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September 2015

September 30, 2015

オイオイ

今日付の読売新聞サイトにこんな記事にがある。

「オイオイ」と読まないで…九州に初の丸井ロゴ
             2015年09月30日 18時15分

丸井のロゴをローマ字として読むとオイオイになることからの記事のようだが、私にはコンピューターのシリアルポート(RS-232C等)のピクトグラム(絵文字)に見える。皆さんはどうだろうか?興味のある方はパソコンの背面にあるので一度覗いてみてはいかが?

エベレスト最高齢登頂記録更新は不可能に?

登山事故やトラブルが多いことに業を煮やしたネパール政府が、登山経験の浅いものや高齢者にはエベレスト登山の許可を出さないことを検討しているという。

CNN記事;「ネパール、初心者のエベレスト登山を禁止
         2015.09.30 Wed posted at 11:50 JST

検討中の規制では、6,500m以上の高峰に登頂した経験がないものには登山許可を出さないという。また、年齢制限も設けることも検討しているという。

新しい規制がいつから開始されるかはまだ不明だが、少なくともネパール側からは最高齢登頂記録更新競争は出来なくなりそうだ。

「世界に誇るジャパンクオリティ」は世界に通用しない

インドネシアの高速鉄道計画で日本は中国に敗れた。「日本が世界に誇るジャパンクオリティ」の現状から考えると、これはある意味必然の結果と言って良い。

それはなぜかというと、今の「ジャパンクオリティ」はかつての日本製品の安く頑丈で壊れにくくかつ使いやすいとはかけ離れているからだ。あけすけに言うと、現在の「日本が世界に誇るジャパンクオリティ」の正体は「過剰品質」だ。

何が過剰品質かというと、使用者が使いもしない機能を多数詰め込んで「高機能/高性能」と称して高値で売ろうとする点だ。このため購入者は不要な機能に無駄な金を払わされることになる。多機能が高品質と信じ込まされている日本人や、無駄なギミックに金を払う余裕のある富裕層ならばそれで良い。しかしまだ世界の消費者の大半を占める普通の人々にはそんな余裕は無い。だから現実に使う機能に絞って、使いやすく知識がないものが使っても故障しにくい、故障した時には街の修理屋で簡単に修理できる、そんな商品が好まれるのだ。

その様な観点から見れば、今回日本が勧めていた「世界に誇る日本の新幹線」の品質はどうだったのか。私が得た情報の範囲では、明らかに過剰品質であり、維持管理に高度の知識と多額の費用を要するものになっていた。

途上国の鉄道システムで必要なものは何か?最小限必要なものだけに絞ればどのようなシステムになり、どこまで費用を減らすことが出来るのか。その様な観点で新幹線システムを簡素化しなければ、今後も日本の新幹線技術を導入して簡素化した中国には勝てないだろう。

無駄な機能をつけて高価格を目指す「世界に誇るジャパンクオリティ」は、日本国外では富裕層にしか魅力が無い。一般人が利用するものについては、かつての「安く故障しにくいメードインジャパン」を復活させる必要がある。ブランド品ばかりでコモディティの製造を捨てていれば、稼働率が下がって固定費が上がるばかりで、ますます国際競争力が低下するからだ。

September 29, 2015

暴落続く株価

今日(2015/09/29)の終値はとうとう17,000円を割り込んでしまった。今年の春、2月から3月頃は8月には25,000円もあり得るなどとはやし立てる証券アナリストもいたが全くの当て外れだ。

小泉/竹中時代には株価が上がったから景気は良いのだと言う投機市場経済主義者がいて、幻の好景気と言われた時代もあった。その論法によれば、株価が下がり続ける今は不況のまっただ中と言う事になる。しかし株価をよそに、製造業を中心とする実体経済は不況とは言えない状態だ。つまり現在の経済システムでは、投機と製造とは全く別の世界であり、お互いにほとんど影響し合わないようだ。

現状、投機市場は崩壊寸前の瀬戸際にいるように見える。原因は投機家が疑心暗鬼になり、人より先に買うよりも人より先に売ることを目指すような心理状態になっている事にある。この20年程、投機市場は金融緩和や超金融緩和、そして異次元の金融緩和に頼ることになれきってきた。政府はさらなる緩和もと言ってはいるが、投機家達はそろそろそれも限界であることを感じ取っている。政府の財政破綻を誘発せずに金融緩和を進める手段がつきているからだ。

そんな不安を抱えている投機家達はちょっとした刺激で雪崩を打って動く。電算機による超高速取引がそれに輪をかける。投機市場は人間には制御不能にありつつあるのかもしれない。当分は上下1,000円近い暴騰と暴落を繰り返しながら、中長期的にはじわじわと下げ続けることになるかもしれない。機関投資家達は、新しいコンピューターモデルの構築を急がねばならないのかもしれない。

現代の民族大移動

イスラム圏の独裁国家で武装蜂起を含めた反政府活動が起きて次々と政権が崩壊したアラブの春。欧米諸国は反欧米政権が倒れ、西欧的な民主国家ができる事を期待してもてはやした。

しかしその後の様子を見ると、アラブの春以前よりも強硬な反西欧主義が台頭している。その結果、反西欧を標榜してはいても直接的な軍事的危険がほとんど無かった独裁政権時代よりも西欧にとっては危険度が増している。

延々と続く四分五裂した反政府勢力間の内戦で、多くの人々が生活の手段と場を失っている。そしてその多くが、安全に生きられる場所を求めて西欧に押し寄せている。

つまり西欧諸国が後押ししたアラブの春は、西欧諸国か期待したように安全を増すのでは無く、社会と国家の崩壊によって生活の場を失った中東からの民族移動によって以前より多くの混乱と危険をもたらしている。

私には現状が「ゲルマン民族の大移動」以来の民族大移動のように見える。かつては気候変動が民族移動の主要な原因だったが、今は政治と経済の混乱が民族移動を引き起こすのだ。

いつか来た道

中国は日本がいつか来た道を歩んでいる。

日本の高度成長末期からバブル期にかけて、日本はアジアの至る所に経済援助という名目で金をばらまいて各国の歓心を買おうとした。それはもちろん、政治的影響力を拡大する意図があったが、アジアの経済を支配したいという意図もあった。そして援助資金を供給するための金融組織も作った。

今中国がしていることを見ると、国内の経済状態を含めて、その当時の日本と驚くほどよく似ている。中国が行く道は、日本がいつか来た道だと言って良いだろう。

September 28, 2015

ヒット曲をシェークスピア風にが流行

CNNの記事によると、著名な俳優や歌手達の間でヒット曲をシェークスピア風に歌い、それをツイッターに公開することが流行しているそうだ。これは英国から始まり、米国にも拡大中だとのこと。

記事;「ヒット曲の歌詞をシェークスピア調で 英スターらが続々挑戦
          2015.09.28 Mon posted at 15:13 JST

これを日本に当てはめるとさしずめ「ヒット曲の歌詞を近松調で」となるのだろうが、さて・・・・・・。

カタロニア独立?

