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July 2016

July 31, 2016

受け皿の勝利

都知事選挙は、反自民・反民進の受け皿の勝利。先の参院選の低投票率から予想された通りの結果になった。

小池氏が自民の公認を得ていたら反自民票を集めて鳥越氏が勝利したかもしれないが、自民が公認も推薦もしなかったことが彼女に幸いした。

選挙公約から見て、彼女は都の職員に対しては橋下氏のように高飛車で高圧的に振る舞い、悪役に仕立てようとするだろう。大阪のようにそれがモラルハザードを起こして、都庁の機能劣化をもたらさないことを祈る。

山を隣国に譲る話

CNNの記事によれば、ノールウェー政府がフィンランドに山を譲ることを検討しているという。

CNN記事;「ノルウェー、「山」をフィンランドに贈呈か 独立百周年で
                 2016.07.30 Sat posted at 16:28 JST

これによれば、フィンランドの独立100周年を祝って、高い山が無いフィンランドに、現在は自国に属しているのハルティア山の山頂を贈呈することを検討しているのだそうだ。移動は40mにすぎないが、戦争や領土紛争の交渉以外で国境が移動するのはごくまれなことだろう。

実現すれば1,331mのここがフィンランドの最高峰になるそうだ。

何が違う?

10:00過ぎから静まりかえっていたクマゼミが、11:00前からまた一斉に鳴き出した。気象庁のアメダスのデーターからは特段の変化は無いように見えるのだが、セミにとってははっきりした変化があったのだろう。

そういえば昨日(2016/07/30)は珍しく13:00近くまで鳴いていた。今日はどうだろうか。

July 30, 2016

都知事選挙

様々な方面からのけなし合いで賑やかに始まった都知事選。しかし関西から見てきた限りでは、中盤から急速にしらけムードが漂い始めた感がある。

竜頭蛇尾に終わったような都知事選挙。さて誰が当選するのだろうか。誰が当選しても五十歩百歩のような気がするのだが・・・・。

July 29, 2016

体内共生菌が抗生物質を出す

人間の鼻の中に住む菌から新種の抗生物質が発見されたそうだ。これは皮膚の化膿を起こす黄色ブドウ球菌や多剤耐性菌にも効果があると言う。これまでは体内に住む最近から抗生物質が発見されたことはないのでこれは画期的なことだそうだ。

人間の体表や体内には他種の菌が住んでおり、俗には「善玉菌」、「悪玉菌」と色分けされているが、そのどちらにも区別できずどんな役割を果たしているのか分かっていない菌も多い。これらの中には普段は何もしないが、人間の免疫力が落ちた時に悪さをする「日和見菌」と呼ばれるものもある。それと同様に普段は何もしないが、病原菌が入り込んで毒素を出し始めると、それを検知して抗毒素を出す菌もあるかもしれない。

その様な菌を普段から体内に住まわせておくと、感染症対策には大いに役立ちそうだがどうだろう。

今日でお別れ

今日でWindows10への強制グレードアップとお別れができる。マイクロソフトが、グレードアップは29日で終わりましたと表示するためのパッチを配布しているので、さんざん煩わされたけれど明日からは安心してパッチ当てを自動に戻せそうだ。

この期に及んで期間延長などと言う迷惑行為をしないようにお願いします、マイクロソフトさん。

追記(2016/07/30);
マイクロソフトのサイトを見に行くと無償アップは終了したという記載があるが、ヴァージョンアップツールはまだ生きているような気がする。下手に起動すると面倒なことになるのでなければ良いのだが。自動アップツール削除のパッチを出して下さい、マイクロソフトさん。

小言幸兵衛症候群

ネットで頻繁に発生している「炎上」や「非難集中」の情報を見ていると、世の中に「小言幸兵衛」が大発生しているように見える。昔は口うるさい年寄りに特有と思われていた、「一言言わずにいられない病」が若年層にも拡がっているのだろうか。

もっともある調査によると、一度でも炎上サイトに書き込んだことがあるのは、インターネット利用者の0.7%にすぎないそうだ。さらにその約2/3は書き込んだことがあるのは一度だけだそうだから、多数に非難されているように見えてもインターネット利用者の0.2%程度の少数派の意見に過ぎない。

多数の非難が書き込まれても、所詮は「騒々しい少数派」の意見として無視すれば宜しい。煩わしければコメント書込禁止に設定を変えれば良いだけのことだ。多数のコメントが書き込まれていれば読者が多く見え自慢できると考える人もいるようだ。しかし、見ても何も書き込まない人(サイレントマジョリティ)が99.8%で、穏健な多数派は書込などしないものだと思えば良い。

繰り返すが、書き込みが少ないサイトが読者が少ないとは限らないのだ。読者数を知りたければプロバイダが何らかのアクセス解析ツールを提供しているはずだし、閲覧数を他人に知らせたければアクセスカウンターのたぐいを設置すれば良い。

