バス全焼
今日(2017/02/14)高速道路上でバスが発火して全焼したと報じられている。
自動車火災は時折報じられるが、私も数度見たことがあり実際の発生件数はかなり多いのではないだろうかと思っている。
火災の頻度はともかく、自動車火災は燃料に着火すると一気に広がり全焼に至ることが多い。このためか、内外装の不燃化や難燃化は鉄道車両に較べると遙かに劣っている。
鉄道車両は、戦後まもないころに発生した桜木町事件で多数の焼死者を出した経験から難燃化が継続して続けられてきた。そしてその成果が新幹線放火事件に現れた。この事件では犯人がガソリンをまいて放火したが、車掌が消化器で簡単に消し止めている。内装のほとんどが難燃性や不燃性の物で作られているからだ。
これに較べると自動車どうせ燃料に火が着けば炎上は避けられないという考えからだろうが、易燃性のプラスティックや繊維が内装の主体になっている。しかしこれでは内部も簡単に炎上してしまうので、社内に取り残された負傷者の救出に時間が取れない。少しでも時間を稼ぐためにも、不燃化を進めるべきだと思うのだがどうだろうか。すでにそのための技術が存在するのだから。
また、事故などで損傷したタンクから漏洩した燃料の自動消火装置などもあって良いだろう。
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