スペインのカタロニア州議会選挙で、独立派が多数を占めたと報じられている。独立派は選挙で勝てば独立を進めるとしているので、今後スペインの政情は不安定化することになりそうだ。19世紀以前であれば、中央政府が武力で独立の動きを鎮圧したものだが今はそうも行かない。スペインで最も工業化が進み経済的に豊かなカタロニアをつなぎ止めておけるかどうかは、農業国スペインの経済が立ちゆけるかどうかのかぎを握っているので、中央政府は武力行使以外の道を探ることになるのだろう。

ところでカタロニアの隣はバスク地方で、ここにはスペインとは全く異なる文化を持つバスク人がいて、フランス側のバスク人とともに独立を望んでいて、一時は武装闘争も行っていた。カタロニアの今後によってはこちらも不安定になるだろう。

それにしても、ソ連崩壊後ヨーロッパのあちこちから噴出する分離独立の要求。小民族は長い抑圧の歴史を経てきただけに、押さえ込むのは難しそうだ。

進む日本のファシズム化

日本のファシズム化が確実に進んでいる。

政治の世界では、「お上の言うことには黙って従え」や「下々の言うことに耳を傾ける必要など無い」がまかり通っているし、「政党では全員一致して」の強要がますます酷くなる。

民間の日常生活でも、「これが普通だから文句を言わずに従え」と言う意見がネット上でも現実社会でも幅を利かせている。

また、マイナーバーカードで顔認証を求めるなどで、国民の個々人を24時間監視する体制を構築しようとする動きもある。これはすでにばらばらに存在しているシステムを、ビッグデータの活用と称して一カ所に集めるだけでいつでも可能になる。スーパーコンピューターが何台かあれば全国民の24時間監視は既に技術的には可能なのだ。

そしてその後にやってくるのは、ビッグブラザーがハイテクで全国民を監視する独裁国家、1984年の世界だ。

あなたが10年か20年の後に、1984年の主人公ウインストン・スミスの様な経験をしたくなければ、このような独裁化、ファシズム化に反対の声を上げるべきだ。放っておけば若いあなたが生きている内に確実にこうなる。

スーパームーン

スーパームーンが話題になっている。

スーパームーとは月と地球の距離が一番短い位置関係で満月になることを言うのだが、実はこれは毎年起きていてさほど珍しいことでは無い。今回特に欧米で注目されたのは、スーパームーンの皆既月食だったからだ。スーパームーンでの皆既月食は数十年に一度しか起きないので、若い世代は初めて見るものとして話題になったのだ。

スーパームーンの原因である月と地球の距離が変化する現象は月の公転軌道が楕円であるためだが、月は太陰暦の一月つまり約四週間で地球を一周している。このため月はほぼ毎月一回ずつ近地点(最も近い位置)と遠地点(最も遠い位置)を通過する。そして潮汐力は近地点で最も強くなる。従って近地点で満月または新月になる時には他の位置より潮汐力が強くなり、満潮時の潮位が高くなるので多少の風でも高潮の原因になることがある。

今朝方の民放のワイドショウでもスーパームンを話題に取り上げ、「潮汐力が強くなるのでスーパームーンが地震の原因になるとの説もある、実際スマトラ沖地震はスーパームーンの2週間後起きた」と紹介していた。しかしこのように、月は2週間毎に遠地点と近地点を通過する。スーパームーンの2週間後であれば、月は遠地点の付近におり潮汐力は最も弱い。従ってスーパームーンが地震を起こした証拠としては的外れだ。

付け加えると、近地点付近での満月を「スーパームーン(super moon)」と呼ぶのに対し、遠地点付近での満月を「マイクロムーン(micro moon)」と呼ぶらしい。NASAのサイトを「super moon」で検索すると、スーパームーンの解説やスーパームーンとマイクロムーンの比較写真などが多数掲載されている。

スーパームーンとマイクロムーンの大きさの比較画像の例;
APOD: 2014 September 8 - Super Moon vs Micro Moon
APOD: 2014 January 21 - Micro Moon over Super Moon

September 27, 2015

百年の計を軽んずるなかれ

世の中の人たちが分刻み秒刻みで動いているせいか、最近は国家百年の計など馬鹿にしてかかる人が多いようだ。百年がかりの事業など馬鹿げていると言ったおバカちゃんとそれに喝采した多数の人がその代表だ。

しかし、分刻み秒刻みの仕事も数時間や数日の単位の中で計画されていなければ意味をなさないし、数時間や数日の単位の計画も月単位や年単位の計画の中で無ければ意味が無い。そして年単位の計画も50年100年を見通しての計画の中で無ければ意味が無い。

それは事業を取り巻く環境が常に変化し続けるからであり、50年100年を見通して変化に対応できる計画で無ければならない。そうで無い事業は単なる場当たりのやっつけ仕事になり、時間の経過につれて価値を失う。それが意味がないと言う理由だ。

Windowsデスクトップテーマ

Windows7にはデスクトップテーマというものがある。デスクトップの背景なのだが何枚かの画像をセットにしてスライドショウ式に表示できる。また、Microsoftのサイト「http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/themes?ocid=w8_client_themes」からもプロのアーティストが作成した写真イラストなどが入手できる。

私が今表示しているのは「アイルランド」で上記サイトの「場所および風景」のグループに含まれている。これには17枚の写真が含まれている、有名な観光地の「タラの丘」の他、「ダブりナーズ」や「フィネガンズ ウエイク」に出てきそうな橋や、周囲に墓標が建ち並ぶRPGゲームの魔物の世界の入り口に登場しそうな荒れ果てた古城など、見て楽しいものがある。

あなたも好みに合うテーマを探してみてはいかが?

Wikipedia

無料で利用できるインターネット百科事典として名高く利用している日とも多いだろう。私も手元に資料が無い項目についてとりあえず調べて見たい時に利用している。

しかし利用してしばしばまごつくことがある。それは項目間で説明が矛盾していたり、日本語版と外国語版で説明が全く異なっていたりすることだ。これは、複数の書き込み者が、項目間や異言語版間の整合性を確認せずに書き込んでいることが原因だ。この点は、権威ある編集者集団が責任と一貫性を持って編纂している印刷物の百科事典では無いことなのでやむを得ないことではあるのだが、結果として裏付け調査の泥沼にはまり込んでしまうことがある。

また、Wikipediaに限らずインターネット上の情報は、他の情報源の丸写である事が多く、その場合元資料の誤りをそのまま引き継いでいる。だから、元資料が異なると思われる情報サイトを幾つも調べて裏付けを取らないと、とんだ恥をかくことがあることは念頭に置いておかなければならない。

September 25, 2015

一億ナントカ

戦前指向を謳う安倍氏だが、最近は戦中指向になって来たようだ。今度のスローガンは「一億総活躍」で担当大臣も置くのだそうだ。

だが私が記憶する「一億総ナントカ」にはろくな物が無い、代表的なものは「一億総懺悔」だが、これは敗戦直後からこれまでに何度も登場している。もっと悪いのは戦争末期のスローガン、「一億火の玉」や「一億玉砕」だ。軍部はこれで本土決戦に勝利すると称していたのだが、米軍の重戦車と機関銃の弾幕に竹槍で突撃して何が出来ると思っていたのだろうか?

