戦場から兵士が消えても
軍事技術の進歩で、将来は戦場には遠隔操作の戦闘機械だけになり、生身の兵士がいなくなるので戦死する者はいなくなると言う記事があった。
これを読んで実に脳天気な記事だと感じた。確かに戦場から兵士はいなくなるかもしれない。しかし戦争はアリーナで行う格闘技でははなく地域の奪い合いだ。従って、戦闘は実際に人が住む地域で行われる。つまり戦闘に巻き込まれて傷ついたり死んだりする住民が多数出ると言うことだ。
軍関係者や軍事専門家は、戦闘員の支社を減らすことだけを考えていて、非戦闘員が巻き込まれて死ぬことは軽視している。戦死する兵士がいなくなっても、戦争に巻き込まれて死ぬ非戦闘員の数が減ることはないだろう。
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