July 27, 2016

責任回避が大流行

辺野古移転問題で裁判所が判断を回避するために和解を提案したのと同様に、IOCも薬物汚染選手の参加可否問題での判断を避けて競技団体に丸投げした。

このところ、このように判断を求められた機関が判断を回避する例が増えている。理由ははっきりしている。判断を求められた者たちが保身を優先しているからだ。

同じ事は国内政治でも言える。議員たちは保身のため自らの責任で行動することを避け、唯々諾々と指示に従う。これもまた責任回避だ。

July 26, 2016

対障害者テロ

相模原で起きた障害者大量殺人は、障害者に対するテロと言うべきだろう。

報道によれば、衆院議長や政府に障害者を安楽死させるよう訴えるなど、ナチスドイツが障害者をゲルマン民族を汚す存在として強制収容所で殺戮したのと同じような事を主張しているようだ。大学を卒業しているようだから一応の知性は備えているのだろう。

従って、ゆがんだ信念に基づく障害者に対するテロと見なすべきだ。

内閣の真のボスは菅官房長官では?

最近、首相の発言に関する菅官房長官の記者会見を見ると、内閣の本当のボスは安倍総理大臣ではなく、菅官房長官なのではないかと思うことが多い。

理由は、やたらにふわふわして意味がはっきりしないあやふやな安倍発言を、菅官房長官が記者会見で補足して権威付けすることが多いからだ。そんな様子を見ていると、ますます安倍総理が頼りなく見えてくる。

紫外線を防ぐ色について

紫外線を防ぐ色については、様々な資料やウエブサイトに、どの色が紫外線を何%透過すると言った数字が掲載されているが、比較に使われている数字を鵜呑みにして良いかどうかには大いに疑問がある。

その1は、生地の厚みや密度、さらに繊維の種類によって紫外線の透過率は白生地状態でも大きな差があるのに、それを考慮しているかどうかと言うことだ。薄手の生地と厚手の生地では透過率に大きな差があるからだ(注1)。

注1;大ざっぱに言えば、透過率は厚みの比のべき乗で減少する。つまり透過率が10%(0.1)の場合、厚みが2倍になれば透過率は1%(0.1×0.1=0.01)に、3倍になれば0.1%(0.1×0.1×0.1=0.001)になる。

さらに、一般に紺や黒などの暗色は厚手の生地が使われることが多いので、透過率の差が色の差ではなく生地の厚みによる差である事もあり得る。しかしどの資料やサイトでも、それぞれの色にどのような生地を使って比較したのかについての記述はない。

また、繊維の種類によって紫外部の光吸収性は大きな差がある。繊維を構成する高分子の種類によって紫外線吸収スペクトルが異なるからだ。また、繊維の光沢を押さえて色の深みを増すために酸化チタンなどの微粒子を加えているものもあり、このような添加剤の有無や繊維の表面形状によっても大きく変化する。

さらに、紫外線吸収剤を原料樹脂に練り込んで糸にした紫外線吸収繊維と称するものもあり、このような繊維を使った生地のものとそうでないものが混在していると測定結果に大きく影響する。

その2は、比較した記事の染色濃度(色の濃さ)についてだが、これに関する記述も見た事が無い。実在する生地類では、同じ染料で染めたものでも染色濃度は様々だ。当然ながら、染色濃度が異なれば光の透過率は変化する。従って、どのような濃度で染めた(あるいは見た目の色の濃さ)ものを使ったのかが分からなければ比較のしようが無い。

光による退色のしやすさや色落ち色移りのしやすさを比較するための基準色濃度(見かけの色の濃さ)がJISに定められているのだが、それに関連づけた記述も見た事が無い。

その3は、透過率の測定と算出の方法に関する説明が無いことだ。透過率を紫外部の一点(一波長)で測ったのか、あるいはある波長の範囲で測ったのかの記述もほとんど無い。

また、吸収率で表示されている資料については、透過光で測定したのではなく、繊維の色測定で一般的に用いられる反射光測定装置で測定したのではないかと思われるものもある。ほとんどの資料はこの点が曖昧なままになっているので、異なる資料間では比較して良いものかどうかが分からない。


このように、色による紫外線透過率の比較を論じるのは簡単ではない。そこで簡便法としては、繊維上とは若干異なるが、染料溶液の紫外線透過スペクトルとその染料を使う一般的な染色濃度を基準として議論するのがもっとも分かりやすいと考える。もっとも、生地を統一して、染色濃度もJISの標準濃度に揃えるなど、測定条件を規格化して測定したデータがあれば一番良いのは当然だ。

最後に染料そのものの特性で議論すれば、近紫外線のうち320~380nmの領域の吸収に関しては黄色の染料によく吸収するものが多いのは確かだ。これより短い波長の領域に関しては、繊維自体の吸収が強いし染料間の差も小さい。ただし、アクリル繊維用の黄色染料は紫外線をあまり吸収しないが、これは染料の分子構造上の理由で吸収する波長範囲が狭いためだ。