私には日本人を全滅させて無人になった日本列島を連合軍に引き渡そうとしていたとしか思えない。あるいは戦える日本人成人がいなくなったところで、安全な後方の地下壕で生き残った軍部高官だけが降伏して生き延びようと考えていたのか。彼らの言い分は「降伏の形を作る必要がある」だったのかもしれないが。

このことを考えるといつも、私は映画「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」の高官達の対策会議の場面を思い出す。いずれにしても当時の軍部に国民の命を守るなどと言う考えが無く、国民に自分たちを守らせることだけを考えていたのはあきらかだ。

September 24, 2015

安倍氏と橋下氏の共通点

この二人は共通点が多い。安倍氏が橋下氏を身内に引き入れようとし、橋下氏が安倍氏に媚びを売るのも当然かもしれない。

共通点の最大のものは、どちらも自分をちやほやしてくれる者を好み周囲に集めたがり、逆に自分に諌言する者を嫌い周囲から排除することだ。これは独裁者の多くに共通する性格で、没落の原因として最大のものでもある。

September 23, 2015

バッティング

ローマ教皇と中国主席が米国でバッティング。

中国は、ローマ教皇との同時訪問で中国主席への関心が薄れるのを嫌って、ローマ教皇の訪米延期を申し入れたと報じられている。しかし、キリスト教国を自認する米国がローマ教皇より中国主席を優先させるはずも無くあっさり無視された。

中国にすれば、ローマ教皇に譲るのでは体面が立たないのだろうが、世界のキリスト教徒にとってはローマ教皇はどんな国の元首よりも上位の存在だ。もとより勝ち目が有るわけも無い。米国内のメディアによる報道ではローマ教皇の下位に甘んじるしかない。

中国主席の訪米はどちらが申し入れたのかは知らないが、ローマ教皇の訪米と重なるよう米国がわざと仕組んだとすれば、中国主席を矮小化して体面を潰すという目的は十分に達成できたと言える。特にローマ教皇は直接にワシントン入りして大統領一家が出迎えたのに対して、中国主席は西海岸から米国入りさせられたうえ、さしたる米国高官の出迎えも無いと言う点も中国主席の矮小化を図ると言う目的を強調しているようだ。

ロシア大統領招待の大義名分は?

安倍氏がロシア大統領の招待を進めている。しかし今、ウクライナ問題や北方領土問題で日ロ関係が暗礁に乗り上げているこの時期に、ロシア大統領を国賓として招待するだけの大義名分はあるのだろうか?

外交無知の安倍氏が、形ばかりの拉致不明者調査を材料に経済制裁の解除や国交正常化を急ごうとした、対北朝鮮外交の轍を踏もうとしているようにしか見えない。

消音器内蔵拳銃

米国の銃器メーカーが消音器を内蔵した拳銃を売り出すそうだ。

記事;CNN「消音装置が内蔵の新型短銃を販売へ 米
        2015.09.19 Sat posted at 18:06 JST

記事によると、この拳銃は口径9mmで15連発。これまでの消音器外付けのものより、威力命中精度とも高いのだそうだ。

しかし、このような暗殺または犯罪用としか考えられない拳銃の需要がありが、一般人に売り出される米国人の精神構造に疑問を感じるのは私だけだろうか?

米国の銃器メーカーは「銃による犯罪被害を防止するには、全員が銃を携行して対抗すべきだ」と主張する。しかしそれは全員では無いが多くの人が銃を持ち歩いていると言う前提があればこそだ。日本のように一般社会に銃がほとんど無い環境では、銃による犯罪がほぼ皆無だ。従って銃に対抗するために銃を携帯する必要など全くない。

日本人から見れば、銃器に対する米国人の考え方は前提から間違っており異常なのだが、物心つく前から社会的刷り込みで洗脳されている米国人にとっては正常な考え方なのだろう。

これもまた、「当たり前」、「ふつう」、「正常」というのは、それを見るものの立つ位置次第と言うことの一例なのだろう。

サッカーとラグビー

サッカーもラグビーも起源は英国である点は同じだ。また、ラグビー誕生の伝説にあるとおり、サッカーとラグビーは同じ起源を持つ競技でもある。

しかし、サッカーとラグビーの間には大きな違いがある。それはサッカーが街(タウン)のプライドをかけた戦いであるのに対して、ラグビーは国(ネイション)のプライドをかけた戦いだと言うことだ。

サッカーは元来庶民の競技であるのに対し、ラグビーはパブリックスクール(上流階級子弟のための私立学校)で始まったため競技者も上流階級出身者が多かった。生活のため競技で稼ぐ必要の無い競技者が多かったためプロ化も商業化もなかなか行われなかった。このような小さな違いはあるが、競技の性格の根底に、街対街か、国対国かという根本的な意識の違いが今も存在している。

予想通りの北朝鮮回答

北朝鮮が拉致被害者調査結果をしらせてきた。内容は予想通り、前回と同じというゼロ回答だ。

これは最初から予想されたとおりで、安倍首相が自民党内の親北朝鮮勢力に押されて制裁解除と国交正常化を望んだので、その口実として再調査に応じただけだという北朝鮮の立場からすれば当然だ。また、安倍氏がよほどのバカでもない限り安倍氏も被害社会が望む様な回答があることは期待していなかったはずだ。

結局、自民党内の親北朝鮮派(北朝鮮に経済的権益を持つ商社などの後援を受けている議員達だ)の求めに応じて、経済制裁を一部解除したという事実だけが残る。

WCラグビースコットランド戦

今夜のスコットランド戦を前に、TVのワイドショーは南アフリカよりランキングが低いので日本が楽勝すると決めてかかっている騒ぎようだ。しかし、実際は南アフリカ戦よりも厳しいものになるだろう。

そのわけは、強豪国は大きな大会の初戦から調子をピークに持って行っていないことだ。始めからピークにしてしまうと、決勝戦までに疲れ切ってしまう。そこで試合ごとに少しずつ調子を上げて行こうとするのが普通だ。まして今回は南アフリカにとっては遙かに格下の日本戦。まずは小手調べと言ったところだったはずだ。ところが、初戦からピークに持ってきた日本に好きなように走り回られ、まだ準備が整っていなかった南アフリカの選手はばててしまったのだ。

