おんぶ政務官
先日、インドの洪水被害地を視察したインドの州政府首相が、水たまりを歩くのをいやがって抱き上げてもらって移動して非難されていると言う報道があった。このようなお偉いさんの行動は日本も同じのようで、岩手県の水害被災地を視察に言った政務官が、水たまりで足がぬれるのをいやがっておぶって運んでもらったと報道されている。
報道写真を見ると、おぶわれている政務官の周りで、同じ服装をした東京からの随行員と思われるものたちが短靴のまま水溜りを歩いている姿が写っている。復興担当相が、政務官が水害地に行くのに長靴を用意しなかったのはスタッフの手落ちと非難しているが、そんなことに考えが及ばない本人の手落ちでもある。何でもしてもらうことになれきっているのかもしれないが、やはりこれは出発前に長靴の準備を確認しなかった本人に責任がある。これでは「おんぶ政務官」では無く、「おんぶにだっこ政務官」だ。
別の見方をすると、災害地視察でおなじみの出動服が宣伝用の形ばかりのものであると言う事実を証明している。あるいは、自分の高価なスーツが汚れるのがいやだからかもしれない。
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