また、黄色と言っても色合いによって用いられる染料は異なる。一般に紫外線をよく吸収する黄色染料は鮮やかなレモンイエローの色調を持つもので、主に鮮やかなレモンイエローや黄緑(ライムグリーン)に用いられ、時には鮮やかなオレンジ色にも用いる事がある。くすんだ色や中間色には、それに適した染料が他にあるのであまり用いない。

まとめ;
これら全てを踏まえて、紫外線を防ぐ色についての雑駁な結論を言えば、薄手の生地の場合には暑さ対策も含めて黄色が有利だ。しかし、厚手の生地の場合には、生地そのものによる吸収が大きいので色による差はほとんど無いだろう。また、黄色や黒の薄手の生地よりも、紫外線吸収繊維を用いた厚手の白生地の方が紫外線をよく防げる事も十分にあり得る。

July 25, 2016

私はそれを我慢できない

「女はそれを我慢できない」という映画が昔あったが、今の世の中、「私はそれを我慢できない」大人たちがあふれている。

そんな大人がストーカー事件などを引き起こすのだがそればかりではない。オンラインゲームやネット書き込みでもすべきでない時に我慢できない大人が多い。

メディアで話題になっている「ポケモンGO」でも、我慢ができないためのトラブルが早速報じられている。自分とは関係ない集合住宅内をうろつき回って警察に通報される者がいたかと思うと、バイクや車を運転しながらゲームをして切符を切られたり、挙げ句の果てに追突事故を起こす者まで現れた。

これらは皆、ここでは常識的にすべきではないと考えるべき場所や状況でゲームを我慢できないために起きたことだ。世の中には「我慢できない」大人があふれているので、今後もこの手のトラブルは続発するだろう。大事故が起きないことを祈る。

それにしても、「危険運転致死傷罪」は事故が起きて人が傷つかなければ適用できない。このような事故を防ぐためには事故が起きる前に適用できる「危険運転罪」を作るべきだと思うのだがどうだろう。

日本のテロリスク

西欧や中東で無差別大量殺人が続発している。

ただ、報道される内容をよく読むと反西欧イスラム主義者による物ばかりではないようで、単純に社会の現状に不満を持って凶行に走った例もいくつかある。後者はこれまでに日本でもたびたび起きており、今後も発生するだろう。

これまで日本で発生したテロの凶器は、ナイフや包丁などの刃物と自動車がほとんどだ。これは今後も変わらないだろう。しかし産業用爆薬の保管所のなかには管理が緩い所もあるので、今後その様な場所から盗まれた爆薬で爆弾テロが行われるリスクはある。そのような事が起きないよう、十分に保管状況を監督する事は必要だろう。

死刑志願者による無差別テロが起きぬよう、爆薬の他、狩猟用の銃器の管理などもしっかり行って欲しい。

またも暴走事故

神戸市内でまたも暴走事故が発生した。前回は体調の急変による事故とみられており同情の余地もあるが、今回は飲酒運転で悪質だ。

運転者は三宮のクラブかバーで朝方まで飲酒した後、西宮へ帰宅しようとしていたようだ。恐らく山麓線を通って行くつもりでフラワーロードを北上してきたのだろう。

事故が起きたのは新神戸駅近くのオリエンタルプラザアベニュー前の交差点で、ここのすぐ東がフラワーロードと山麓線の接続点で、ここで北野からの一方通行路と山麓バイパスの出口が合流している。フラワーロードはここでは片側三車線と広く、ゆるやかに右に曲がっているが交通量の少ない6時前のことでは酔っていても通行に困難はなかったはずだ。ただ、三宮方面から来ると正面に山麓バイパストンネルの出口、さらにオリエンタルプラザアベニューの駐車場からの出口もあり、酔っていたためにこのどちらかに侵入しかけて気づき、慌てた末に歩道に突っ込んだ可能性はある。

いずれにしても、今回は酔っていたがための事故で、運転者に同情の余地はない。

July 24, 2016

政策よりけなし合い

先進国では選挙の度に程度が下がり、民主主義が民愚主義になっていくようだ。特に米国の大統領選挙を見ていると、米国人はよく荒れで恥ずかしくない者だと、あきれを通り越して妙に感心したりもする。

日本でもこれはご多分に漏れない。議会選挙も知事選挙も政策よりもけなし合いに重点が置かれ、それぞれ政党の意を受けた週刊誌がけなし記事を書き立て、有権者はそれを見て右往左往する。民主主義が陥りがちな民愚主義に日本もなりつつあるように思えて仕方が無い。

このように民愚主義がはびこると、有権者の不満を掻き立てて人気を取る大衆迎合主義が票を集めるが、その陰には往々にして独裁が潜んでいる。それはかつてロシア共産党が歩んだ道であり、ナチスドイツが歩んだ道でもある。そして今は、米国とトルコがその道を歩み始めており、日本もそれに近づいている。

民主主義が民愚主義に陥ると、それにつけ込むアジテーターが現れ有権者を独裁へと導いて行く。

July 23, 2016

ポケモンGOで新商売?