しかし、南アフリカ戦の結果を見たスコットランドはそうはいかない。十分に調子を上げて作戦面も十分に研究しているはずだ。格下とみてなめてかかった南アフリカのように慌てることも期待できない。また、優勝候補相手の初戦からピークで挑んだ日本は、徐々に調子を上げてくるチームに較べて試合毎の疲労の蓄積が酷いだろう。

だから、スコットランド戦を含め、今後の戦いは南アフリカ戦よりも厳しいものになる。

September 22, 2015

連休明けの株価の行方;大型連休の弊害

連休明けの東証株価はどうなるのだろうか。連休前に大幅に下げたので値上がりを期待していた向きも多いだろうが、今日の各国市場で大幅に下げているので連休明けの市況に不透明感が増してきた。

このような状況を見ると、投機家にとって大型連休は邪魔な存在になっているようだ。外国の市場で売買できる銘柄は良いとしても、国内単独銘柄に関しては連休が終わるまで場外取引が可能な場合以外は手も足も出ない。

観光産業にとっても、一時的に多くの人手を確保しなければならないのはコスト押し上げ要因になる。いっそのこと連休や一斉休業を廃止して、年2回五日以上の連休を時期をずらしてずらして取ることを義務づける方が良いかもしれない。

そうすれば観光産業の必要労働力は平均化され、交通渋滞による経済ロスも無くなる。また、連休中の大幅な市況変化に手も足も出ずにほぞをかむことも無くなる。

もっとも、みんな一緒を良いこととして教え、同じであることを強要する学校教育から変える必要があるが。

無礼なNHK

何年も前から使っていてカードも登録済みのテレビで、受信料も払っているにもかかわらず、カードを登録して受信料を払えとのメッセージが出るようになった。

全く無礼な話だ。

それともNHKのサーバーがクラックされてデーターが消去されたか?

一度電源を切ってから入れ直すととりあえずは出なくなったが・・・・。

ラグビーワールドカップ

とりあえず大負けしなければ良いと思っていた対南アフリカ戦に日本代表が勝利した。優勝候補に日本が勝ったと言う事はラグビー先進国にショックを与えたようで、ラグビーの新しい時代を開いたといえそうだ。

勝てた理由については様々な解説者が様々な説を述べているが、私は初戦に照準を合わせてピークに持っていった日本と、決勝ラウンドに向けて徐々にピークにもっていこうとしていた南アフリカの違いも無視できないと思う。今後、日本代表がいつまでピークに近い状態を保てるか(長期間ピークに近い状態を保つことが実は難しい)が決勝ラウンドに進めるかどうかのかぎとなるだろう。

さらに、これから対戦する各国も、これまでの予定よりも調子を上げた状態で向かってくるだろう。今後の試合はさらに厳しくなる。決勝ラウンド進出が決まるまで、疲れ切ってしまわないよう祈ろう。

今回日本代表がラグビー先進国に衝撃を与えたことで、日本人でも出来るならと韓国・中国もラグビー強化に力を入れてくるだろう。その結果、東アジアの国が幾つも決勝ラウンドに進出して戦える日が来るかもしれない。

セゾンの偽メール

久々に偽メールが届いた。今度はセゾン関係(セゾンnet?)の登録情報を盗もうとするもののようだ。本文は下記の通り。最後に訳の分からぬ中国語と思われる文章が付いているのがご愛敬。

なお、これが偽メールと分かる理由は、セゾングループとはネット上での関係を持ったことが無いためだ。

【重要:必ずお読みください】セゾンNetアンサーご登録確認
いつもセゾンNetアンサーをご利用いただき、ありがとうございます。
この度、セゾンNetアンサーに対し、第三者によるアクセスを確認いたしました。
万全を期すため、本日、お客様のご登録IDを以下のとおり暫定的に変更させていただきました。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
http://www.saisonecard.xyz/WebPc/USA0202UIP01SCR/
上記セゾンNetアンサーIDは弊社にて自動採番しているものですので、
大変お手数ではございますが、下記URLからログインいただき、
任意のIDへの再変更をお願いいたします。
なお、新たなID?パスワードは、セキュリティの観点より「10桁以上」のご登録を強くおすすめいたします。
http://www.saisonecard.xyz/WebPc/USA0202UIP01SCR/
*ID変更の際はこれまでご利用いただいておりましたIDのご利用はお控えいただきますようお願い申しあげます。
*他のサイトでも同じIDをご利用の場合には、念のため異なるIDへの変更をおすすめいたします。
-----------------------------------------------------------------------
本件に関するお問い合わせにつきましては、Netアンサー係までお電話いただきますようお願い申しあげます。
【Netアンサー係】
■東京 03-5996-1390
■大阪 06-7709-8005
(9:00~17:00)
-----------------------------------------------------------------------
*誠に勝手ながら本メールは発信専用アドレスより配信しております。
本メールにご返信いただきましても、お答えすることができませんのでご了承ください。
鄙俗不堪,践祚轻渎程序。会见因地制宜

送信元は<s-tsunokawa@msa.biglobe.ne.jp>

CCで送信したためか、送信先が一覧できる。先頭の数文字が同じものがリストされているので、どこからか入手したリストを加工して利用しているようだ。

リンク先の開設者は不明だが、リンク先のaisoncard.xyzが偽サイトのようだ。設置者を検索しても、ドメイン検索サイトでは検索を拒否される。.xyz自体詐欺サイトや悪意あるサイトの解説者の利用が多いようなので、.xyzのサイトにはアクセスしない方が良いようだ。

September 21, 2015

高齢者ビジネスに将来性はあるか?

今日は老人の日だ。現在のビジネス界では高齢者ビジネスが話題になっているが、その将来性はどうなのだろうか?

現状でも介護士に対する低賃金や過重労働の問題で、ついしばらく前にはメディアでもてはやされた介護職の人手不足が問題になっている。特に介護士の不足は労働条件の改善なしには解消できないが、これは費用の増加なしには不可能だ。その増加分を誰が負担するのか?誰も負担しないとすれば貧困高齢者の切り捨てを行わざるを得ない。それは現在福祉の世代格差を問題にし、介護の切り下げを求めている現役世代にも跳ね返る問題だ。今介護の切り下げを求めている若者の多くは、どちらかと言えば低所得者であり、彼ら自身が将来切り捨てられる高齢者になるのだ。

もう一つ高齢者ビジネスの将来性に関する不安要素がある。それは今から20年後には高齢者人口が急激に減少し始めると言うことだ。現在人口のピークは66~70歳にあるが、20年後にはその多くが現年齢での平均余命年齢を過ぎる。つまり今後は最も人口が多い世代が急激に減少し、20年後には半分になると言うことだ。これは需給バランスに大きな影響を与えるだろう。

