マイナス金利も効果無し
日銀が自画自讃したマイナス金利宣言も二日しか持たず、投機市場は下がり続けている。
要は、グローバル経済の元では一国でじたばたしても望む効果が得られないと言うことだ。主要国で談合して動かない限り、何をしても実効あるものにはならない。
一国でできる事は、投機市場の動向には影響されずに、気長に地道に国内の仕事を増やすことで庶民の消費を上向かせることだ。そして、国内への資金還流率の低い輸入品よりも国産品を購入するよう、国民に勧めることだ。
賃金を上げて国内消費を増やす。そして資金還流率が高い国産品を愛用する。一度グローバル化を巻き戻して国内経済依存率を高めなければ、一国で効果がある経済政策などあり得ない事を理解すべきだ。
それでなければ、主要国の談合による政策協調だが、これも各国の利害対立で実現する可能性はほとんど無い。経済の今の状況はグローバル化がもたらしたことだと言うことを忘れてはいけない。
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