主要メディアでも話題になっているポケモンGOであくどい新商売を思いついた。

ネットでよく出る場所を調べて、そこが私有地や公共地であれば独占利用権を取得する。そして周りを囲って入場料をとるのだ。料金設定は難しいかもしれないが、ゲームプロバイダーが対応するまでのしばらくの間は金を稼げるだろう。

もう一つ気になるのは、深夜の街で若い女性や子供が夢中になって徘徊していると、変質者のごちそうになりそうなことだ。車で後方から近づいて拉致したり、茂みなどに引きずり込んでレイプするのは簡単な状態だろうから。

July 22, 2016

辺野古問題は予想通りの展開

裁判官が判決を下すことを忌避して出した和解勧告。話し合いでの解決の糸口すらないのに、話し合いで解決せよと言う無責任さにあきれた。結果は、予想通り解決に向かう話し合いすら持てずに国が県を提訴した。移転するかしないかは、どちらかの主張を全面的に受け入れる事でしかないので譲り合う余地が全くない。決裂は当然の結果で、誰でも予想できたことだ。にもかかわらず裁判官が話し合いを勧告したのは、判決を出したくなかったからだ。

今回提訴された裁判の判事は果たしてどうするだろうか。再び判決を下すことを忌避して和解勧告に逃げるのだろうか。法律論的には、裁判官が逃げる余地はないように思えるのだが、法律の専門家だけにうまい逃げ道を見つけるかもしれない。

July 20, 2016

ナチストルコ

主要メディアはクーデターが失敗したことを良いこととしているが、私は同意しない。なぜならば、エルドワン大統領は以前から個人独裁化を指向しており、これが良いこととは思えないからだ。

クーデターによる軍事独裁は、3~5年で民政に移管することを前提としている事が一般的だ。国内事情によって民政移管が遅れることはあっても、いずれ民政に移管することが暗黙の了解事項になっている。

これに対し、軍と手を結んだ独裁者による個人独裁は無期限に続くことが前提となっている。そして前例を見ると、ヒトラーにしろスターリンにしろ、政敵とその賛同者と見なした人物を大規模粛正で殺し続けた。終わりがないことと、政敵を名分なしに殺し続ける点で、クーデターによる軍事独裁よりも個人独裁の方が悪質だ。

エルドワン大統領が目指すのはヒトラーかスターリンか。大統領を支持したトルコの国民は、いずれつけを払わされることになるだろう。

July 18, 2016

進むトルコのナチスドイツ化

クーデターを鎮圧したエルドワン大統領が、軍の支持派と結んで政敵の大弾圧に乗り出した。メディアは民主主義が守られたとして大統領を支持しているが、ナチスが独裁を確立した時も全く同じだった。

トルコのナチスドイツもどきの独裁化が心配だ。アラブの春で反政府勢力を支持した時と同様、政権を支持した西欧諸国の意図に反する事になりそうだからだ。

July 17, 2016

トルコの民主主義は守られたのか?

トルコのクーデターは失敗に終わり、軍事独裁に対して民主主義が勝利したと言う。

しかし、トルコの大統領が急速に個人独裁化をすすめている現状を見ると、果たして民主主義が勝ったのだろうかと考えてしまう。もちろん、エルドワン大統領は選挙で勝って大統領になったし国民の支持もある。しかし個人独裁志向が強いのは紛れもない事実だ。

クーデター終息後、議会で対立する勢力を支持する判事や検事を大量に逮捕しているのを見ると、今後独裁強権による支配を強化するものと思われる。はたしてこれは民主主義と言えるのだろうか。

July 16, 2016

恐竜はさえずっていた?

CNNno記事によると、恐竜は吠えることができず鳩のように「クークー」と鳴いていたという研究が発表されたそうだ。

CNN記事;「恐竜、吠えてなかった? ハトと同じ「クークー声」説が浮上
                 2016.07.13 Wed posted at 15:10 JST

記事によると、大型の恐竜ののどの構造からは吠えることができず、のどを膨らませて「クークー」と鳴いていた可能性がある。もしかすると、小型の恐竜は現在の鳥のようにさえずっていたかもしれない。

間に合わなかったC-130

南スーダンの内乱に巻き込まれた日本人の救出にと、政府が鳴り物入りで送り出したC-130だが、鈍足と短い航続距離のため、アラビア半島のジブチにたどり着いたところで既に日本人は脱出済みで「遅かりし由良之助」となった。格好が付かないのでしばらくジブチに留め置いて待機させることなったが、なんともみっともない仕儀とはあいなった。

別項で書いたように、もっと高速で足も長い政府専用機を派遣すれば間に合ったと思うのだが、安倍氏は一般国民に使わせるのがいやだったのだろうか。

July 15, 2016

日本式テロ

群衆に車で突っ込むのは日本だけの無差別殺人のスタイルかと思っていたが、フランスで同じ手口のテロが発生した。

これは武器や爆発物の準備が不要で、直前に車を盗むだけで良い。このためどこの国でも可能なのが特徴と言える。日本で過去に幾度も発生しているので「日本式テロ」と呼ばれないことを祈る。