将来のマーケット動向を熟慮せず、メディアが大げさに囃すままになだれ込んだものの、ピークがすぐに過ぎてしまい、あるいは経営コンサルタントの前提が誤っていたために失敗に終わったビジネスは幾つもある。医大ビジネスや法科大学院ビジネスがその代表例だ。同じことが高齢者ビジネスでも確実に起きるだろう。

今もてはやされているからと言って、安易に高齢者ビジネスに乗り出すのは考え物だ。20年後の市場縮小にどう対応するのかの見通しを立てたうえで参入すべきだ。

September 20, 2015

忍び寄る1984年:国による全住民の監視システム構築

マイナンバーカード発給時に顔認証を行う準備をしていると報じられている。これはつまり、国が全住民(日本に預金を持ち、税徴収の対象となる外国人も含まれる)の顔認証データを持つことになる。

こうなれば、国は全住民がどこで何をしているかを24時間監視できることになる。今年の初めに、大阪駅とその周辺の人の流れに関するデータを集める目的で顔認証技術を使おうとした情報技術企業があった。これは強い反発を受けて取りやめになったが、すでにある防犯カメラのデーターを集めるだけで特定の人物を追跡することはすでに可能なのだ。防犯カメラの画像を全て国のサーバーに送らせるような法律を作るだけで良い。

つまり、国が全住民の顔認証データを持つことは1984年並の住民監視システムを簡単に追跡できると言うことだ。

だから、プライバシーの権利を守るために、この計画にははっきりと反対すべきだ。なぜ反対すべきかが分からない人は、ジョージ・オーウェルの「1984年」を読み、ビッグブラザーがどのように国民を支配したのかを知るべきだ。

非美人系女優

パソコン作業のBGM代わりに点けっぱなしにしていたテレビで流れていた韓ドラの画面を見てふと気がついたことがある。

それは美人でも不美人でもないが、演技が達者で雲間から覗く太陽の様な暖かさを持つ女優が、日本では急速に数を減らしているように見えることだ。日本ではいわゆるアイドルばかりが幅を利かせ、堅実に演劇に取り組んでいる若手女優(男優も同様だが)の働く場所がなくなっているのかもしれない。

AだのNだののアイドルグループの学芸会並みのステージを見ると、またお決まりの「なんとかの女王」や「なんとかの帝王」が主演している旧版ドラマの再放送が幅を利かせている現状では、日本でまともなテレビドラマや一般向けの映画が少なくなったのも無理は無いかと思ってしまう。

September 18, 2015

新国立競技場再コンペ

新国立競技場の再コンペには、日本のメガコン(メガゼネコン)の企業連合2グループだけが応募を決めた。残された工事期間を考えると日本国内のゼネコンですら一社単独では無理で、ましてや外国のゼネコン単独では資材・人員の調達がほぼ不可能だから当然の成り行きと言えよう。

ハディド氏の事務所は、外国のゼネコンならば安く出来ると主張していたが、結局は施工業者として名乗りを上げる国外のゼネコンを見つけられなかったようだ。日本で建設や資材や労働力を確保しそれを運用するのは、日本国内の下請け業者とのつながりや信頼関係がなければ不可能だからだ。

さらにまた完成後の建物本体だけでなく、施工中の足場などにも要求される日本の厳しい耐震・耐風および安全基準を満たすのは、過去に日本の都会地で大型の建物を建てた経験がなければ難しい。また、都心部の混雑する道路状況を把握して、大渋滞を引き起こさずに資材を供給するには、運搬車両の特別の運行管理技術が必要だ。そして、それらのために必要な付帯費用を正しく見積もるのも、実際に大都会の中心部で大型の建設工事を行った経験がなければ困難だ。恐らくハディド氏はその様な建物本体以外にかかる経費を、地震や台風が無いヨーロッパや中東なみにしか計算に入れていなかったのではないだろうか。

それはそれとして、今後の短期間でIOCや準備委員会の要求を満たす設計が可能なのか。これは大手ゼネコン連合をもってしても相当に苦しいと思われる。今回は一回で国民の理解を得なければならない。準備委員会のミスリードがあれば期間内に完成できるようなスケジュールを立てることも不可能になるだろう。森氏のような、名誉職だから詳細は俺の知ったことでは無いと言うような人物がトップにいては、どうなることやらと心配になる。

新国立競技場の建設は短期間の突貫工事になる。高い技能を待つ労働者を豊富に集められた高度敬愛成長期とは異なり、震災などの災害復興工事で腕の良い職人が不足している現在、職人を集められるかどうかがかぎになるだろう。

September 17, 2015

民は知らしむるべからず

とのたもうたのは徳川家康だったかな。でも同じことを安倍政権もやっている。戦争法案の説明で、この法律で何が出来るのか、何が出来ないのかを全く国民に説明しようとしない。

民に何も知らしめず権力者の好き勝手が出来るよう、可能な範囲は不明確なままにせよと言う事のようだ。その一方で、あれも出来るこれも出来ると、少しずつ可能範囲を広げておこうとする努力は怠らない。

今の日本は民主主義ではなく、江戸時代と同じ愚民政治らしい。若い人たちはそれで良いと思っているのだろうかと、老い先短い年寄りは考え込んでしまうのだ。

September 16, 2015

JR放火はミテミテ型犯罪

東京周辺のJR施設放火事件の容疑者は、またも目立って注目されたいという「ミテミテ型犯罪」だった。これはわざわざ目立つ服装をしたりネットに自分の犯行を書き込んだりしていることから分かる。

このような犯行に走るものは注目されたくていろいろな行動を行うが、合法的な範囲での活動で自分が望むような注目を集められないと違法行為に走ることが多い。また、その動機や犯罪に至った動機や理屈は常人には理解しがたい。

これは須磨区で小学生を何人も殺して生首をさらしたりした酒鬼薔薇事件の犯人も同じだ。社会から忘れられて無視されていると考えて、それが我慢できずに手記を出版したりウエブサイトを開設したりして注目を集めようしていることから見て、再び「ミテミテ型犯罪」を行う危険性が高いが今の法律では手の打ちようがない。

このような「ミテミテ型」の性格は簡単に意は代わらないので、今回の放火犯も刑期終了後再び「ミテミテ型犯罪」に走る可能性がある。出所後は厳しく監視する必要があるし、身の回りに潜んでいる「ミテミテ型」の人物を早期に見つけて目を離さないようにしておく事も必要だ。ただ、昨今のプライバシー保護法などとの絡みで、「ミテミテ型」のトラブルを起こした人物の情報を入手しにくいのが難点だ。

「大」は「おお」か「だい」か

しばらく前に「大」は「おお」と読むべきか「だい」と読むべきかを論争している記事を見た事がある。ネット上の議論の例に漏れず、どちらも譲らず自分たちの意見が正しいと言い張っているのがおかしかった。そこで「大」を含む熟語などを集めてみた。

