バッティング
ローマ教皇と中国主席が米国でバッティング。
中国は、ローマ教皇との同時訪問で中国主席への関心が薄れるのを嫌って、ローマ教皇の訪米延期を申し入れたと報じられている。しかし、キリスト教国を自認する米国がローマ教皇より中国主席を優先させるはずも無くあっさり無視された。
中国にすれば、ローマ教皇に譲るのでは体面が立たないのだろうが、世界のキリスト教徒にとってはローマ教皇はどんな国の元首よりも上位の存在だ。もとより勝ち目が有るわけも無い。米国内のメディアによる報道ではローマ教皇の下位に甘んじるしかない。
中国主席の訪米はどちらが申し入れたのかは知らないが、ローマ教皇の訪米と重なるよう米国がわざと仕組んだとすれば、中国主席を矮小化して体面を潰すという目的は十分に達成できたと言える。特にローマ教皇は直接にワシントン入りして大統領一家が出迎えたのに対して、中国主席は西海岸から米国入りさせられたうえ、さしたる米国高官の出迎えも無いと言う点も中国主席の矮小化を図ると言う目的を強調しているようだ。
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