土砂降り

神戸では毎年、7月10日頃からクマゼミの大合唱が始まる。今年はまださほどではないが、大発生の年には大木の近くでは立ち話もできないほどの音量になる。蝉時雨という言葉があるが、クマゼミに関しては時雨どころではない土砂降りの豪雨だ。

クマゼミは陽射しのある日には早朝から鳴き出すのでとても朝寝ができない。ただ気温が上がると鳴き止むので昼近くには嘘のように静かになる。今日は気温が低いのでまだ鳴いているが、これも昼を過ぎると静まってしまうだろう。

クマゼミの大合唱は8月に入っても続くが、甲子園の高校野球が終わる頃には数が減り、ツクツクボウシと交代する。その頃になると昼下がりにはツクツクボウシが賑やかだ。

追記(2016/07/23);
ふと思いついてマルチファンクションテスターを持ち出して音量を計測してみた。我が家のベランダで測定すると80~85dBで、これは地下鉄の車内並の騒音レベルに当たる。この季節、ベランダでは普通の会話ができないのは当然だ。クマゼミが群がっている木の下では90dB(これは大騒音の鉄工所並)近くになるだろう。

クマゼミが鳴き止んだ昼過ぎにもう一度測定してみると40~65dBだった。振れ幅が大きいのは、マルチファンクションテスターのマイク部に風防が着いていないため風切り音を拾っているのだろう。

参考;クマゼミの鳴き声(2016/07/23) mp3形式750KB
レコーダーの自動音量調整機能を効かせて録音して小さくしてありますが、再生時の音量にはご注意下さい。

July 14, 2016

天皇の「反乱」

皇族は国民ではないとされているので、憲法が国民に保証する基本的人権は認められていない。このため政府(内閣)関係者には天皇が内閣の道具であると考えているとしか思えない発言をする者が多い。たとえば、天皇は内閣の都合に合わせて動いてもらう、勝手な発言は困るなどだ。要するに、皇族は内閣の意に沿う発言しか許されていないのだ。

そこへ今回の天皇が退位を望んでおられるとの情報が流れたので、政府関係者は慌てふためいている。宮内庁の次長が情報を否定し、内閣官房長官がそれを指示したことにそれがよく現れている。数年前から退位の意向を示されていたとの情報の流れているが、それが正しいとすると内閣と宮内庁がそれを隠していたのだろう。そして、天皇の意志が尊重されないことに業を煮やした天皇の側近が、おそらくは天皇の指示によって外部に語ったのではないかと考えられる。だとすると、これは宮内庁と内閣に対する天皇の「反乱」だ。

歴史を振り返ってみると、平安時代以降天皇自身の意志に沿って政治が行われたことはほとんど無い。ほぼ常に、重臣の決定を天皇の意志としてきたからだ。これは明治以降も同じで、重臣たちが物事を決め、天皇がそれを追認するという形で全てが行われてきた。現在もこれは全く同じで、重臣が国会議決に変わっただけだ。

近代のごくまれな例外は「終戦の詔勅」で、これは敗戦を認めず戦争を引き延ばし続ける軍部と内閣に業を煮やした天皇が独断で発したもので、これを放送するには玉音盤を命がけで持ち出した側近の働きがあったと伝えられている。これは内閣に対する天皇の「反乱」と言って良い。

今回再び天皇の意志が宮内庁や内閣の承認なしに外部に伝えられたのは、天皇が業を煮やした末のことと考えるべきだ。自分たちの都合に合わせて天皇を支配しようとする保守政治家や宮内庁高官は、不敬の罪を犯していると言われても仕方が無い。

July 13, 2016

「自動運転」は誇大広告

先日、テスラ社の自動車が「自動運転」中に衝突事故を起こし、ドライバーが死亡した。原因はドライバーが完全に運転から離れていたため、自動運転システムが処理できない緊急事態に対処できなかった事にあると推定されている。また、この点についてテスラ社は、自動運転中でもドライバーはハンドルを握っていつでも事態に対処できるようにしている必要があると述べているそうだ。これが事実とすれば、いわゆる「自動運転システム」は人間に変わって自立的に運転してくれる物ではなく、「運転補助システム」と言うべきものだ。

その観点から言うと「自動運転システム」は誇大広告で、現時点ではかつての「ナビゲーションコントロール」と大差の無い「運転補助システム」と表示すべきだ。

南シナ海問題と沖ノ鳥島問題

南シナ海問題ではフィリピンが勝訴したが、中国はそれに従わない。中国にとって周辺国は二千年来の属国であり、宗主国である中国の意向に従うのは当然だからだ。

この問題について日本は中国を非難しているが、このような仲裁裁判が日本に跳ね返る可能性があることは認識しておくべきだろう。それは沖ノ鳥島問題だ。大きな岩の塊であるこの島は、浸食と海面上昇によって年々島の条件を満たすことが難しくなっている。現在、日本政府は浸食と水没を防ぐために周囲をコンクリートで固めているが、それでもこのまま海面上昇が続くと長くは持たないだろう。