通常「おお」と読む例;
「大舞台(おおぶたい)」、「大一番(おおいちばん)」、「大勝負(おおしょうぶ)」、「大相撲(おおずもう)」、「大童(おおわらわ)」、「大所帯(おおじょたい)」、「大入り(おおいり)」、「大盤振舞(おおばんぶるまい)、元来は椀飯振舞(おうばんぶるまい)」、「大盛り(おおもり)」、「大店(おおだな)」、「大人数(おおにんずう)」、「大船(おおぶね)」、「大雪崩(おおなだれ)」、「大晦日(おおみそか)」、など。

通常「だい」と読む例;
「大家族(だいかぞく)」、「大集団(だいしゅうだん)」、「大人気(だいにんき)」、「大反対(だいはんたい)」、「大会議(だいかいぎ)」、「大洪水(だいこうずい)」、「大々的(だいだいてき)」、「大学(だいがく)」、「大王(だいおう)」、「大臣(だいじん)」、「大統領(だいとうりょう)」、など。

通常「たい」と読む例;
「大会(たいかい)」、「大海(たいかい)」、「大洋、太洋(たいよう)」、「太陽暦(たいようれき)」、「太陰暦(たいいんれき)」、「大陸(たいりく)」、「大国(たいこく)」、「大帝(たいてい)」、「大群(たいぐん)」、「大軍(たいぐん)」、「大戦(たいせん)」、など。

読み方で意味が変わる例;
「大家(たいけ、おおや)」、「大人(たいじん、おとな)」、など。

このように並べてみると、「おお」と読むか「だい」と読むかにははっきりとした境界があるようだ。それは「おお」と読む言葉の大半は江戸時代以前から使われていた言葉で、「だい」または「たい」と読む言葉の多くは明治時代以降使われるようになった比較的新しい言葉や学術用語に由来する言葉のようにみえる。また、「だい」と読む言葉には「小」のつく対立語があるものが多いようにも見える。

武装勢力の愛用車はTOYOTA

政界の紛争地帯のニュース映像を見ていると必ず登場するのがトヨタ車だ。特にハイラックスの荷台に大型機関銃などを搭載したものが多いが、ランドクルーザーの車体を改造した例も少なくない。

昔のテレビドラマに「ラットパトロール」というものがあり、ドラマ中ではジープの後部座席に重機関銃を取り付けたものがナチスドイツ軍の戦車隊を相手に大活躍していたが、今はトヨタのハイラックスがその用途に使う車の定番らしい。

愛用される理由は、道路の整備されていない地域で資材や人を運搬する作業用車として世界中に多数が販売されており、紛争地域でも安価に入手できる。四駆(二駆もある)なので不整地でも高速で走行できる。さらに、フレームとボディーが独立しているために、頑丈で修理がしやすく、武器搭載のための改造も簡単だと言う事のようだ。そのために様々な兵器を搭載でき、重機関銃の他、対空機関砲、多連装ロケット砲、対戦車ミサイルランチャーなどを搭載した例もある。

中東の他、アフリカや中米の紛争地からの報道映像に、このように改造されたハイラックスの荷台に自動小銃を振りかざした武装勢力戦闘員が鈴なりになって乗っている画像はお馴染みになっている。反政府武装勢力だけでなくしばしば政府軍側でも使用しているようだ。今や、ハイラックスは世界で最も多数が使われている歩兵用軽戦闘車両と言っても良いかもしれない。

このように改造された車は言ってみれば兵器なのだが、現在は国外生産であるうえ現地で中古車を改造されるのでは「武器輸出三原則」の適用のしようもない。トヨタは、世界最大の軽戦闘車メーカーと言われるのは心外だろうが、他に代わるものがない現状では我慢するしかないようだ。

September 15, 2015

米国が自ら招いたもの

米国が現在苦しんでいるイスラム過激派による攻勢は米国が自ら招いたものだ。

最大の原因は米国人の臆病さだ。銃を持たなければ安心できないことで分かるように、米国人は他人から攻撃されるのではないかと常に怯えている。これは国外経済活動においても同様で、世界のどこでも米国企業が不利益を被るのではないかと怯え、貿易交渉と称してどの国であっても米国企業が自由に優先的に活動出来る条約を押しつけようとする。

またこれは国際政治においても同様で、米国の言うなりにならない国に恐怖を覚えるため非親米的と感じる政権を潰して米国の言いなりになる政権に置き換えようとする。これは冷戦時代に始まり、当初は非同盟諸国のうちの非親米的政権をあれこれと言いがかりをつけて威嚇したり反政府勢力に武器援助する等によって潰していた。

冷戦が終了した後イスラム教圏の諸国が力をつけてくると、今度はイスラム教に対するキリスト教徒的恐怖感から、イスラム教国家の政権を親米世俗主義政権に置き換えることでこれらの国も西欧化する事で安心感を得ようとした。このため、これらの国の反政府勢力を利用して反米的と見なした政権を倒そうとした。当初は金銭的支援だったが、やがて武器の供給、さらには軍事支援によって軍事的に政権交代を図ろうとした。こうして育成した軍隊を利用して、親米的でないと見なした勢力を現地の民間人共々殺戮した。これが中東地域での反米感情を高め、報復としての対米テロ攻撃の機運を高めてしまった。

このような中東地域での米国の活動を見ると、なぜ米国が嫌われ、米国と対米協力者が攻撃の対象となるのかが理解できる。米国人が怯える現在の状況は、米国人の臆病さが招いたことなのだ。

ジェットコースター相場

昔から株式相場はシーソーのようなものと言われてきた。しかし最近の相場の振れ幅はシーソーの範囲ではなくジェットコースターのようだ。

株式を含めて証券相場は上がり下がりがあるから利益を出せる。その意味で現在の大きな振れ幅はプロにとっては大いに稼ぐチャンスだ。しかし、うろたえて右往左往しがちな素人投機家にとっては大やけどの危険が高いと言う事でもある。長期保有でもかまわないのであれば、極端に下がった時に買うのも良いだろう。しかし短期に稼ぎたいのであれば慎重さが必要だ。

中東観光は命がけ

CNN等が、エジプト軍が反政府武装勢力と誤認してメキシコ人観光客の車列を空爆し22人が死傷してと報じている。

記事;「砂漠観光は危険と隣り合わせ、政情不安で衝突増加 エジプト
    2015.09.15 Tue posted at 12:28 JST

この地域では、民間人も反政府武装勢力もトヨタ製の4輪駆動車(ランドクルーザーやハイラックス)を愛用している。車種が同じだから空からでは見分けるのが難しいのだろう。

