2016年3月5日は地球最後の日?
地球最後の日とまでは行かないが、NASAが3月5日に地球の近傍を小惑星が通過すると発表している。
大きさは30m程と小さく太陽の方向から接近してきているため詳細な軌道計算が出来ていない。また、過去の観測でも十分なデータが得られていない。このため最接近時の距離は、静止衛星の軌道高度の半分から月までの距離の35倍と極めて幅広く見積もられているそうだ。
今回は地球直撃の可能性はないと予測されているが、来年の接近時にはごく小さな確率ではあるが衝突の可能性があるという。この小惑星の大きさは昨年のチェリャビンスク隕石の1.5倍ほどなので、地球を直撃しても人類滅亡に繋がるような大災害になる可能性は無いが、落下地点では衝撃波や砕けた隕石などによる被害は出るだろう。
NASA等によると、数十mクラスの小惑星は100万個はあると見積もられているが、その大半は軌道が分かっていないそうだ。それは小さすぎまた多すぎるためだが、このクラスの小惑星が落下する可能性は常にあると考えておくべきなのだろう。
そういえば、先日インドで隕石に直撃されて死んだ人がいると報じられていた。本当に隕石が当たったのかどうかはまだ調査中のようだが、人のすぐそばに隕石が落下する事故は毎年数件は起きているそうだ。杞の国の人の様に、常に空を気にして生活するわけにも行かないが、空から落ちてくる物は航空機だけではないと言う事は念頭に置いておかなければならないのかもしれない。
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