沖ノ鳥島が誰が見ても島の要件を満たさなくなれば、日本は広大な排他的経済水域を失う事になる。それは海底資源の独占的開発権を失うことでもある。本年、台湾が沖ノ鳥島は岩礁であって島の要件を満たしていないと主張したが、南シナ海問題の報復として、中国が親中国の国をダミーとして沖ノ鳥島は島ではないとの訴訟を起こす可能性は十分にある。この点にどう対処するのかを、日本は前もって考えておく必要がある。

July 12, 2016

家族が他党候補を応援すると処分

毎日新聞の記事によると、自民党都連は党員に対し家族親族が他党候補を応援した場合処分するとの通達を出したそうだ。

毎日新聞記事;「都知事選 自民、増田氏以外の応援処分」
   毎日新聞2016年7月12日 21時35分(最終更新 7月12日 22時06分)

家族親族まで政治活動に干渉するのは、どう見ても憲法違反だが皆さんはどう思いますか?全体主義化している自民党にとっては、憲法の方が間違っていると言うことかもしれないが。

C-130南スーダンへ

内戦が激化した南スーダンから日本人などを脱出させるため、自衛隊のC-130が出発したという。しかし鈍足で航続距離が短いC-130では到着に数日を要するという。また、物資と兵員の輸送用に設計されたC-130では与圧も騒音対策も無いので乗客の待遇は最悪だ。なぜより速度が速く航続距離も長い、政府専用機を派遣しないのかと疑問に思う。空港は使えているようなので、多少の攻撃には耐えられるC-130である必然性は無いように思うのでなおさらだ。

また今日の報道では、内戦を戦っている両勢力の長が停戦を厳守するよう命令を出したという。このため、輸送用航空機は民間旅客機のチャーターでも特段の危険は無いように思える。自衛隊の実戦部隊の海外派遣の実績を作りたい安倍氏が、軍用輸送機の派遣にこだわったのだろうか。政府専用機も自衛隊所属なのになぜダメなのか疑問に思う。専用機を使えるのは政府高官の特権だからとでも言うのだろうか。

現地にはPKOで派遣された自衛隊がいるので、その兵員輸送車などで空港まで運びさえすれば後は何とでもなる。くれぐれもC-130で日本まで運ぶなどと言う馬鹿なことを考えないようにして欲しい。C-130では民間人は1~2時間しか耐えられないだろうから。

水素水のCM

最近の似非科学商品の代表の水素水のテレビCMを見てふと気がつくと、隅に小さく「専門家の希望的見解です」との文字が。消費者庁の警告を喰わないための予防線でしょうな。

July 11, 2016

民進党惨敗の理由

予想通り民進党は惨敗した。

惨敗の理由ははっきりしている。それは明確で筋道のはっきりした政策を出さず、その一方で党内権力争いに明け暮れているからだ。言い換えると、政策そっちのけで権力争いを続けていると言う事だ。

これは、鳩山-小沢時代から始まっていたことで、党を鳩山家の私物と勘違いした鳩山氏と、政策に関心がなく金と権力に執着する小沢氏の影響が強い。この二人が党の中核に座ったことで、潜在していた権力争いが顕在化し党はばらばらになった。そして、その後に党の中核となった者たちも政策そっちのけで権力争いを続けている。

今後の日本のためにはしっかりした野党が必要なのだが、他の野党を含めてしっかりした政策論議よりも党内権力争いばかりが目立つ。自民党員はイエスマンでありさえすれば当選させて貰えるので、政策を考える必要はない。だが野党の再構築のためには各人が政策を真剣に考え、共有できる部分とできない部分を仕分けして、新たな政策グループを、そして政策を共有する政党を作ることが必要だ。

それができなければ、ある日突然ヒトラーのようなアジテーターが出現して、独裁政府ができてしまうかもしれない。政策を持たず、議席と金を得るために権力におもねる政治屋ばかりでは、そうならない保証はない。

July 10, 2016

米国の弾薬輸入急増

米国の弾薬輸入が急増しているという。銃撃事件が起きると銃の売り上げが急増し、弾薬の輸入も増える。

米国は内戦に向かっているのではないかと思いたくなる。

July 09, 2016

エスカレートするしかない金正恩政権

米国の追加経済制裁に対する反発を示すため、北朝鮮がSLBMを発射した。発射自体は失敗だったようだが、今の北朝鮮政権は何かをして反発を表さないわけにはいかない立場に追い詰められている。

北朝鮮がごねるとすぐに譲歩した米国の前政権とは異なり、オバマ政権は北朝鮮がごねても相手にしない方針を貫いている。ごねても無駄とは分かっていても、国内向けに米国を威嚇して成果を上げていることにしなければ政権が持たない状態になりつつある。少しでも弱腰とみられる可能性のある行動を取れば、現在の取り巻きに取って代わろうとする勢力によって追い落とされるからだ。そして地位を奪われれば死が待っている。

