日本の国会の全人代化
安部氏が国会の所信表明演説中拍手を求めたところ、与党の代議士の一部が立ち上がって拍手したと報じられている。これに対し議長は適切な行為だとして注意したそうだが、注意と言っても立ち上がったことに対するもので拍手を要求したことについてでは内容だ。
議場の代議員が一斉に立ち上がって拍手するのは、かつての共産主義国では一般的な風習だった。今でも中国や北朝鮮の議場では、立ち上がって指導者や指導者の呼びかけに答える拍手をするのは当然の行為として行われている。
それを考えると、安部氏は国会の全人代化を望んでいるのだろうか。次には自ら拍手しながら登壇して、指導者に対する敬意を表す拍手を要求するのかもしれない。日本はますます一党独裁国家に向かって進んでいるようだ。
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