殺人オリンピック
長く続く酷暑のため、東京オリンピックの開催時期を問題として取り上げるメディアが増加している。IOCは開催時期は7月下旬から8月上旬と規則で定めているそうだが、この時期の東京の暑さは、毎年熱波が話題になるインドやパキスタンにそうひけはとらない。メディア上の意見の通り、選手にとっても観客にとっても殺人的なオリンピックになりかねない。
この1週間の最高気温を、次にオリンピックが開催されるリオ・デ・ジャネイロと比較してみると、リオ・デ・ジャネイロは21℃から27℃であり、東京の32℃から36℃に較べると約10℃も涼しい。別の言い方をすると、この時期東京より暑いのはアフリカや中東などの熱帯砂漠(乾燥)地帯の都市ぐらいだ。
そんなことを考えると、快適な競技と観戦には全ての競技場にエアコンディションが必要だ。その点から考えると、メインスタジアムは東京ドームを改装して使用すべきかもしれない。サブグラウンドは神田川の上に仮設すれば良い。他の競技場も日本各地のエアコン付きドーム競技場を一時的に転用しよう。収容人員がそれぞれ5万人程度と、入場料収入を稼ぎたいIOCが要求する8万人には届かないが、その分は入場料の平均単価を上げれば良い。殺人オリンピックよりはましだろう。
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