その結果、現在の金正恩政権取り巻きは事態をエスカレートさせるしかない。その先に自滅が待っていようとも、現在の保身のためには選択肢がないのだ。

July 08, 2016

撃たれる前に撃て

米国で無抵抗の被疑者を警官が射殺する事件が連続発生した。米国で多発するこの種の事件を見ていると、氾濫する銃器によって米国の警官がすっかり怯えていることがよく分かる。常に撃たれる恐怖があるから、「死にたくなければ撃たれる前に撃て、撃たれる可能性がなくても撃ち殺してしまえば安全だ」と言う事になるだろう。

米国では交通事故の死者と銃による死者がともに三万人を超えるそうで、米国人にとっては撃ち殺されたり撃ち殺したりは日常的で当たり前のことなのだろう。しかし、日常生活では銃に無縁な日本人から見ると異常な社会だ。

July 06, 2016

新詐欺ネタ

まもなく4Kの試験放送が始まる。しかしこの放送は方式が現在のBS日テレとは異なるため、今市販されている液晶テレビでは受信ができない。このため、総務省が市販のテレビでは4Kの試験放送の視聴はできないので間違えないようにと呼びかけているそうだ。

4K放送の試聴には別途専用受信機が必要になるのだが、これを買ったとしてもテレビ側に4K入力端子がなければ4Kの画質では見ることができない。この点に注意が必要だ。

そこで詐欺師が思いつきそうな新ネタが一つ。「まもなく4K放送が始まりますが、デジタル放送への切り替えの時と同じく、専用の受信機を購入しなければ全部の放送が見られなくなります。大至急専用受信機を購入して下さい。」というものだ。もっと単純には、「まもなく4K放送が始まるので4Kテレビに買い換えなければテレビを見られなくなります。大至急4Kテレビに買い換えましょう。」というのもあるかもしれない。

4K試験放送が始まっても、専用受信機が必要なのは試験放送だけです。皆さんこんな詐欺に引っかからないようご注意を。

付け加えると、これは次に始まるNHKの8K試験放送でも同じだ。

金余りの株安

今週は多少落ち着いてもみ合いが続くのではないかと見ていたが、やはりダメなようだ。

原因は英国のEU離脱で何が起きるのかという疑心暗鬼だが、それが大きな振れ幅に繋がる背景には金余りがある。短期に高収益をあげることを求められている投機市場に、大量の資金を各国政府が押し込んでいるので市場は完全に金余り状態になっている。通常この状態では株価が上昇して良いはずと考えるのだが、イスラム圏から拡がった世界的な政情不安が背景にあるため投機市場そのものの信頼性が揺らいでいる。このため些細な噂や憶測がきっかけとなって大量の資金が右往左往する。これが投機市場の現状だ。

この不安心理が根底にあるため、株価をつり上げようと各国政府が資金を注ぎ込んでも不安定さが増すだけで、株価の安定した上昇には繋がらない。

この現状を抜け出すには投機家の不安を取り除く必要があるが、それにはイスラム圏の政治と民心の安定が不可欠だ。西欧キリスト教国が「アラブの春」と浮かれて煽った政情不安が、西欧にも跳ね返ってきて現状に繋がっている事を反省して、イスラム圏の安定に何をすべきかを真剣に考えるべきだろう。だが、そこにキリスト教的倫理観は排除しなければならない。キリスト教的倫理観や社会観の押しつけは、さらに反発を招き混乱を拡大するだけだろうから。

マイクロソフトと安倍首相の共通点

マイクロソフトと安倍首相には共通点がある。

それは、
1.説明しない
2.謝罪しない
3.相手を見下した物言いをする

マイクロソフトがヴァージョンアップのディアログボックスでアップしない事を明示的に選択出来るようにアタが、その文言が「辞退する」。マイクロソフトから見ると、ユーザーはありがたくヴァージョンアップさせていただくものらしい。

元の英語での用語が分からないが、英語が「decline」だとするとこれは確かに「辞退する」訳されることが多いが、英語と日本語のニュアンスは大きく異なる。「decline」は対等な関係でも使えるが、日本語の「辞退する」はどちらかと言えば目上から与えられるものを目下の者が断る時に使うからだ。

July 03, 2016

日本人だから殺された

かつてハイジャック事件で知られたダッカで日本人か殺された。一部の報道によれば、被害者の一人が英語で「日本人だから殺すな」と叫んだそうだが、こう叫んだために彼とその周囲にいた日本人か殺された可能性もある。

安倍氏が「戦争をする国日本」を海外に公言し、反イスラム過激派有志連合の支援を公言した結果、ISは日本人をテロの対象に含めると宣言している。かつてとは異なり、もはや「日本人なら見逃しておけ」の時代ではないのだ。