メキシコ政府が事実関係の確認と原因究明を申し入れたそうだが、ますます治安状況が悪くなる中東地域の観光旅行は命がけと覚悟して行く必要がありそうだ。

September 14, 2015

抗アルツハイマー薬

CNNのウエブサイトの記事によれば、赤ワインやチョコレートに含まれる抗酸化性物質のレスベラトロールがアルツハイマー病の進行を抑える効果があるのだという。

米国ジョージタウン大学などの研究チームの最近の研究によれば、赤ワイン1,000本分のレスベラトロールを含む錠剤を毎日4錠ずつ飲ませた患者は偽薬を飲ませた患者に較べて髄液中のベータアミロイドが多く、脳からのベータアミロイド排出が良いのでアルツハイマー病の進行が遅くなる事が期待できるという。

記事;「アルツハイマー患者に朗報か、実験薬が効果示す 米研究」
    2015.09.14 Mon posted at 14:52 JST

とは言うものの、毎日赤ワイン4,000本分とは、レスベラトロール何mgになるのだろうか。すでに美容目的や健康目的のサプリメントとして出回っているようだし、簡単な化合物なので比較的安価に合成することが出来るのではないかとは思うのだが・・・・。

追記;調べて見ると2量化など重合しやすいので高純度のものは合成しにくいようだが、これは何とかなるだろう。

山火事で1,000棟消失

大規模な山火事が多発している米国カリフォルニアで、今度は民家1,000棟が山火事で焼失したという。山火事多発の原因は高温と山地から太平洋に向かって吹き下ろすサンタ・アナと呼ばれる強い風だそうだ。しかし米国の郊外住宅地の構造も関係があると私は考えている。

米国の郊外住宅地の多くは森の中に道路を引き、その両側に住宅を建てる構造になっている。つまり森の中に住宅が散在する構造になっている。このため、建物の裏側はそのまま森に続いていて、森からの火災が延焼することを防止できない。これが大規模な山火事で多数の住宅が焼失する原因だ。

これに対して日本の場合は、住宅は耕作地の中に作られ森林からは切り離されていることが多い。これが日本では山火事で住宅が焼失することがほとんど無い理由だろう。

September 12, 2015

トイレの男女別を廃止

AFPの報ずるところによると、米国サンフランシスコのある小学校では性的少数者保護のためにトイレの男女別を廃止するそうだ。

記事;「男女別トイレを段階的廃止、米サンフランシスコの小学校」2015年09月12日 19:42

何年か前に男子プロ野球選手のロッカールームに女性記者が入れないのは性差別だと騒いで、男女双方のスポーツ選手からひんしゅくを買った女性がいたが、この件は今後どのように進展するのだろうか。

日本でも「オネエ」が女子トイレを使うことについてや、痴漢が性同一性障害を主張するとどうなのかなどの議論が一部であったようだが・・・・。

再放送をやめて欲しいNHKBSの番組

再放送がやたらに多いNHKBSの番組。その中でも特に再放送回数が多くてうんざりしているものがいくつかある。

それは、
1.X-Games
2.グレートトラバース
3.グレートレース
4.百名山シリーズ
などだ。

これらは内容的にもお手軽安上がりでつまらない上に、これほど何回も再放送をされるとうんざりする。

日ドラと韓ドラの違い

たまにNHKの朝ドラ「まれ」を見るとつくづくと感じることがある。それは日韓の女優を魅力的に見せる努力の差だ。

韓ドラも退屈しのぎに時折流し見をするだけだが、主演や助演の女優を魅力的に(しばしば身体の線を強調してセクシーに)見せようとする、演出家やカメラマン達の努力が感じられる。しかし「まれ」ではその様な努力や工夫が全く感じられない。元々顔が幅広のヒロインの顔を大写しにし、それも正面のやや上や下から映すので、ヒロインの顔が気の毒にもますます下駄じみてくる。これは50型60型の大型テレビではますます強調されて酷いことになる。また、無駄に暗い画面作りも登場人物を背景に埋没させてしまっている。これらは演出家やカメラマンの不手際としか言い様がない。(その証拠として、昼のインタビュー番組(スタジオパークだったか?)に登場した「まれ」の主演女優は、驚くほどかわいらしくチャーミングに写されていた。)

関係者は、リアリティを重視したドラマ作りをしているからだと主張するかもしれないが、このような作法が最近の朝ドラの視聴率の継続的低下傾向の原因のひとつ(もしかしたら最大の原因)であると考える。

国家間経済格差を映す難民問題

ヨーロッパに押し寄せる年間百万単位の難民の大群。これに対する各国の反応には差がある。特に各国で分担して受け入れるべきと言う議論には、各国の経済事情が如実に現れている。

多くの難民が目指すドイツは他国にも引き受けを割り当てたいとしているが、東欧諸国はこれに強く反発している。それは、ユーロ安で大いに潤っているドイツと、まだまだ貧しい東欧諸国の経済格差があるからだ。

国内の右傾化を警戒するドイツは自国で引き受ける難民の数を極力減らした上で、ナチス時代の行為を反省し続ける姿勢もPRしたい。そこで難民は各国で分担して引き受けるべきと主張している。しかし、国内にも貧困問題を抱えて、西ヨーロッパへ多くの出稼ぎ労働者や移住者を出している東欧諸国はとてもそれだけの経済的余裕はないから、大半の移民が目指すドイツや周辺の西欧諸国で引き受けるべきだと主張している。難民の方も、貧しくて職業を得る機会が少ない東欧諸国には行きたくない。つまりはEU内の経済格差が、難民が一国に集中する原因のひとつになっているのだ。

貧困国の存在によって安く抑えられているユーロ。それによる好景気と繁栄を享受するドイツやフランス。逆に好景気国の存在によって、自国には高すぎるユーロのレートのために不況から抜け出すことが出来ずますます貧困化する経済的弱小国。この国家間経済格差問題を解決しない限り、今後も様々なトラブルが発生し続けるだろう。

September 10, 2015

鶏口牛尾

またまた野党再編が論議され始めている。鶏口よりも牛尾の自民党員と牛尾よりも鶏口の中小野党の党首達。そして票利票略と政党給付金の配分が目当ての陣笠達。

どちらにしても政策不在の寄り合い所帯。再編論議も国民にとってはほとんど意味がないほとんど意味がない。

September 09, 2015

国民を馬鹿にした消費税還付案

消費税引き上げ後の部分還付案は全く国民を馬鹿にしている。広く知られるとどう悪用されるか分からないマイナンバーカードをいちいち提示して、しかも年間上限が4,000円とはあきれ果てた。

こんな国民を舐めきった政策は皆で反対して取り下げさせるべきだ。

September 08, 2015

イノシシの住む街

今日は我が家の周辺の3箇所でイノシシが出没して5人が怪我をしたようだ。神戸三宮付近から芦屋にかけてのJRより上の住宅街では、イノシシが日常的に現れているため、ただ現れたと言うだけではニュースにならない。今日のようにけが人が出た時だけ報じられるという状態だ。

