北方領土交渉
日ロ首脳会談で、北方領土交渉を進展させると合意したそうだ。しかしながら日本の要求に対するロシアの回答はとっくに出されている。後は日本がロシアの回答を受け入れるかどうかだけだ。
ロシアが以前から態度で示している国後・歯舞の二島返還を安倍総理がのむのかどうか、早期解決はそれにかかっている。あくまで四島返還に固執してきた自民党と関連団体を説得する力が安部氏にあれば、北方領土問題は日本が択捉・色丹を放棄することで決着するだろう。
追記(2016/09/05);
ロシアは、択捉と色丹の外国資本も利用して経済開発を推し進めているが、国後と歯舞にはあまり手をつけていないことで意思表示をしている。国際交渉の常識である中を取って手打ちというわけだ。
安部首相に交渉力があれば、軍事的重要性に鑑みて択捉はあきらめるが色丹は返還せよと迫るだろうが、現実の彼には不可能な話だ。ロシアの回答と日本の要求の中を取って2:2では無く3:1にと言う交渉はあり得ないことでは無いのだが、それには高度な交渉力が必要だから。
ブログ内参考記事;「北方領土は二島返還で決着へ」May 01, 2013
「北方領土交渉」May 10, 2016
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