イスラム過激派のテロリストに対し、今回のように「私は日本人だ」と宣言すれば「良い獲物が手に入ったと」大喜びで殺してくれるだろう。いまは「日本人だから殺される」時代なのだ。

July 02, 2016

日本年金機構の損失は誰が埋めるのか

日本年金機構が昨年度に株式で5兆円の損失を出したと報じられている。

低金利時代で利益が上がらないのでハイリターンを狙うとして、安倍首相のお声ががりで始まった株式投資での運用。当時から低迷する株式市場のてこ入れが目的だと言われてきたが、この無様な失敗は誰が責任を取るのか。そして穴埋めは誰がするのか。

安倍氏は例によって口を閉ざし、「ボクが悪いんじゃない」と知らぬ顔をしている。しかし責任が安倍氏にあるのは、株式投資での運用を推進した経緯から明らかだ。個人資産の全てを差し出して多少とも穴埋めをしてもらいたい。はっきり言って焼け石に水ではあるが・・・・。

日本も北朝鮮と同じ

菅官房長官の会見を聞いていると、しばしば「首相が***を指示した」という言葉が使われる。私はこれを聞く度に北朝鮮の放送の「将軍様が***を指示した」と言う文言を思い出す。文言もそれが使われる状況もそっくりだ。

指示して終わり。後は指示された者の責任で、うまく行かなくても指示した者の落ち度ではない。どうやらこれは北朝鮮だけでなく、日本も同じらしい。

クマゼミの初鳴き(2016、神戸)

今日(2016/07/02)の午前中、今年初めてクマゼミの声を聞いた。昨日から全国的に暑くなっているので地上に出てきたのだろう。

一週間もすると、クマゼミの大合唱で朝寝ができなくなる。

July 01, 2016

地震予測

各新聞社が報じるところによれば、政府の地震調査委員会が、今後30年以内に中国地方でマグニチュード6.8以上の直下型地震が起きる確率が50%あると発表したそうだ。

これで中国地方の人たちは当分安心できそうだ。なぜならばこれまでに出されたこの種の予想で、予想通りに地震が起きた例は皆無だからだ。日本と外国とを問わず、この種の予想が出されるとむしろ予想が出されていない、あるいは確率が低いとされた地域で地震が発生して大きな被害が出る例の方が多い。

この種の予想はどこの国であっても、極めて政治的な理由で行われることが多い。それは、政府内の利権が絡んでいる場合もあれば学会内の勢力争いの場合もある。まして今回の予想は内陸の活断層に関する物だ。このような活断層の場合、震源から50kmも離れると大きな被害は出ないものだ。予想が出された地域の住民はうろたえず、これまでも行ってきた一般的な地震備えを守り続ける事が良い。

自動運転で死亡事故

自動運転中の自動車が衝突事故を起こし、搭乗者が死亡したそうだ。記事によればこれが自動運転車による初めての死亡事故だという。現状では運転中の事故に関する責任は運転席に座っている人間(運転手)にあるそうだ。

朝日新聞記事;「米テスラ、自動走行で初の死亡事故 相手車の色が原因か
       サンフランシスコ=宮地ゆう 2016年7月1日10時18分

原因は、車のセンサーが曲がってきた車を関知できなかったためと推定されている。道路をたどって走行するだけなら比較的簡単な技術だが、人や車の飛び出しを回避したり予測したりするのは高度なプログラム技術が必要だ。理由はいくら想定しても必ず想定外の自体はあり、あらかじめ全ての状況に対する対処法を組み込んでおくことが不可能だからだ。

自動車会社やITメーカーは2~3年後にも自動運転車の実用化をと主張しているが、急げば重大事故の多発は必至だ。まずは10年ほど、人間の運転を深層学習させるところから始めるべきだと私は考える。もちろん、周囲の状況を把握するセンサーの機能向上も必要だ。

追記;他社も同じ事故を報じているが内容は若干異なるようだ。
読売新聞記事;「米テスラ車、自動運転中に初の死亡事故
                   2016年07月01日 10時25分
CNN記事;「米テスラ、自動運転車で死亡事故 ブレーキ作動せず
                   2016.07.01 Fri posted at 10:47 JST
AFP記事;「テスラ車、自動運転モード中に初の死亡事故 米当局が調査開始
           2016年07月01日 10:03 発信地:ワシントンD.C./米国
日経記事;「米テスラ、「自動運転モード」作動中に初の死亡事故
                              2016/7/1 8:05

これらの記事を読み比べてみると、テスラ社の自動操縦装置は車線と車間距離を維持して走る程度の物で、運転者は必ずハンドルを握っていなければならない物だそうだ。運転者が自動運転装置の機能を理解せずに過信していると、この手の事故は必ず発生するだろう。他社についても、ユーザーが機能を過信すると同様の事態になるだろう。

現在の中途半端な自動操縦装置(正しくは運転補助装置だ)では過大な宣伝は禁物だし、ユーザーも宣伝内容を過大評価すれば事故で命を落としかねないことを理解しておく必要がある。

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