広島と長崎の放射能汚染
福島の放射能汚染問題が話題になる度に気になるのが広島と長崎の放射能汚染だ。核爆弾の直撃を受けた両都市は、福島より桁外れに多くの放射能で汚染されたはずなのに一度も除染されたことが無い。にもかかわらず被爆直後から多くの人が住み続けており、誰もそれを気にしたことが無い。これは不思議なことだ。
可能性としては、被爆後70年経って汚染レベルが低下し、福島と同じ基準を満足しているのかもしれない。あるいは、汚染はあるが70年間人が暮らしてきたことを踏まえて、今更問題にはできないという政治的理由なのかもしれない。まさか、核爆弾による汚染は原発の放射能ほどには危険では無いから、などという人はいるまいが不思議なことだ。
原爆症の救済を行う基準として、被爆直後の短期間(少しづつ伸ばされてきてはいるが)市内に入ったかどうかが判断基準にされている。その後に入ったり居住したりした人には放射能の害が出ていないと言うことのようだが。被爆後一年後でも、今の福島より遙かに高い放射能レベルだったに違い無いのだが。
この問題は、原発反対派も推進派も触れようとしない一種のタブーのようだ。何故だろうか。
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