膨張が加速しある限界を超えると、膨張をつづけるに十分なエネルギーが凝縮できなくなり空間が冷却し始めた。空間の膨張は速度が低下しながらもさらに続きそれによる冷却も続いた。その冷却によって、臨界点を超えるとエネルギーの凝縮が止まった。これがビッグバンの終了である。
冷却がさらに続くと素粒子が凝縮し始めて質量が生じた。その重力によって空間の膨張が急減速され、緩やかな膨張だけが残った。
混沌内で対をなす正と負の宇宙は、離れているとも重なり合っているとも言える。しかし次元を共有しないので互いに観測は不可能である。ただし混沌を通じた相互作用があり、これがダークエネルギーの正体である。相互作用の強さはそれぞれの宇宙内の質量の流動によって、宇宙内の位置によりまた時間により変化する。
これが我々の宇宙である。
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