こうなった原因の一つは、昭和40年代から年号が変わる頃まで、東灘区から芦屋にかけての住宅街に近い山中で盛んに餌付けが行われたため、イノシシが人を恐れなくなったことだ。その後人的被害が増えたため餌付けは禁止されたが、今でも良い行いのつもりで住宅街に近い場所で餌をやるものが後を絶たない。また、雑食性のイノシシにとっては野良猫の餌やりや家庭ゴミの収集所も良いえさ場になっており、出没する場所がどんどん海に近づいている。また六甲山上の駐車場などにも、観光客が持つお菓子を根当てにイノシシが集団でうろついていることもあるので、このような場所では子供にお菓子を持たせないなどの注意が必要だ。

他の都市でもある、カラスが家庭ゴミを食い散らす被害はカラスよけネットなどで防げるが、イノシシに対しては今のところ有効な手段がない。最近は買い物帰りのレジ袋に食べ物が入っていることを覚えて狙ってくるものもいるので危険が増している。イノシシを怖がらせて山に追い返す良い方法はないものだろうかと思う。

September 07, 2015

秋来ぬと

かの有名な歌の通り、時折強い風が梢を鳴らして吹いてくるようになった。日中の気温も30℃を超えなくなり、夜間は冷え込むようなってきた。風の音の合間に聞こえる虫の声も多くなってきた。

いよいよ秋だ。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
   藤原俊行 古今和歌集

株高は好景気の指標か?

竹中平蔵氏達のような投機市場至上主義者にとっては、株高イコール好景気だ。しかし株高と製造業を中心とする実体経済は直接にはリンクしていない。これは過去に何度もあった偽りの好景気が実証している。つまり株価は実体経済の指標ではないのだ。

小泉政権以来、政府と日銀は株価を絶対視して株高を維持するための金融緩和に執着してきた。しかし株高で投機家が利益を得ても、それはさらなる利益を求めて再度投機に投入され消費には回らなかったり、外国製高級ブランド品の購入に充てられて国外に流出するため、国内勤労者の収入には回らない。つまり株高は国内勤労者の所得増加には寄与しないのだ。

勤労者の所得が増加しなければ一般消費は増加せず、国内産業の活性化には寄与しない。つまり、今まで行われてきた金融緩和は実体経済の浮揚には役立たないのだ。

よって、政府日銀が執着する株価は実体経済の好不況の指標としては役に立たない。

September 05, 2015

維新分裂の原因

維新分裂の原因ははっきりしている。

大阪都への支援を求めて安倍政権にすり寄りたい橋下氏を中心とする大阪勢と、自民との距離を置く事で独自性を打ち出したい東京勢の路線の違いが原因だ。大阪のことだけを考えていたい大阪勢対、日本全体に関する政策に主眼を置く東京勢の対立と言っても良い。

そもそもこれは石原氏のブランド力を求めて手を結んだ時から存在していた対立で、橋下氏の全国的なブランド力では東京勢をつなぎ止められなかったと言う事だ。

中国経済失速の原因

中国経済の失速が世界経済の懸念材料になっている。

その原因のひとつは中国政府が努力はしているがうまく行っていない兆候度成長経済(バブル経済と言っても良い)からの軟着陸だ。これは日本の失敗を他山の石として20年ほど前から徐々に進めるべきであったが、日本同様浮かれ景気から目を覚ますことが出来ずに取りかかるのが遅れてしまった。日本よりは取りかかるのが少し早かったとは言え、崩壊が見え始めてからでは極めて微妙な舵取りが必要なのだが、これがうまく出来ていないので経済状態が不安定さを増している。

もう一つの原因は汚職追放だ。中国では共産主義経済の時代から汚職は一大産業で、経済開放後これは急激に成長を遂げGDP中で無視できない規模になっていた。汚職を一気に追放しようとすると、GDP中のこの部分が消滅する事になる。これは経済失速をもたらす。この二つが現在の中国経済の混乱の原因だ。

要するに中国経済の不安定化の原因は、政府が軟着陸や汚職追放を急激に進めようとしていることにある。早く始めれば歪みや犠牲は小さくて済むが、官僚は政権中枢部や中枢部とつながり利権を持つ者からの反対を恐れて手をつけるのが遅くなりがちだ。特に中国のように上意下達の体制でそうならざるを得ない。これが問題の根底にある。

日本のバブル崩壊時にも、官僚の実務部隊が発した注意信号は好景気に酔っていた政権中枢部や高級官僚の耳には入らなかった。これはどこでも起きうることなのだ。

September 04, 2015

ボクは悪くない

関係者全員があれはボクが決めたのではないと言う2015オリンピックのエンブレム。新国立競技場を含めて誰もが「ボクの責任ではない」と主張する無様な今回の騒動。

なにやら、何かにつけて「ボクは悪くない。だから謝らない」と主張する安倍氏の体質が今の日本には蔓延しているようだ。「うまく行かなかったら責任は俺がとる」と見得を切った、かつての大物政治家達はもう歴史記念物らしい。それと同時に、大和魂や武士道ももはや記憶遺産のようだ。

それはそれとして、佐野氏の最初の提案とされるデザインはいったいどこが優れているのだろう。私にはまるっきり素人のデザインに見える。まるで一般の中学生か高校生のレベルに見えて仕方がない。

株価乱高下

株価の乱高下が続いている。今日も午後に入って400円以上の値下がり。200円未満の値動きは、最近では小動きと言っても良いぐらいだ。

背景は各国の財務当局に対する不信感から市況の見通しが立たず、投機家が疑心暗鬼になっている事だろう。些細なことで小口投機家が動くと、電算機取引がそれを増幅し、それが世界中に連鎖して行く。

そんな過程で相場はじわじわと下がり続けている。今年の春先には夏には25,000円もと言う強気の意見もあったが、今や15,000円割れもあり得るかという情勢だ。専門家の予測は、単にその人の願望に過ぎないというのが私の意見だが、さてあなたの予測は如何に。

September 01, 2015

一年間会費無料

一年間会費無料と、何かの会員カードのようなディスカウントを、橋下・松井新党の「おおさか維新の会」が打ち出している。

11月の党首選に備えて「維新の会」に入党した支持者が、橋下氏や松井氏に対して入党時に払い込んだ党費を返せと抗議しているからだそうだが、党も支持者もいかにも金にうるさい大阪らしい振る舞いだ。

エンブレム使用停止

無様な失態ばかりが目立つ東京オリンピック。

今度はエンブレムの使用を停止するという。メイン会場とエンブレムと言えばどちらも大会の顔だが、その両方でこの不手際。オリンピック準備委員会、JOC、日本スポーツ振興協会など中核組織の脇の甘さがこのような事態を招いたのだろう。

疑問が提出されると当初は強気に突っぱねるが、批判が高まると今度は簡単に白旗を揚げる。全く情けない限りで、これでは競技成績も多くは望めないだろう。

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